くうどう‐きょうしんき【空洞共振器】
金属などの導体壁で囲まれて空洞になっている、マイクロ波用の共振器。
くうどう‐きょうめいおん【空洞共鳴音】
走行中の自動車のタイヤで発生する騒音。ロードノイズの原因の一。タイヤ内部の空洞が、路面の凹凸との接触による振動と共...
くうどう‐ほうしゃ【空洞放射】
⇒黒体放射
くうどう‐れんが【空洞煉瓦】
内部を空洞にした煉瓦。普通の煉瓦より軽量で、防湿・断熱性をもつ。
くうない‐しょうしゃ【腔内照射】
癌(がん)の放射線治療で、密封した線源を体腔(子宮・食道・気管など)の中に入れ、病巣に放射線を照射する方法。密封小...
くうねん‐ひ【空燃比】
ガソリンや軽油を燃料とする内燃機関における、混合ガスとなる空気と燃料の質量比。空気の質量を燃料の質量で除した値で表...
くう‐のう【空嚢】
1 からの袋。 2 からの財布。「我—を傾くと雖も、未だ美人の手に触るる能わず」〈服部誠一・東京新繁昌記〉
くう‐はく【空白】
[名・形動] 1 書類などの書き込むべきところに、何も書いてないこと。また、その部分。 2 継続しているものの一部...
くうはく‐いき【空白域】
⇒地震空白域
くうはく‐きょうふしょう【空白恐怖症】
1 スケジュール帳に空白が多く、予定が記入されていない状態に不安を感じること。そういう気持ちになることを病気の症状...
くうはく‐ちたい【空白地帯】
あるものが存在しない地帯。広く普及しているものが、そこだけ欠けている地帯。「鉄道の—」「権力の—」
くう‐はつ【空発】
[名](スル) 1 爆薬などが目的物を破壊することができず、むだに爆発すること。 2 小銃などで、ねらいを定める前...
くう‐ばいばい【空売買】
⇒空取引(からとりひき)
くう‐ばく【空爆】
[名](スル)「空中爆撃」の略。
くう‐ばく【空幕】
「航空幕僚監部」の略称。→幕僚監部
くう‐ばく【空漠】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 果てしなく広いさま。茫漠(ぼうばく)。「—とした大洋」 2 漠然としてとらえど...
くう‐ひ【空費】
[名](スル)時間・労力などをむだに使うこと。むだづかい。徒費。「貴重な時間を—する」
くう‐びん【空便】
航空便。
くう‐ふく【空腹】
腹が減ること。すきばら。「—を満たす」⇔満腹。
くうふく‐かん【空腹感】
腹がへった気分。「ガムを噛んで—を紛らわす」
くうふくじ‐けっとうち【空腹時血糖値】
血液中のぶどう糖濃度を表す血糖値のうち、食事前(前の食事から10〜14時間後)の空腹時に測定したもの。糖代謝機能の...
くう‐ぶん【空文】
実際の役に立たない文章。効力のない文書。法規などにいう。「—化した条約」
くう‐ほう【空包】
弾丸の代わりに木・紙製の栓を薬莢(やっきょう)の先につめ、発射音だけが出るようにした演習用・儀礼用の弾薬。⇔実包。
くう‐ほう【空法】
1 非現実的な方法。 2 ⇒航空法(こうくうほう)
くう‐ほう【空胞】
⇒液胞(えきほう)
くう‐ほう【空砲】
実弾をこめていない銃砲。また、空包を発射すること。
くう‐ぼ【空母】
「航空母艦」の略。
くう‐ぼう【空乏】
[名・形動](スル)蓄えが乏しいこと。また、そのさま。「国帑(こくど)非常に—して、人民戦費の負担に苦み」〈竜渓・...
くう‐ぼう【空房】
1 人のいない部屋。空室。あきま。 2 「空閨(くうけい)」に同じ。「—を守る」
くうぼだげき‐ぐん【空母打撃群】
米海軍が保有する戦闘部隊の一つ。1隻の航空母艦を中心に、それを護衛するミサイル巡洋艦やミサイル駆逐艦、攻撃型潜水艦...
くう‐まい【空米】
現物として存在しない帳簿上の米。また、その米を取引すること。⇔正米(しょうまい)。
くうまい‐きって【空米切手】
江戸時代、大坂の蔵屋敷が金銀の調達手段として発行した現米の裏づけのない米切手。
くうまい‐そうば【空米相場】
相場の変動による差益の獲得を目的とした、米の空取引。
くう‐めい【空名】
実際の価値にそぐわない名だけのもの。虚名。「美とは—のみ、愛とは動物の発作のみ」〈独歩・悪魔〉
くう‐めい【空明】
1 清らかな水に映る月影。 2 何もなく明らかなこと。また、空中。「虚空とはこれ—のところなるか」〈長与・竹沢先生...
くう‐もう【空濛】
[ト・タル][文][形動タリ]小雨や霧のために、ぼんやりと薄暗いさま。
くう‐もん【空門】
仏語。 1 一切を空と考える大乗仏教の教え。転じて、仏教の総称。 2 天台宗の四門(しもん)の一。真理を知るための...
くうもん‐し【空門子】
僧侶の異称。
くうや【空也】
[903〜972]平安中期の僧。空也念仏の祖。生地・出自など未詳。諸国を巡歴して南無阿弥陀仏の名号(みょうごう)を...
くう‐や【空夜】
静かな夜。さびしい夜。「深更—閑(しづ)かにして、旅寝の床の草枕」〈平家・七〉
くうや‐おどり【空也踊(り)】
⇒空也念仏
くうや‐き【空也忌】
空也上人が東国教化のため出寺した11月13日を忌日として、京都の空也堂で修する法会。空也念仏を唱えながら京都市中を...
食(く)うや食(く)わず
食事も満足にとらないようす。貧しく暮らしているようす。「—でためた金」
くうや‐どうふ【空也豆腐】
空也派の僧が作り始めたという料理。豆腐に、だし汁でといた卵汁をかけて蒸し、葛餡(くずあん)をかけたもの。
くうや‐どう【空也堂】
京都市中京区蛸薬師(たこやくし)通りにある天台宗の寺、極楽院光勝寺の通称。山号は紫雲山。天慶年間(938〜947)...
くうや‐ねんぶつ【空也念仏】
平安中期に空也上人が始めたと伝えられる念仏。念仏の功徳により、極楽往生が決定した喜びを表してひょうたん・鉢・鉦(か...
くうや‐は【空也派】
空也上人を開祖とする、天台宗の一派。空也堂を本山とする。
くうや‐もち【空也餅】
半つきの餅を小さくちぎり、つぶしあんをくるんで丸めた和菓子。上野池之端にあった菓子店空也の創製といわれる。
くう‐ゆ【空輸】
[名](スル)「航空輸送」「空中輸送」の略。「救援物資を—する」
くう‐らい【空雷】
「空中魚雷」の略。