くろ・める【黒める】
[動マ下一][文]くろ・む[マ下二] 1 黒くする。黒色に染める。「潮風に吹き—・められ日の光りに照り—・められて...
くろ‐も【黒藻】
1 トチカガミ科の多年草。池沼や河川にみられる沈水植物。長さ30〜60センチ、茎の節ごとに細い線形の濃緑色の葉を輪...
くろ‐もじ【黒文字】
1 クスノキ科の落葉低木。山地に多く、樹皮は黒斑のある緑色、葉は楕円形で両端がとがる。雌雄異株。春、淡黄色の小花が...
くろもじ‐の‐あぶら【黒文字の油】
クロモジの枝葉からとれる精油。無色または淡黄色で芳香があり、香水・石鹸(せっけん)・化粧品などの香料に用いる。
くろ‐もの【黒物】
1 《底がすすけて黒いところから》鍋をいう女房詞。 2 雑魚(ざこ)、いりこをいう女房詞。 3 「黒鉱(くろこう)...
くろもの‐かでん【黒物家電】
《黒い塗装が多いことから》テレビ・レコーダー・カメラなど、娯楽に関する家庭用電気機器。白物家電に対してできた語。黒物。
クロ‐モリ
「クロムモリブデン鋼」の略。
くろもん‐どおり【黒門通り】
京都市街地を南北に走る道路の呼び名。猪熊(いのくま)通りと大宮通りの間の通りで、豊臣秀吉によって新設されたといわれ...
くろ‐やき【黒焼(き)】
動植物を土器に入れて蒸し焼きにし、炭化させたもの。漢方薬などの製法の一。「イモリの—」
くろやなぎ‐しょうは【黒柳召波】
[1727〜1772]江戸中期の俳人。京都の人。別号、春泥舎。服部南郭に漢詩を学んだが、俳諧に転じ、蕪村の弟子とな...
くろ‐やま【黒山】
人が大ぜい群がり集まっているさまをいう語。「—の人だかり」
くろ‐やまあり【黒山蟻】
アリ科の昆虫。体長約0.5〜1センチ。体は黒褐色で、灰褐色の毛で覆われる。日当たりのよい所の地中に巣を作り、アブラ...
くろ‐ゆり【黒百合】
ユリ科の多年草。本州中部以北の高山に生え、茎は直立し高さ20〜30センチ。葉は4、5枚が数段に輪生する。夏、茎の先...
く‐ろ‐よん【九六四】
課税所得の捕捉率が給与所得者はおよそ9割であるのに対し、自営業者は6割、農家は4割でしかないとされること。税に対す...
くろよん‐ダム【黒四ダム】
富山県南東部、黒部川上流にある、関西電力の黒部川第4発電所ダム。昭和38年(1963)完成のアーチ式ドームダム。堤...
くろよん‐もんだい【九六四問題/クロヨン問題】
⇒くろよん(九六四)
クロライド‐ペーパー
ガスライト紙。感度の低い印画紙。
くろ‐らく【黒楽】
楽焼(らくや)きの一。黒色不透明の釉(うわぐすり)をかけて焼いたもの。
クロラミン
アンモニアの水素原子を塩素原子で置換した化合物の総称。アンモニアと塩素を水に溶かした場合に生じ、次亜塩素酸を遊離し...
クロラムフェニコール
放線菌の一種から作り出された抗生物質。広範囲の細菌やリケッチアなどに有効だが、再生不良性貧血などの副作用がある。チ...
クロラール
刺激臭のある無色の液体。エチルアルコールに塩素を作用させて作る。DDTの原料に用いられた。
クロリュセ‐じょう【クロリュセ城】
《Château du Clos Lucé》フランス中西部、アンドル‐エ‐ロアール県の都市アンボアーズにある館。レ...
クロル
塩素。クロール。
クロルカルキ
⇒晒(さら)し粉
クロル‐せっかい【クロル石灰】
⇒晒(さら)し粉
クロルテトラサイクリン
放線菌のストレプトミセス‐オレオファシエンスなどから作り出された抗生物質。商標名オーレオマイシン。
クロルデン
有機塩素系化合物の一。農薬・家庭用殺虫剤・家庭用白あり駆除剤などとして用いられてきたが、現在は使用禁止。
クロルピクリン
漂白粉の懸濁液にピクリン酸を加え、蒸留して得られる無色の油状の液体。殺虫・殺菌・殺鼠(さっそ)剤、窒息・催涙性の毒...
クロルプロマジン
精神安定薬の代表的薬物。統合失調症・躁(そう)病・神経症のほか、麻酔前投薬に用いる。
くろ‐れきし【黒歴史】
俗に、人には言えない過去の恥ずかしい言動や前歴。
クロレラ
淡水産のクロレラ属の緑藻の総称。単細胞からなり、球状で、クロロフィルや良質のたんぱく質を多く含む。緑色植物として最...
くろろ【枢】
「くるる」の音変化。「赤小豆餅(あづきもち)搗(つ)けど搗かねど外よりも—は後へ明きにしものを」〈仮・仁勢物語・上〉
クロロアミン
⇒クロラミン
クロロエタン
有機塩素化合物の一種。エタンの水素原子1個を塩素原子に置き換えたもの。劇物。甘い香りをもつ無色気体。かつてガソリン...
クロロエチレン
⇒塩化ビニル
クロロキン
抗マラリア薬の一。抗炎症作用もあるのでリウマチなどにも用いられたが、視覚障害などの副作用があり、日本では昭和50年...
クロロキン‐もうまくしょう【クロロキン網膜症】
《chloroquine retinopathy》クロロキン製剤の副作用で生ずる目の障害。視野の欠損、視力低下が主...
クロロシス
植物のクロロフィルの欠如による白化(はくか)。
クロロピクリン
⇒クロルピクリン
クロロフィリン
クロロフィルを原料とした薬剤。造血剤や脱臭剤とされる。
クロロフィル
⇒葉緑素
クロロホルム
エーテル臭をもつ無色透明の液体。メタンを塩素ガスで塩素化して作る。揮発性があり、蒸気は甘味を帯びる。フレオンの合成...
クロロフルオロカーボン
⇒シー‐エフ‐シー(CFC)
クロロブロマイド‐し【クロロブロマイド紙】
《chlorobromide paper》感光乳剤として塩化銀と臭化銀を塗布した印画紙。感度が高く、色調や階調が良...
クロロブロマイド‐ペーパー
⇒クロロブロマイド紙
クロロプレン
触媒の存在下でアセチレンに塩化水素を反応させて得られる無色の液体。ブタジエンと塩素からも製造される。重合してクロロ...
クロロプレン‐ゴム
《(和)chloroprene+gom(オランダ)》クロロプレンを重合させた合成ゴム。天然ゴムよりも耐油性・耐薬品...
クロロベンゼン
ベンゼンを塩素化したもの。無色の液体。合成染料の中間体、有機溶剤などとして用いられる。
クロロマイセチン
クロラムフェニコールの商標名。クロマイ。
くろ‐わく【黒枠/黒框】
黒色の枠。また、そのように縁どられたもの。死亡の通知や広告の枠など。