げんじものがたりたまのおぐし【源氏物語玉の小櫛】
源氏物語の注釈書。9巻。本居宣長(もとおりのりなが)著。寛政8年(1796)成立、同11年刊。源氏物語の本質を「も...
げんじものがたりひょうしゃく【源氏物語評釈】
源氏物語の注釈書。14巻13冊。萩原広道著。安政元年〜文久元年(1854〜61)刊。第8巻「花宴」までで中絶。旧説...
げん‐じゃ【験者】
⇒げんざ(験者)
けんじゅ【賢首】
《「げんじゅ」とも》中国華厳宗の第三祖、法蔵の大師号。
げん‐じゅう【現住】
[名](スル) 1 現にそこに住んでいること。また、その住居。「区域内に—する総人口」「—建造物」 2 仏語。現在...
げん‐じゅう【還住】
もとの場所にかえって住むこと。かんじゅう。「南都は敵人強ければ、—せんこと難治にて」〈盛衰記・四六〉
げん‐じゅう【厳重】
[名・形動] 1 いいかげんにせず、きびしい態度で物事に対処するさま。「戸締まりを—にする」「—な監視」「—に抗議...
げんじゅう‐あん【幻住庵】
滋賀県大津市にあった草庵。芭蕉門下の俳人菅沼曲水の伯父幻住老人が建てた。
げんじゅうあんのき【幻住庵記】
江戸中期の俳文。松尾芭蕉作。元禄3年(1690)4月から7月まで、幻住庵に滞在したときの生活や感想を記したもの。同...
げんじゅうけんぞうぶつしんがい‐ざい【現住建造物浸害罪】
⇒現住建造物等浸害罪
げんじゅうけんぞうぶつとうしんがい‐ざい【現住建造物等浸害罪】
人が住んでいる住居や、人がいる建物・列車・鉱坑などを水浸しにする罪。刑法第119条が禁じ、死刑または無期、もしくは...
げんじゅうけんぞうぶつとうほうか‐ざい【現住建造物等放火罪】
人が住んでいる住居や、人がいる建物・列車・船・鉱坑などに放火する罪。刑法第108条が禁じ、死刑または無期、もしくは...
げんじゅうけんぞうぶつほうか‐ざい【現住建造物放火罪】
⇒現住建造物等放火罪
げんじゅう‐しょ【現住所】
現在住んでいる場所。
げんじゅうにかんしされたれっしゃ【厳重に監視された列車】
《原題、(チェコ)Ostře sledované vlaky》チェコの小説家、フラバルの中編小説。1965年刊行。...
げんじゅう‐みん【原住民】
その土地にもとから住んでいる人々。征服者や移住者に対していう。先住民。
げん‐じゅつ【幻術】
1 人の目をくらます、あやしく不思議な術。妖術。魔術。 2 手品。奇術。
げん‐じゅつ【験術】
不思議な霊験を現す術。「呪法を修習し、奇異の—を証し得たり」〈霊異記・上〉
けんじょう【絃上/玄象】
《「げんじょう」とも》謡曲。五番目物。唐へ渡ろうとした琵琶の名人藤原師長(ふじわらのもろなが)の前に、村上天皇と梨...
けん‐じょう【賢聖】
1 「けんせい(賢聖)1」に同じ。「—の遺徳」 2 《「げんじょう」とも》仏語。 ㋐聖者(しょうじゃ)と賢者。菩薩...
げんじょう【玄上/玄象】
《「げんしょう」とも》平安時代の皇室御物の琵琶の名器。藤原貞敏(さだとし)が唐から持ち帰ったもので、比類のない宝器...
げんじょう【玄奘】
[602〜664]中国、唐代の僧。法相宗の開祖。陳留(河南省)の人。仏教の真義を究めるため、627年(または629...
げん‐じょう【原状】
初めにあった状態。もとのままの形態。「—に復する」
げん‐じょう【現成/見成】
仏語。眼前に隠れることなく、ありのまま現れていること。自然にできあがっていること。禅宗で用いる。
げん‐じょう【現状】
現在の状態、ありさま。「—を打破する」「—に甘んじる」「—分析」「—維持」
げん‐じょう【現場】
「げんば(現場)1」に同じ。「今夜こそ—を見届けたぞ」〈啄木・葬列〉
げん‐じょう【還昇】
⇒かんじょう(還昇)
げん‐じょう【厳重】
[名・形動ナリ]《「げんちょう」とも》「げんじゅう(厳重)」に同じ。「神感のおこるを—にして、掲焉(けちえん)も莫...
げんじょう‐かいふく【原状回復】
ある事情によってもたらされた現在の状態を、本来の状態に戻すこと。例えば、契約を解除した場合、契約締結以前の状態に回...
げんじょう‐こうあん【現成公案】
禅宗で、自然のままに完成されている公案。常に一切の上に仏法が現れていること。
けんじょう‐の‐そうじ【賢聖障子】
《「げんじょうのそうじ」とも》紫宸殿(ししんでん)の、母屋と北庇(きたびさし)との間の襖(ふすま)障子。東西各4間...
げんじょうはんだん‐しすう【現状判断指数】
⇒現状判断DI
げんじょうはんだん‐ディーアイ【現状判断DI】
《DIはディフュージョンインデックス(diffusion index)の略》景気の現状に関する街角の実感を反映した...
げんじょうふざい‐しょうめい【現場不在証明】
⇒アリバイ
げんじょう‐ほぞん【現状保存】
土木工事などで発見された遺跡や有形文化財などを、破壊せずに保存すること。→記録保存
げんじょう‐ほぞん【現場保存】
警察や消防などが、証拠保全や原因究明のために、事件・事故・火災などの現場をそのままの状態にしておくこと。
げんじょう‐ゆうし【現状有姿】
現在あるがままの状態。中古物件を修理せず現状のまま引き渡したり、製品の性能・品質・動作を保証せずに提供したりする場...
げんじょうらく【還城楽】
雅楽の舞曲。唐楽。太食(たいしき)調で、古楽。舞は一人による走舞(はしりまい)。怪奇な面をつけ、桴(ばち)を持ち、...
げんじょ‐ぶし【玄如節】
福島県会津地方の民謡。祭礼の夜籠もりの際の掛け合いから始まったもの。民謡「会津磐梯山(あいづばんだいさん)」の歌詞...
げん・じる【現じる】
[動ザ上一]「げん(現)ずる」(サ変)の上一段化。「幻影が—・じる」
げん・じる【減じる】
[動ザ上一]「げん(減)ずる」(サ変)の上一段化。「苦痛を—・じる」
げん‐しん【元稹】
《「げんじん」とも》[779〜831]中国、中唐の詩人。洛陽(河南省)の人。字(あざな)は微之(びし)。白居易の親...
げん‐じん【玄参】
ゴマノハグサの漢名。
げん‐じん【原人】
猿人に次ぐ化石人類。ジャワ原人や北京原人など。更新世前期から中期にかけて生息。脳容積は猿人と新人の中間で、直立歩行...
げん‐じん【減尽】
[名](スル) 1 減ってまったくなくなること。滅尽。 2 刑罰を免除すること。