こい‐しきゅう【故意四球】
野球で、敬遠のこと。→敬遠3
こい‐した・う【恋い慕う】
[動ワ五(ハ四)]ひたすら恋しく思う。「郷里の母を—・う」
こい‐し・ぬ【恋ひ死ぬ】
[動ナ変]恋しさのあまりに死ぬ。「—・なば誰(た)が名は立たじ世の中の常なきものといひはなすとも」〈古今・恋二〉
こい‐しり【恋知り】
色恋の道に通じていること。また、その人。「—の初さまとて、町一番のぼっとり者」〈浄・曽根崎〉
こいしり‐どり【恋知り鳥】
「恋教え鳥」に同じ。「—の教へ、男女(なんにょ)のいたづら、やむことなし」〈浮・五人女・三〉
こい‐じ【恋路】
恋心を通わすことを道にたとえていう語。恋の道。「人の—のじゃまをする」
こ‐いじ【小意地】
ちょっとした意地。「—を張る」「—が悪い」
こいじ‐が‐はま【恋路ヶ浜】
愛知県南部、渥美(あつみ)半島先端にある砂浜。伊良湖(いらご)岬灯台から太平洋に面して弓なりに続く日出(ひい)の石...
こい‐じに【恋い死に】
[名](スル)恋い焦がれて死ぬこと。焦がれ死に。「可惜(あたら)武士(もののふ)の—せん命を思えば」〈樗牛・滝口入道〉
こいじ‐の‐やみ【恋路の闇】
「恋の闇(やみ)」に同じ。「—の一寸先見えぬ所をそばから見て」〈浄・反魂香〉
こい・する【恋する】
[動サ変][文]こひ・す[サ変]恋をする。慕う。「命短し、—・せよ乙女」
こいするおとこのこっかい【恋する男の告解】
《原題Confessio Amantis》英国の詩人ガワーによる長編詩。英国王リチャード2世の依頼で書かれた作品で...
こいするオルランド【恋するオルランド】
《原題、(イタリア)Orlando innamorato》イタリアの詩人、ボイアルドによる長編の騎士道物語詩。14...
こいするかぞく【恋する家族】
三田誠広の青春小説。就職活動に奮闘する女子学生の姿を明るく描く。平成10年(1998)刊行。
こいずみ【小泉】
姓氏の一。 [補説]「小泉」姓の人物小泉純一郎(こいずみじゅんいちろう)小泉信三(こいずみしんぞう)小泉丹(こいず...
こいずみ‐かいかく【小泉改革】
小泉純一郎政権が掲げた新自由主義的な政治方針。また、それによる社会の変化。 [補説]小泉は1990年代以降の景気低...
こいずみ‐しんぞう【小泉信三】
[1888〜1966]経済学者・教育家。東京の生まれ。慶応義塾の教授・塾長。マルキシズム批判の理論家として活躍。第...
こいずみ‐じゅんいちろう【小泉純一郎】
[1942〜 ]政治家。神奈川の生まれ。昭和47年(1972)父・純也の地盤を継いで衆議院議員に当選。厚相・郵政相...
こいずみ‐ちかし【古泉千樫】
[1886〜1927]歌人。千葉の生まれ。本名、幾太郎。伊藤左千夫に師事し、「アララギ」同人として活躍。のち「日光...
こいずみ‐まこと【小泉丹】
[1882〜1952]動物学者。京都の生まれ。寄生虫学を専攻し、特に回虫について研究。著「蛔虫(かいちゅう)の研究...
こいずみ‐やくも【小泉八雲】
[1850〜1904]英文学者・作家。ギリシャに生まれる。本名、ラフカディオ=ハーン(Lafcadio Hearn...
こい‐せん【鯉筌】
コイを捕らえるための筌(うけ)。割り竹を円筒形に編み、側面に入り口を設けたもの。コイが一度入ると出られなくなる。こ...
こいそ【小磯】
姓氏の一。 [補説]「小磯」姓の人物小磯国昭(こいそくにあき)小磯良平(こいそりょうへい)
こ‐いそぎ【小急ぎ】
少し急いでいること。「ツツと—に行き過ぐる廿一二の芸妓」〈木下尚江・火の柱〉
こいそ‐くにあき【小磯国昭】
[1880〜1950]軍人・政治家。陸軍大将。栃木の生まれ。拓務相・朝鮮総督を経て昭和19年(1944)首相。第二...
こい‐そ・める【恋い初める】
[動マ下一][文]こひそ・む[マ下二]恋心を抱きはじめる。「薄紅(うすくれない)の秋の実に人—・めしはじめなり」〈...
こいそ‐りょうへい【小磯良平】
[1903〜1988]洋画家。兵庫の生まれ。藤島武二に師事。フランスへ留学後、新制作派協会(後の新制作協会)の結成...
コイ‐ぞく【コイ族】
《khoi》アフリカ南西部のナミビアに居住する遊牧民族。言語上ではコイサン語族に属する。俗称、ホッテントット。→サン族
こ‐いた【小板】
1 小さな板。板切れ。 2 茶室で炉が向こう切りのとき、炉と壁との間に入れる板。 3 茶道で、風炉(ふろ)の下に敷く板。
こ‐いたじき【小板敷(き)】
清涼殿の南面の小庭から殿上の間にのぼる所にある板敷き。蔵人(くろうど)・職事(しきじ)らが伺候する所。
コイタス
性交。コイトス。
こ‐いただき【小戴】
1 糝粉餅(しんこもち)を丸く平たくして、中央部に小豆あんを少量のせたもの。いただきもち。 2 幼児の食い初めの祝...
こ‐いち【小一】
劇場で、舞台のすぐ下の平土間の最前列の見物席。かぶりつき。あまおち。
こ‐いちじかん【小一時間】
《「こ」は接頭語》ほぼ一時間。約一時間。一時間弱。「—散歩する」「豪雨が—ほどでやむ」
こいちじょう‐どの【小一条殿】
京都の二条の北、東洞院の西、室町の東、近衛の南にあった殿舎。清和天皇の生誕所といわれる。
こい‐ちゃ【濃(い)茶】
1 抹茶の一。直射日光が当たらないようにした古木の若芽から作ったもの。→薄茶(うすちゃ) 2 「濃茶点前」の略。 ...
こいちゃ‐ぢゃわん【濃茶茶碗】
濃い茶をたてるのに用いる大形の茶碗。
こいちゃ‐てまえ【濃茶点前】
茶道で、濃い茶をたてる作法。普通は、列席する人数の分量を同時に一碗にたて、それを飲み回す。→薄茶点前
こ‐いちやくそう【小一薬草】
ツツジ科の多年草。本州中部以北の高山帯の針葉樹林下に自生。高さ約10センチ。葉は卵形。夏、釣鐘状の緑白色の花を総状...
こ‐いちようらん【小一葉蘭】
ラン科の多年草。本州中部以北の高山帯の針葉樹林下に生え、高さ10〜20センチ。葉は広卵形で、1枚だけ根元から出る。...
こい‐ぢから【恋力】
恋の苦労。「この頃の我(あ)が—給(たま)はずは京兆(みさとづかさ)に出でて訴(うれ)へむ」〈万・三八五九〉
こ‐いつ【此奴】
[代]《「こやつ」の音変化》 1 三人称の人代名詞。話題になっている人を軽んじ、ののしったり親しみをこめたりしてい...
こい‐つかみ【鯉掴み】
歌舞伎狂言の一系統。水を使い、鯉魚(りぎょ)の精と役者が水中で格闘する演技を主題とするもの。夏芝居として江戸で盛行。
こい‐づか【恋塚】
恋のために死んだ人を葬った塚。特に、京都の鳥羽にある袈裟御前(けさごぜん)の墓。
こい‐づま【恋妻】
恋しく思う女性、または妻。「我(あ)が—を見むよしもがも」〈万・二三七一〉
こいで【小出】
姓氏の一。 [補説]「小出」姓の人物小出正吾(こいでしょうご)小出粲(こいでつばら)小出楢重(こいでならしげ)
こいで‐しょうご【小出正吾】
[1897〜1990]児童文学作家。静岡の生まれ。明治学院大学教授、三島市教育委員長などを歴任。キリスト者としての...
こいで‐つばら【小出粲】
[1833〜1908]歌人。江戸の生まれ。号、如雲・梔園(しえん)。宮内省に勤め、御歌所寄人(おうたどころよりうど...
こいで‐ならしげ【小出楢重】
[1887〜1931]洋画家。大阪の生まれ。裸婦を多く描き、要約されたボリュームの処理と油絵の粘りと輝きを生かした...
こいとアフリカ【恋とアフリカ】
阿部知二の短編小説集。昭和5年(1930)刊行。