さいみ【貲布/細布】
《「さよみ」の音変化》織り目の粗い麻布。夏衣や蚊帳(かや)などに用いた。「財宝豊かなりけれども、衣裳には—の直垂(...
さいみ‐だけ【細見竹】
江戸時代の検地用具の一。頭部に藁(わら)束をつけた竹ざおで、測量する耕地の四隅に立てて目標とした。
さい‐みつ【細密】
[名・形動]きわめて細かい所まで行き届いていること。また、そのさま。緻密(ちみつ)。「—な描写」「—に調査する」
さいみつ‐が【細密画】
1 対象を細部まで緻密(ちみつ)に描いた絵画。 2 ⇒ミニアチュール2
さいみつ‐こうぞう【最密構造】
⇒最密充塡構造
さいみつじゅうてん‐こうぞう【最密充塡構造】
同一の大きさの剛球体を最も密に配列できる空間構造。結晶や分子配列にみられ、等軸晶系(立方晶系)と六方晶系の2種の構...
さいみつ‐パッキング【最密パッキング】
⇒最密充塡構造
さいみょう‐じ【西明寺】
京都市右京区にある真言宗大覚寺派の準別格本山。山号は槙尾山。開創は天長9年(832)、開山は智泉。建治年間(127...
さいみょう‐じ【最明寺】
神奈川県鎌倉市山ノ内にあった寺。北条時頼が創建し、出家隠棲(いんせい)した所。現在は塔頭(たっちゅう)の明月院のみ...
さい‐みん【災民】
地震や大火などの被害にあった人々。罹災者。被災者。
さい‐みん【済民】
苦しんでいる人々を救済すること。救民。「経世—」
さい‐みん【細民】
下層階級の人々。貧しい人たち。「市井の—」「—街」
さい‐みん【催眠】
眠くなること。また、薬や暗示などにより人為的に眠けを催させたり睡眠に似た状態にすること。
サイミン
ハワイで親しまれる軽食の一。エビでだしを取った温かいスープに中華麺を入れたもの。
さいみん‐くつ【細民窟】
貧しい人々の集まり住む地域。貧民窟。スラム。
さいみん‐ざい【催眠剤】
「催眠薬」に同じ。
さいみん‐しょうほう【催眠商法】
日用品などを格安で売る、または無料で配ると言って一室に人を集め、言葉巧みに雰囲気を盛り上げ、買わなければ損という気...
さいみん‐じゅつ【催眠術】
暗示をかけて催眠状態に引き入れる技術。催眠療法など心理療法として病気の治療や精神病理の研究などに利用される。
さいみん‐ちんせいざい【催眠鎮静剤】
⇒催眠薬
さいみん‐やく【催眠薬】
眠りを誘発する薬。不眠症の治療に用いる。20世紀半ばまでブロム剤やバルビツール酸系の薬剤が使用されていたが、中毒や...
さいみん‐りょうほう【催眠療法】
患者を催眠状態にすることによって行う心理療法。暗示をかけて治療を行ったり、深層に隠れている原因を探ったりする。
さい‐む【細務】
ささいな事務。こまかいつとめ。
さい‐む【債務】
特定人(債務者)が他の特定人(債権者)に対して、一定の行為(給付)をすることを内容とする義務。金銭を借りた者が貸し...
さいむ‐こく【債務国】
債務が債権よりも大きい国。他国に支払う金額が、受け取る金額よりも多い国。⇔債権国。
さいむしぜんほご‐スワップ【債務自然保護スワップ】
⇒デット‐フォー‐ネーチャー‐スワップ
さいむ‐しゃ【債務者】
特定人(債権者)に対して、一定の給付をなすべき義務を負う者。⇔債権者。
さいむたんぽ‐しょうけん【債務担保証券】
資産担保証券の一種で、社債や貸出債権(ローン)などの資産を証券化したもの。CDO(collateralized d...
さいむ‐ちょうか【債務超過】
債務の総額が資産の総額を超えている状態。→貸借対照表
さいむ‐の‐かぶしきか【債務の株式化】
⇒デット‐エクイティー‐スワップ
さいむふそんざい‐かくにん【債務不存在確認】
債務者とされる人が、債権者と主張する人に対して、債務が存在しないことを確認するための法的手続き。債務不存在確認訴訟...
さいむ‐ふりこう【債務不履行】
債務者が正当な事由がないのに債務の本旨に従った履行をしないこと。履行遅滞・履行不能・不完全履行の三つに大別される。...
さいむ‐めいぎ【債務名義】
一定の私法上の給付義務およびこれに対する請求権の存在を証明し、法律によって執行力を付与された公の文書。給付判決・支...
さい‐め【際目/境目】
さかいめ。土地の境界。「甲斐と越後の領分に分けて立てたる—の場所」〈浄・廿四孝〉
さい‐めい【才名】
才能があるという評判。
さいめい‐てんのう【斉明天皇】
[594〜661]第37代天皇。女帝。在位655〜661。皇極天皇の重祚(ちょうそ)。大化の改新後、蝦夷(えぞ)征...
サイメックス
《Singapore International Monetary Exchange》シンガポール国際金融取引所。...
さいめ‐ろん【際目論】
田や畑などの、土地の境界の争い。
さい‐めん【西面】
1 西に向かうこと。西向き。せいめん。 2 「西面の武士」の略。
さいめん‐の‐ぶし【西面の武士】
後鳥羽上皇の時、北面の武士に加えて置かれ、院の西に勤務した武士。院中の警固、盗賊の追捕(ついぶ)などに当たった。承...
さいもう‐ないひけい【細網内皮系】
免疫や食作用など、身体の防衛的な働きをする同一系統の組織。網状に連絡しあうリンパ節・脾臓(ひぞう)・骨髄・胸腺・肝...
さい‐もく【細目】
細かい点について規定してある項目。「規則の—を定める」
さいもっぽ【済物浦】
韓国の仁川(インチョン)の旧称。
さいもっぽ‐じょうやく【済物浦条約】
1882年の壬午(じんご)の変の処理のため、済物浦で調印された日本・朝鮮間の条約。朝鮮は、首謀者の処罰、賠償、公使...
さい‐もつ【済物】
荘園制時代、みつぎものとして納めた地方の産物。せいもつ。なりもの。
さい‐もつ【祭物】
祭りのとき、神前に供える物。
さい‐もつ【賽物】
《「賽」は神仏の恩に報いる意》神仏に祈祷(きとう)、または礼参りの際に供える物。供物。
さい‐もらい【幸貰い/菜貰い】
地引き網などを引いている所へ行き、少し手伝っただけで分け前として少量の魚をもらうこと。
さい‐もん【柴門】
しばを編んでつくった門。また、質素で閑静な住居。柴扉(さいひ)。
さい‐もん【彩文/彩紋】
いろどりの美しい文様。また、波状線・弧・円などを組み合わせた精密な幾何学的模様。紙幣・証券などの図案に用いる。
さい‐もん【祭文】
1 祭りの際に、神にささげる祝詞(のりと)。中世以降、山伏修験者によって芸能化され、近世には、門付け芸に移っていっ...