さくら‐じま【桜島】
鹿児島県中部、鹿児島湾にある火山島。北岳・中岳・南岳の三峰よりなり、現在南岳が活動。大正3年(1914)の噴火で大...
さくらじま‐だいこん【桜島大根】
ダイコンの一品種。桜島で栽培され、根は球形で大きく、3〜5キロにもなる。
さくら‐じょう【佐倉城】
千葉県佐倉市にあった城。土井利勝が慶長16年(1611)から元和2年(1616)にかけて築城。現在、跡地に国立歴史...
さくら‐ずみ【佐倉炭/桜炭】
千葉県佐倉地方に産するクヌギからつくる炭。上質とされ、茶の湯などに用いられる。 [補説]「桜」は当て字。
さくら‐セブンズ【サクラセブンズ】
7人制ラグビー(セブンズ)の女子日本代表チームの愛称。平成25年(2013)一般公募により命名された。 [補説]日...
さくら‐ぜんせん【桜前線】
日本国内各地の桜、特にソメイヨシノの開花日をつないだ線。3月中旬に九州や四国南部から北上を始め、5月上旬に北海道に...
さくら‐そう【桜草】
1 サクラソウ科の多年草。低湿地に自生。葉は根際につき、楕円形で、縁が浅く裂けている。初春、花茎を出し、桜の花に似...
さくら‐そうごろう【佐倉惣五郎】
江戸前期の下総(しもうさ)佐倉領の義民。本名、木内惣五郎。印旛郡公津(こうづ)村の名主。領主の重税を将軍に直訴して...
さくら‐たで【桜蓼】
タデ科の多年草。水辺に生え、高さ50〜70センチ。秋、淡紅色の花を穂状につける。花びらはなく、萼(がく)が花びら状...
さくらだ【桜田】
姓氏の一。 [補説]「桜田」姓の人物桜田一郎(さくらだいちろう)桜田治助(さくらだじすけ)桜田常久(さくらだつねひさ)
さくら‐だい【桜鯛】
1 桜の花が盛りのころ、産卵のため内湾の浅瀬に群集するタイ。瀬戸内海沿岸で特にいう。花見鯛。《季 春》「俎板(まな...
さくらだ‐いちろう【桜田一郎】
[1904〜1986]化学者。京都の生まれ。京大教授。ドイツに留学。日本の高分子化学の基礎を築き、ビニロンなどを創...
さくらだ‐じすけ【桜田治助】
[1734〜1806]江戸中期の歌舞伎作者。初世。江戸の人。俳名、左交。上方狂言にも習熟し、警句・しゃれ・風刺に富...
さくらだ‐つねひさ【桜田常久】
[1897〜1980]小説家。大阪の生まれ。「平賀源内」で芥川賞受賞。他に「探求者」、伝記小説「安藤昌益(しょうえ...
さくらだ‐どおり【桜田通り】
国道1号線の、東京都千代田区霞が関と品川区西五反田の間における呼び名。沿線に中央官庁街・東京タワー・明治学院大学な...
さくらだ‐もん【桜田門】
江戸城内郭門の一。江戸時代は内桜田門(桔梗(ききょう)門)と外桜田門との併称、現在は外桜田門のみをいう。 (にある...
さくらだもんがい‐の‐へん【桜田門外の変】
安政7年(1860)3月3日、勅許なく安政の仮条約に調印し、安政の大獄などで弾圧を行った大老井伊直弼(いいなおすけ...
さくら‐づき【桜月】
陰暦3月の異称。《季 春》
さくら‐づくし【桜尽(く)し】
1 図案や模様などに、各種の桜の花を並べたもの。 2 歌や文章の中に、桜の種類を口調よく列挙すること。また、その歌...
さくら‐づけ【桜漬(け)】
1 ヤエザクラの花を塩漬けにしたもの。熱湯を注ぎ、桜湯として飲む。《季 春》「いと軽き石のおもしや—/虚子」 2 ...
サクラディサンミケーレ‐しゅうどういん【サクラディサンミケーレ修道院】
《Sacra di San Michele》イタリア北西部、ピエモンテ州の町サンタンブロージョ‐ディ‐トリノにある...
さくら‐でんぶ【桜田麩】
でんぶの一。タイやタラなど白身魚の身を細かくほぐして煎り、食紅で淡い紅色をつけたもの。
さくら‐どうろう【桜灯籠】
桜の花を透かし彫りにした銅製円形の灯籠。
さくら‐どき【桜時】
桜の花の咲くころ。花時。《季 春》
さくら‐なべ【桜鍋】
馬肉を使った、味噌仕立ての鍋料理。《季 冬》
さくら‐に【桜煮】
「桜煎(さくらい)り」に同じ。
さくら‐にく【桜肉】
「桜5」に同じ。
さくらのその【桜の園】
《原題、(ロシア)Vishnovïy sad》チェーホフの戯曲。4幕。1903年作、翌年初演。新興商人に桜の咲く荘...
さくらのはな【さくらの花】
網野菊による小説。妹の病死を主題とする。昭和36年(1961)刊行。同年、第12回芸術選奨文部大臣賞を受賞。昭和3...
さくら‐のり【桜海苔】
紅藻類のオキツノリの別名。また、オキツノリなど桜色をしているノリ。《季 春》「水の江や吉野見に行く—/西鶴」
さくら‐ばい【佐倉灰/桜灰】
佐倉炭の灰。客用のタバコ盆に入れる。
さくらば‐かずき【桜庭一樹】
[1971〜 ]小説家。島根の生まれ。「夜空に、満天の星」(のち「AD2015隔離都市」と改題)で作家デビュー。養...
さくら‐ばな【桜花】
[名]桜の花。おうか。 [枕]桜の花のように美しく栄える意から、「栄え少女(をとめ)」にかかる。「つつじ花にほへ娘...
さくらひめあずまぶんしょう【桜姫東文章】
歌舞伎狂言。時代世話物。7幕。4世鶴屋南北作。文化14年(1817)江戸河原崎座初演。吉田家のお家騒動の話に、清玄...
さくらひめぜんでんあけぼのぞうし【桜姫全伝曙草紙】
読本。5巻。山東京伝作、歌川豊国画。文化2年(1805)刊。清玄桜姫の伝説に、丹波国桑田の鷲尾家のお家騒動に絡む復...
さくら‐びと【桜人】
桜をめでる人。花人。《季 春》
さくら‐ふぶき【桜吹雪】
桜の花びらが風に乱れ散るようすを吹雪にたとえていう語。花吹雪。《季 春》 [補説]作品名別項。→さくら吹雪
さくらふぶき【さくら吹雪】
歌舞伎作品の一。長谷川時雨の脚本による史劇。明治44年(1911)、6世尾上菊五郎らが出演して歌舞伎座で初演。脚本...
さくらホテル【桜ホテル】
北原武夫の長編小説。昭和16年(1941)刊。
さくら‐ぼし【桜干し】
イワシやキスを開いてみりん醤油に漬け、干したもの。
さくらま【桜間】
姓氏の一。 [補説]「桜間」姓の人物桜間弓川(さくらまきゅうせん)桜間左陣(さくらまさじん)桜間道雄(さくらまみちお)
さくらま‐きゅうせん【桜間弓川】
[1889〜1957]能楽師。シテ方金春流。東京の生まれ。左陣の次男。前名、金太郎。古雅・繊細な芸風で知られる。
さくらま‐さじん【桜間左陣】
[1836〜1917]能楽師。シテ方金春流。前名、伴馬(ばんま)。熊本細川藩に仕えた桜間家の17代目。のち東京で活...
さくら‐ます【桜鱒】
サケ科の海水魚。全長約60センチ。体形・体色ともにサケに似る。5〜7月、川を上って産卵する。幼魚は1年半後に降海す...
さくらまち‐てんのう【桜町天皇】
[1720〜1750]第115代天皇。在位1735〜1747。中御門(なかみかど)天皇の第1皇子。名は昭仁(てるひ...
さくらまち‐の‐ちゅうなごん【桜町中納言】
平安後期の歌人、藤原成範(ふじわらのしげのり)の通称。通憲(みちのり)の子。桜を愛し、邸内に多く植えたという。
さくらま‐みちお【桜間道雄】
[1897〜1983]能楽師。シテ方金春流。熊本の生まれ。桜間左陣・桜間弓川に師事。巧緻(こうち)・艶麗な芸風と、...
さくらまる【桜丸】
浄瑠璃「菅原伝授手習鑑」の登場人物。梅王丸・松王丸の弟で、斎世(ときよ)親王の舎人(とねり)。菅原道真の配流に責任...
さくら‐みそ【桜味噌】
ゴボウ・ショウガなどを刻んでまぜ、飴(あめ)・砂糖で甘くしたなめ味噌。
さくら‐むし【桜蒸(し)】
白身魚を、桜の葉を添えて蒸した料理。