さいごのし【最後の詩】
《原題、(フランス)Derniers Vers》ラフォルグの詩集。自由詩。著者没後の1890年に刊行。
さいご‐の‐しんぱん【最後の審判】
キリスト教の教義上の、世界の終末における人類の罪に対する神の審判。キリストが再臨して死者も生者も裁かれ、天国と地獄...
さいごのしんぱん【最後の審判】
メムリンクの絵画。板に油彩。三連の祭壇画であり、縦222センチ、横320センチ。中央に甲冑を身に付けた大天使ミカエ...
さいご‐の‐じゅうねん【最期の十念】
死ぬまぎわに念仏を10回唱えること。
さいご‐の‐すけ【最後之助】
最後2を擬人化していう語。「ちょっと顔を出したが—」〈洒・売花新駅〉
さいご‐の‐セーフティーネット【最後のセーフティーネット】
生活保護制度をたとえていう。
さいごのてき【最後の敵】
山田正紀の長編小説。人類の進化をテーマとするSF作品。昭和57年(1982)刊行。第3回日本SF大賞受賞。
さいご‐の‐ばんさん【最後の晩餐】
キリストが受難前夜に12人の弟子とともにとった晩餐。教会の聖餐式はこれに基づく。絵画ではレオナルド=ダ=ビンチの作...
さいごのばんさん【最後の晩餐】
《原題、(イタリア)L'Ultima Cena》 レオナルド=ダ=ビンチの絵画。縦4.2メートル、横9.1メートル...
さいごのむすこ【最後の息子】
吉田修一の短編小説。平成9年(1997)第84回文学界新人賞を受賞した、著者のデビュー作。第117回芥川賞の候補作...
さいご‐ば【最期場】
死に場所。最期所。「道端はいかがなり。いざ—を変へまいか」〈浄・丹波与作〉
さいご‐べ【最後屁】
「最後っ屁」に同じ。
最後(さいご)を飾(かざ)・る
物事の最後が立派に仕上がること。また、仕上げること。「祭りの—・る打ち上げ花火」
最期(さいご)を遂(と)・げる
死ぬ。往生を遂げる。「りっぱな—・げる」
サイゴン
旧南ベトナムの首都。フランスの植民地として建設された市街は「東洋のパリ」とよばれた。1976年ベトナムの統一に伴い...
サイゴン‐スカイデッキ
ベトナム南部の都市ホーチミンの市街中心部にそびえる超高層ビルにある展望台。地上68階建てのビテクスコフィナンシャル...
サイゴン‐だいきょうかい【サイゴン大教会】
《Nha Tho Duc Ba Sai Gon》ベトナム南部の都市ホーチミンの市街中心部にあるローマカトリックの教...
さい‐さ【細査】
こまかく調査すること。「事実の—に執着しなければ」〈寅彦・科学者と芸術家〉
さい‐さ【歳差】
歳差運動のため、天の北極が黄道の極のまわりを約2万5800年で1周し、春分点が黄道上を毎年約50秒ずつ西方へ移動す...
さい‐さい【歳歳】
としどし。毎年。「年々—」
さい‐さい【細細】
[形動ナリ] 1 こまかいさま。また、くわしいさま。微細。詳細。「道理を申しければ、—に聞こし召して」〈半井本保元...
さい‐さい【済済】
[ト・タル][文][形動タリ]「せいせい(済済)」に同じ。「多士—」
さい‐さい【騒騒】
[副]物が揺れ動いてさわさわと音を立てるさま。「玉衣(たまぎぬ)の—しづみ家の妹にもの言はず来にて思ひかねつも」〈...
さい‐さい【再再】
[副]ある動作が繰り返し行われるさま。たびたび。何度も。再三。「—申し上げたとおり」「—の催促」
さいさい・し【騒騒し】
[形シク]さわさわと音を立てるさま。「光も無く黒きかいねりの、—・しく張りたる一かさね」〈源・初音〉 [補説]歴史...
歳歳(さいさい)年年(ねんねん)人(ひと)同(おな)じからず
《劉希夷「代悲白頭翁」から》毎年毎年、人はこの世を去って行くために、顔ぶれが異なる。人の世の無常であることをいう。...
さいさ‐うんどう【歳差運動】
1 地球の自転軸が、黄道面に垂直な線のまわりを、周期約2万5800年で首振り運動をすること。地球の赤道面が黄道面に...
さい‐さき【幸先】
《「さい」は、「さき」または「さち」の音変化》 1 よいことが起こる前兆。吉兆。 2 事を始めるときに当たって何か...
さい‐さく【再昨】
年や日などで中二つ隔てた前のこと。さきおととし、さきおとといなど。
さい‐さく【砦柵】
敵の侵入を防ぐため、城塞の垣として設ける木や竹の柵。
さい‐さく【細作】
忍びの者。間者(かんじゃ)。「—を放つ」
さい‐さよく【最左翼】
1 最も急進的なこと。また、そのもの。 2 《もと、軍関係の学校で成績順に右から並んだところから》競争者のなかでい...
さい‐さん【採算】
利益があるかどうか、収支を計算してみること。商売や事業の、収支のつりあい。「—が合う」「独立—制」
さい‐さん【再三】
ある動作が二度も三度も行われること。副詞的にも用いる。たびたび。しばしば。「—にわたる勧告」「—注意したが、聞き入...
さいさん‐かぶ【採算株】
配当率に比べて株価が安く、比較的利回りの有利な株式。
採算(さいさん)が合(あ)・う
経費以上の収入が得られる。利益がある。採算がとれる。
採算(さいさん)がと・れる
収支がつりあう。利益があがる。採算が合う。「手間のかけすぎで—・れない」
さいさん‐さいし【再三再四】
「再三」を強めていう語。繰り返し何度も。「—失敗してもこりない」
さいさん‐せい【採算性】
採算がとれる見込み。収支のつりあい具合。「—が高い」
さいさん‐われ【採算割れ】
商品の市価が原価以下に下落したりして採算がとれなくなること。
サイザル‐あさ【サイザル麻】
《sisal》キジカクシ科の多年草。長さ1〜2メートルの多肉な葉が叢生(そうせい)する。葉の集まりの中央部から高さ...
さい‐し【才子】
1 才知にすぐれ、頭の働きのすばやい人。多く男についていう。才人。才物。 2 抜けめがなく要領のよい人。「軽薄—」
さい‐し【才思】
才知のすぐれた考え。「その子の—に応じたる職業に」〈中村訳・西国立志編〉
さい‐し【再思】
[名](スル)もう一度考えなおすこと。再考。「—三省」
さい‐し【妻子】
1 妻と子。つまこ。「—を養う」 2 妻。妻女。「若き—の思ひわびぬべきにより」〈源・若紫〉
さい‐し【采詩】
中国で、政治の参考にするため、民間の詩歌を集めること。周代に行われたとされる。
さい‐し【祭司】
1 祭儀を執り行う者。 2 ユダヤ教で、神殿に奉仕して儀式をつかさどる者。 3 未開諸民族で、宗教儀式をつかさどる者。
さい‐し【祭使】
諸神社・諸陵墓の祭りに、朝廷から派遣される勅使。
さい‐し【祭祀】
神や祖先を祭ること。祭典。→宮中祭祀
さい‐し【祭粢】
《「粢」はキビの意》祭りのとき、神前に供えるキビなどの穀物。供物。