し‐た‐こと‐が
[連語]⇒としたことが
した‐ごい【下恋】
《「した」は心の意》心の中で恋い慕うこと。ひそかに恋しく思うこと。「—に思ひうらぶれ門に立ち」〈万・三九七八〉
したごうしゅう【順集】
⇒源順集
した‐ごころ【下心】
1 心の奥深く思っていること。心底。本心。 2 心に隠しているたくらみごと。「親切にしてくれるのは—があってのこと...
した‐ごしらえ【下拵え】
[名](スル) 1 あらかじめ準備をしておくこと。下準備。「研究論文の—をする」 2 料理の前にだいたいに作ってお...
した‐ごや【下小屋】
建築工事中に、大工や石工などが建材の下ごしらえをするための仮設の建物。
した‐ごろも【下衣】
上衣の下に着る衣。下着。「白たへのあが—失はず持てれわが背子(せこ)ただに逢ふまでに」〈万・三七五一〉
した‐さき【舌先】
1 舌の先端。 2 うわべばかりの物言い。弁舌。口先。「—ばかりで信用がおけない」 3 馬具の鐙(あぶみ)の、かか...
したさき‐さんずん【舌先三寸】
口先だけでうまく相手をあしらうこと。また、その言葉。舌三寸。「—で金をだまし取る」 [補説]文化庁が発表した平成2...
した‐さく【下作】
「小作(こさく)」に同じ。
した‐さんずん【舌三寸】
「舌先三寸」に同じ。
した‐さんぶぎょう【下三奉行】
江戸幕府の作事奉行・普請奉行・小普請奉行の三奉行のこと。ともに修営のことをつかさどった。
した‐ざいく【下細工】
下ごしらえの細工。また、それをする人。
した‐ざさえ【下支え】
[名](スル) 1 景気や相場などがある水準以下に下がらないように支えること。「日銀による資金供給が経済を—する」...
した‐ざや【下鞘】
1 ある銘柄の相場が、対比される他の銘柄の相場より安いこと。また、ある取引所におけるある銘柄の相場が、他の取引所に...
した‐ざわり【舌触り】
飲食物などの舌に触れる感じ。舌の感触。「—のやわらかい酒」
したし・い【親しい】
[形][文]した・し[シク] 1 互いに打ちとけて仲がよい。懇意だ。「家族ぐるみで—・くしている」「—・い友達」 ...
したしきこえ【親しき声】
《原題、(ラテン)Voces intimae》⇒親愛なる声
親(した)しき中(なか)に垣(かき)をせよ
「親しき中にも礼儀あり」に同じ。
親(した)しき中(なか)にも礼儀(れいぎ)あり
あまり親しみが過ぎて遠慮がなくなると不和のもとになるから、親しい間柄でも礼儀を重んじるべきであるということ。親しき...
したしく【親しく】
[副]《形容詞「したしい」の連用形から》 1 高貴な人などが自ら物事を行うさま。ご自分で。「—苗木をお植えになる」...
した‐しごと【下仕事】
1 ある仕事の準備のためにする仕事。下ごしらえ。 2 他人の引き受けた仕事の一部を受け持ってする仕事。下請けの仕事。
した‐した
[副]足音を立てないように歩くときのわずかな音を表す。ひたひた。「跫音(あしおと)を密(ひそ)めて、—と入ると」〈...
したしみ【親しみ】
親しむ気持ち。親近感。「誰からも—を持たれる人柄」「古典芸能に—を覚える」
したしみ‐ぶか・い【親しみ深い】
[形][文]したしみぶか・し[ク]親しみを強く感じるさま。「—・いようすで話しかける」
したし・む【親しむ】
[動マ五(四)] 1 親密に接する。親しくする。「子供たちに—・まれる遊び」「幼いころから—・んだ友」 2 いつも...
した‐しょく【下職】
《「したじょく」とも》ある人の下で、その人の仕事の一部を引き受けてすること。また、その職人。
した‐しらべ【下調べ】
[名](スル) 1 あらかじめ調査しておくこと。「ロケ地を—しに行く」 2 学習をする部分をあらかじめ勉強しておく...
した‐じ【下地】
1 物事が成り立つ土台となるもの。基礎。素地。素養。「小さいころから音楽の—がある」「—が入っているのですぐに酔う...
した‐じ【下道】
「したみち」に同じ。「松の—ゆ登らして国見遊ばし」〈万・三三二四〉
したじ‐うま【下地馬】
⇒物射馬(ものいうま)
した‐じき【下敷(き)】
1 筆記・習字などをするとき、その紙の下に敷くもの。また、そのための文房具。 2 物の下に敷かれること。「倒れた材...
した‐じころ【下錏】
兜(かぶと)の錏の下に、さらに用心のためにとりつけた錏。
したじ‐し【下地師】
彫金の素材となる彫下地(ほりしたじ)を作る職人。
した‐じた【下下】
1 身分の低い人々。また、役人でない、一般の人々。しもじも。 2 配下の人々。部下。奉公人。「—に微塵(みぢん)姿...
した‐じち【下質】
江戸時代、質屋が質物をさらに他の質屋に質入れすること。
したじ‐ちゅうぶん【下地中分】
中世、年貢や土地にかかわる荘園領主と地頭との紛争解決の一方法。下地を折半してお互いに領有を認め合うもの。地頭が一円...
したじっ‐こ【下地っ子】
「下地(したじ)6」に同じ。「早く芸者の—にお出しと」〈鴎外・雁〉
下地(したじ)は好(す)きなり御意(ぎょい)はよし
もともと好きなところへ、他からも好意をもって勧められる。こんなに都合のいい話はないというたとえ。
したじ‐まど【下地窓/助枝窓】
壁下地の竹または葦(あし)をそのままにした窓。多く茶室に用いる。
した‐じめ【下締め】
女性が着物を着るとき、形を整えるために帯の下に締めるひも。腰ひも。
した‐じゅんび【下準備】
本格的に物事を行う前に、あらかじめしておく準備。「講義の—」
した‐すがた【下姿】
冠も袍(ほう)も着用しない姿。公家などの略装。⇔上姿(うえすがた)。
した‐すき【下梳き】
日本髪を結う前に、髪を櫛(くし)でよくとかしておくこと。また、それを業とする人。
した‐すずみ【下涼み】
樹木などの陰で涼むこと。
した‐すだれ【下簾】
牛車(ぎっしゃ)の前後の簾の内側に掛けて、簾の下から外部に長く垂らした絹布。納言以上、または女房の車に用いた。
した‐ず【下図】
一応、大ざっぱにかいてみた絵や図。下がきの絵や図面。
した‐ずり【下刷(り)】
[名](スル)版木や組版などができあがったとき、試しに刷ってみること。また、刷ったもの。試し刷り。「図版を—する」
した‐そうだん【下相談】
[名](スル)本格的に相談する前に、あらかじめしておく話し合い。
した‐ぞめ【下染(め)】
[名](スル) 1 本染めの前の準備として染めること。混用できない二種以上の染料で染めるとき、その一種でまず染める...