しょくもつ‐せんい【食物繊維】
食物成分の中で、人の消化酵素では消化できないものの総称。植物繊維のセルロース、ペクチン・リグニン・アルギン酸など。...
しょくもつ‐れんさ【食物連鎖】
自然界における生物が、食う食われるの関係で鎖状につながっていること。植物は草食動物に、草食動物は肉食動物に食われる。
しょく‐もん【織文】
織物の模様。また、模様のある織物。
しょくもんずえ【織文図会】
江戸後期の有職故実書。6巻。松岡辰方(ときかた)著。享和元年(1801)刊。装束の色目や文様を図解したもの。のち、...
しょく‐やしき【職屋敷】
近世、京都に置かれた盲人の自治的な統轄機関。全国の盲人を管理・監督し、官位などの事務を取り扱った。
しょく‐やすみ【食休み】
[名](スル)食後に休息をとること。「二〇分ほど—する」
しょく‐ゆう【食邑】
知行所(ちぎょうしょ)。采邑(さいゆう)。領地。「いずれも同じ美濃の国内に居所を置き、—をわかち与えられている」〈...
しょく‐ゆう【職由】
[名](スル)主としてそれを根拠とすること。「其開化が其異同に—すというが如きは」〈雪嶺・真善美日本人〉
しょく‐ゆう【贖宥】
カトリック教会で、信徒が果たすべき罪の償いを、キリストと諸聖人の功徳によって教会が免除すること。免償。
しょく‐よう【食用】
食べ物として用いること。また、その食べ物。「—になる」
しょくよう‐あなつばめ【食用穴燕】
巣を中国料理で食用とするアナツバメ。ジャワ・マレー諸島などに分布。食巣燕。
しょくよう‐か【食用花】
⇒エディブルフラワー
しょくよう‐かたつむり【食用蝸牛】
食用にするカタツムリ。フランス料理に用いるエスカルゴ。
しょくよう‐がえる【食用蛙】
ウシガエルの別名。
しょくよう‐きん【食用菌】
食用にするキノコ。シイタケ・マツタケ・シメジ・エノキタケなど。
しょくよう‐ぎく【食用菊】
花弁を食用とする菊。苦みのない、香りのよい品種を用いる。おひたしや酢の物などにして賞味。料理菊。
しょくよう‐さくもつ【食用作物】
食用にするために栽培している作物。穀類・野菜・果実など。栄養作物。
しょくよう‐しきそ【食用色素】
飲食物の着色に用いる色素。クチナシ・ウコンなどからとる天然色素と、タール系の合成着色料とがある。
しょく‐ようじょう【食養生】
健康保持や体質改善のため、体質・体調に応じて栄養を考えた食事をとったり節制したりすること。くいようじょう。
しょくよう‐たんぽぽ【食用蒲公英】
セイヨウタンポポの別名。
しょくよう‐だいおう【食用大黄】
⇒ルバーブ
しょく‐よく【食欲/食慾】
何かを食べたいと思う欲望。食い気。「—がわく」「—をそそる」「—不振」
しょくよく‐いじょう【食欲異常】
食欲に、無食欲・偏食・拒食・過食・多食などの量的異常や、異味症などの質的異常を示すこと。
しょくよく‐おうせい【食欲旺盛】
[名・形動]食欲があり、たくさん食べること。また、そのさま。
しょくよく‐の‐あき【食欲の秋】
四季の中で、秋が、最も食欲の増進する季節であることをいう語。夏の暑さで落ちた体力も回復し、食材の収穫期でもあることから。
しょくよつぎ【続世継】
「今鏡(いまかがみ)」の通称。
しょく‐らい【触雷】
[名](スル)船が機雷に触れること。「航行中に—する危険がある」
しょく‐らん【食卵】
1 食用の鶏卵。 2 食物として、卵を食べること。養鶏のニワトリが、何らかの理由で自身または他個体が産んだ卵を食べ...
しょくりゅう‐きこう【食流機構】
「食品流通構造改善促進機構」の略称。
しょく‐りょう【食料】
1 食用にする物。食べ物。 2 食事の費用。また、生活費。「宿銭—の借り越しこそあれ」〈露伴・いさなとり〉
しょく‐りょう【食糧】
食用とする物。食物。糧食。特に、米・麦などの主食物をさす。「三日分の—」「—援助」
しょくりょう‐あんぜんほしょう【食料安全保障】
すべての人が常に健康で活動的な生活を送るために必要な、安全で栄養に富んだ食料を得られるようにすること。凶作や産出国...
しょくりょうあんていきょうきゅう‐とくべつかいけい【食料安定供給特別会計】
農業経営の基盤強化と安定、食糧の需給や価格の安定など、食料の安定供給を図るために政府が一体的に行う施策の経理を明確...
しょくりょうかんり‐せいど【食糧管理制度】
食糧管理法に基づき、米・麦などの主要食糧について国が管理し、その需給と価格の調整、ならびに流通の規制を行う制度。平...
しょくりょうかんり‐とくべつかいけい【食糧管理特別会計】
食糧の買い上げ、売り渡し、配給などを円滑に処理するため、一般会計と区別して設けられた特別会計。平成19年度(200...
しょくりょうかんり‐ほう【食糧管理法】
国民の食糧の確保および国民経済の安定を図るために食糧を管理し、その需給・価格の調整、流通の規制を行うことを目的とす...
しょくりょう‐きっぷ【食料切符】
⇒フードスタンプ
しょくりょう‐ぎんこう【食糧銀行】
⇒フードバンク
しょくりょうさんぎょう‐きょく【食料産業局】
農林水産省の内部部局の一。平成23年(2011)9月、コメ政策を担当してきた総合食料局を廃止して設置された。農山漁...
しょくりょうじきゅう‐りつ【食料自給率】
国内で消費される食料のうち、国内の生産で供給される食料の割合。品目別自給率(米・麦などの品目別に自給率を重量から算...
しょくりょうじきゅう‐りょく【食料自給力】
戦争などの非常時に他国からの輸入が途絶えた場合に、国内の農地を利用して国民1人当たりに対し1日どれだけの食料を提供...
しょくりょう‐スタンプ【食料スタンプ】
⇒フードスタンプ
しょくりょう‐せいど【食糧制度】
食糧法に基づき、米・麦などの主要食糧の流通の安定をはかる制度。従来の食糧管理制度とは異なり、農家が自由に米などを販...
しょくりょう‐ちょう【食糧庁】
農林水産省の外局の一。国民の主要食糧の管理、主要食糧を主な原料とする飲食料品の生産・流通・消費の調整などを行う。昭...
しょくりょう‐なん【食糧難】
食物、特に米などの主食が不足して飢え苦しむこと。
しょくりょう‐ひん【食料品】
食料とする品物。食品。普通は、肉類・野菜類・果実類など主食品以外のものをさす。「—店」
しょくりょう‐ほう【食糧法】
《「主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律」の略称》米・麦など日本国内における主要食糧の流通の安定をはかる法律。...
しょくりょう‐メーデー【食糧メーデー】
昭和21年(1946)5月19日、皇居前広場で行われた飯米獲得人民大会の通称。深刻な食糧不足の中で25万人が参加、...
しょく‐りん【植林】
[名](スル)山や野に苗木を植えて林に育てること。「杉を—する」《季 春》
しょく‐るい【燭涙】
蝋燭(ろうそく)から溶けてしたたる蝋を、流れる涙にたとえていう語。「いとど心細く—ながるる表二階」〈一葉・別れ霜〉