すい‐し【水司】
律令制で、後宮十二司の一。水・粥(かゆ)のことをつかさどった。もいとりのつかさ。
すい‐し【水死】
[名](スル)水におぼれて死ぬこと。溺死(できし)。「池にはまって—する」
すい‐し【水師】
水上で戦う軍隊。水軍。海軍。
すい‐し【出師】
軍隊を繰り出すこと。出兵。「征清の—ありし頃」〈鏡花・琵琶伝〉
すい‐し【垂示】
《「すいじ」とも》 1 教え示すこと。 2 禅宗の師家(しけ)が大衆に教えを説くこと。垂語。
すい‐し【垂死】
今にも死にそうであること。瀕死(ひんし)。「—の兵士の叫喚が響き渡る」〈花袋・一兵卒の銃殺〉
すい‐し【衰死】
[名](スル) 1 衰弱して死ぬこと。 2 草木がしぼんで枯れること。
すい‐し【錘子】
はかりのおもり。分銅。
スイシエ【酔蟹】
《(中国語)》中国料理の一。加熱しないシャンハイガニを老酒(ラオチュー)に漬けたもの。よっぱらいがに。
すいしえい【水師営】
中国、大連市旅順の北西にある地名。清朝海軍の兵営のあった所。日露戦争の際、明治38年(1905)1月、乃木大将とス...
すい‐しつ【水質】
水の性質や化学的成分。また、不純物を含む水の、化学的、生物学的特性。
すいしつ‐おだく【水質汚濁】
産業排水や生活排水、水産生物の養殖、沿岸域の工事などにより、河川・湖沼・港湾・沿岸海域などの水が汚染されること。
すいしつおだく‐ぼうしほう【水質汚濁防止法】
工場などから公共用水域に排出される汚水・廃液による水質汚濁の防止を図り、被害が生じた場合の事業者の損害賠償責任につ...
すいしつ‐きじゅん【水質基準】
水質について、水の使用目的ごとに決められた基準。法律により、水道水・排水・放流下水・遊泳用プールなどについて定めら...
すいしつ‐けんさ【水質検査】
水の色・におい・硬度などの性質、有害な化学物質や細菌の有無などを検査し、使用目的の基準に合致するかどうかを判定すること。
すいしつ‐しけん【水質試験】
水質を調べること。物理的、化学的、細菌学的、生物学的各試験があり、その結果が総合される。
すいし‐ていとく【水師提督】
中国、清朝時代の官名。海軍を統率した武官。また一般に海軍の総指揮官や船団の長。「英の旗艦の—は」〈福沢・福翁自伝〉
すいし‐の‐ひょう【出師の表】
中国三国時代、蜀漢の丞相諸葛亮(しょかつりょう)が、昭烈帝(劉備)の没後、出陣にあたって後主劉禅に奉った前後2回の...
すい‐しゃ【水車】
1 水流を利用して羽根車を回転させ、機械的動力を得る装置。精米・製粉に利用。また水力発電に使われ、ペルトン水車・プ...
すい‐しゃ【水瀉】
液状の糞便(ふんべん)を水を注ぐように激しく下すこと。水様性の下痢。
すい‐じゃく【垂迹】
《「すいしゃく」とも》仏語。仏・菩薩(ぼさつ)が人々を救うため、仮に日本の神の姿をとって現れること。「本地(ほんじ...
すいじゃく‐が【垂迹画】
本地垂迹説に基づく絵画。春日曼荼羅(かすがまんだら)・熊野曼荼羅など、垂迹曼荼羅と称されるものが多い。
すいしゃ‐ぼうせき【水車紡績】
水車を原動力とする紡績法。明治初期に臥雲辰致(がうんたっち)が発明。がら紡。
すい‐しゅ【水手/水主】
ふなのり。ふなこ。かこ。船頭。「—梶取(かんどり)申しけるは、此の風は追風(おひて)にて候へども」〈平家・一一〉
すい‐しゅ【水腫】
身体の組織液が異常に多量にたまった状態。皮下組織に起こった場合を浮腫(ふしゅ)、体腔内の場合を胸水・腹水などという。
すい‐しょ【水書】
1 泳ぎながら、扇の面や板などに文字や絵をかくこと。日本泳法の応用技術の一。 2 毛筆に墨ではなく水を含ませて書く...
すい‐しょ【粋書】
粋な内容の本。遊里のことなどを書いた本。
すい‐しょう【水松】
海藻ミルの別名。
すい‐しょう【水晶/水精】
無色透明で結晶形のはっきりしている石英のこと。ふつう六角柱状で先がとがる。装飾品・印材・光学機材などに利用。水玉(...
すい‐しょう【垂裳】
《「易経」繋辞下から》何事もしないこと。君主が人民のなすがままにまかせて、平和に治まっていることのたとえ。垂拱(す...
すい‐しょう【推奨】
[名](スル)すぐれている点をあげて、人にすすめること。「公立図書館の活用を—する」「—銘柄」
すい‐しょう【推賞/推称】
[名](スル)ある物や人のすぐれていることを、他の人に向かってほめたたえること。「審査員全員が—する」
すい‐しょう【翠松】
青々と茂った松。青松。
すい‐しょう【水象】
気象や地震に密接に関連する陸水や海洋の諸現象。洪水・波浪・津波・高潮など。
すいしょう‐かんきょう【推奨環境】
⇒動作環境
すいしょう‐きゅう【水晶宮】
1851年、ロンドンで開かれた第1回万国博覧会の会場建築。鉄骨ガラス張りで、材料・工法ともに近代建築の先駆的な作品...
すいしょうこん‐しき【水晶婚式】
結婚15周年を祝う式。また、その祝い。→結婚記念式
すいしょう‐とう【水晶島】
歯舞群島西部の島。第二次大戦後はソ連、のちにロシア連邦の統治下。かつてはコンブ・カニ・タラなどの漁獲基地だった。納...
すいしょう‐しんどうし【水晶振動子】
水晶を結晶軸に関して一定の方向に切り取った板または棒に電極を配置して支持容器に収めたもの。圧電気現象を利用した振動...
すいしょうじ‐の‐くら【水晶地の鞍】
鞍の前輪と後輪(しずわ)の表面を鏡地(かがみじ)に磨き上げた鞍橋(くらぼね)。一説に、一面に水晶をすり入れたものと...
すいしょう‐たい【水晶体】
眼球内の前方にあり、外からの光線を屈折して網膜上に像を結ばせる器官。透明なレンズ状をなす。
すいしょうたい‐しょうたい【水晶体小帯】
⇒毛様体小帯
すいしょうたい‐のう【水晶体嚢】
眼球内で水晶体を前後から包み込んでいる透明で非常に薄い膜。
すいしょう‐だけ【水晶岳】
富山県南東部、黒部川水源の最高峰。二つの峰をもつ山で、標高は南峰2986メートル、北峰2978メートル。山稜東側に...
すいしょう‐どうさかんきょう【推奨動作環境】
⇒動作環境
すいしょう‐どけい【水晶時計】
水晶発振器の安定した周波数を利用した時計。誤差がきわめて少なく、かつては天文台の標準時計や放送局の時報に利用。簡単...
すいしょう‐の‐よる【水晶の夜】
⇒クリスタルナハト
水晶(すいしょう)は塵(ちり)を受(う)けず
水晶は、穢(けが)れとなる一点の塵も受けつけない。清廉潔白な人が不義・不正をにくむたとえ。
すいしょう‐はっしんき【水晶発振器】
水晶振動子を利用した発振器。きわめて正確な安定した周波数の電気振動を発生させるので、通信・放送用の発振器や精密時計...
すいしょう‐まくあつけい【水晶膜厚計】
水晶の固有振動数の変化から水晶表面に堆積した物質の厚さを計測する膜厚計。蒸着やスパッタリングによる薄膜の厚さの測定...