たましき‐ごかい【玉敷沙蚕】
多毛綱タマシキゴカイ科の環形動物。体長約30センチ。体は黒く、後半部は細い。砂泥中にU字形の穴を掘ってすむ。釣りの...
たましき‐の‐にわ【玉敷きの庭】
宝石を敷きつめたように美しい庭。特に、御所の庭。「萩の戸の花も色そふ白露に千代の数みる—」〈新葉・秋上〉
たま‐しぎ【玉鷸】
チドリ目タマシギ科の鳥。全長24センチくらいのシギ。雌のほうが羽色は美しく、一雌多雄。雄が抱卵・育雛(いくすう)を...
玉(たま)敷(し)・く
玉を敷き並べる。また、玉を敷いたように美しいようすである。「—・ける清きなぎさを潮満てば飽かず我行く帰るさに見む」...
たま‐しずめ【鎮魂】
1 魂を落ち着かせ鎮めること。ちんこん。 2 「鎮魂の祭」の略。
たましずめ‐の‐まつり【鎮魂の祭(り)】
肉体から遊離しようとする魂や、遊離した魂を肉体に落ち着かせるための儀式。 宮中で、陰暦11月の中の寅(とら)の日(...
たま‐しだ【玉羊歯】
タマシダ科の常緑・多年生のシダ。暖地の海岸に自生。葉は長さ約50センチで羽状複葉。根に褐色で球形の塊茎をつけ、水分...
たましま【玉島】
岡山県南西部、倉敷市の地名。近世、瀬戸内海・高梁川の商業港として発展。旧玉島市。繊維・機械工業などが盛ん。
たましま‐がわ【玉島川】
佐賀県北部を流れる川。唐津湾に注ぐ。神功皇后がこの川でアユを釣って魚占いをしたことが古事記・日本書紀・肥前風土記に...
たま‐しろ【霊代】
神または人の霊魂の代わりとして祭るもの。みたましろ。
たま‐じくうけ【球軸受(け)】
⇒ボールベアリング
たま‐じゃり【玉砂利】
粒が丸く、やや大きい砂利。
たま‐じわ・う【霊幸ふ】
[動ハ四]霊力をふるって加護する。「—神も我(われ)をば打棄(うつ)てこそ」〈万・二六六一〉 [補説]一説に「神」...
たま‐すじ【球筋】
1 野球で、投球のコース。球道。 2 ゴルフやテニスなどで、打球の飛ぶ方向、飛び方。
たま‐すだれ【玉簾/珠簾】
1 玉で飾ったすだれ。また、すだれの美称。たまだれ。 2 ヒガンバナ科の多年草。地下の鱗茎(りんけい)から細長い葉...
たま‐すり【玉磨り】
玉をすって細工をすること。また、その職人。たまつくり。〈文明本節用集〉
たまずさ【玉梓/玉章】
《「たまあずさ」の音変化。4が原義》 1 手紙。消息。「御なつかしき—とる手おそしと」〈蘆花・不如帰〉 2 巻いた...
たまずさ‐どうふ【玉章豆腐】
豆腐を封書の形に細長く薄く切って、冷水に浮かべたもの。
たまずさ‐の【玉梓の】
[枕]手紙を梓の木に結びつけて使者に持たせ、妹(いも)のもとへやる意から、「使ひ」「妹」にかかる。「—使ひを見れば...
たまずさ‐むすび【玉章結び】
⇒吉弥(きちや)結び
タマタブ
マダガスカル東部の都市トゥアマシナの旧称。
たま‐たま【偶/適/会】
[副] 1 時おり。時たま。たまに。「春とはいえ—寒い日がある」 2 偶然に。ちょうどその時。「—駅で旧友にあった」
たま‐だいがく【多摩大学】
東京都多摩市にある私立大学。平成元年(1989)の開設。平成5年(1993)に大学院を設置した。
たま‐だすき【玉襷】
[名]たすきの美称。「衣の袖に—上げ」〈盛衰記・一八〉 [枕] 1 たすきを項(うなじ)に懸けるところから、「うね...
たま‐だな【魂棚】
「精霊棚(しょうりょうだな)」に同じ。《季 秋》「—の奥なつかしや親の顔/去来」
たま‐だれ【玉垂れ】
《「たますだれ」の音変化》 1 玉で飾ったすだれ。また、すだれの美称。たますだれ。 2 ワサビ・ヤマノイモ・みじん...
たまだれ‐の【玉垂れの/玉簾の】
[枕] 1 玉を「緒(を)」に通して垂れる意から、「を」にかかる。「—越智(をち)の大野の朝露に」〈万・一九四〉 ...
玉(たま)散(ち)・る
1 玉となって飛び散る。「—・る汗」「奥山にたぎりて落つる滝つ瀬に—・るばかり物な思ひそ」〈後拾遺・雑六〉 2 刀...
たま‐ぢしゃ【球萵苣】
レタスの別名。また、結球性のレタスをいい、結球のゆるいものをサラダ菜ということもある。→萵苣
堪(たま)ったものではな・い
「たまらない」を強めていう語。「朝から晩までこき使われては—・い」
たま‐つき【玉突き】
1 室内遊戯の一。撞球(どうきゅう)。ビリヤード。 2 《1の球が次々に他の球に当たるところから》追突された車が前...
たま‐つくり【玉作り/玉造り】
玉をつくること。また、その職人。
たまつくり【玉造】
大阪市の天王寺区から中央区の東部にまたがる地名。古代に玉造部が居住した。
たまつくり‐おんせん【玉造温泉】
島根県松江市にある温泉。泉質は塩化物泉・硫酸塩泉で、出雲国風土記にも記される古湯。付近は瑪瑙(めのう)などの産地で...
たまつくり‐おんせんきょう【玉造温泉郷】
宮城県大崎市北西部にある温泉地。鬼首(おにこうべ)温泉郷と鳴子温泉郷とに分かれる。
たまつくり‐すじ【玉造筋】
大阪市内を南北に走る道路の呼び名。全区間で大阪環状線の内側を並走する。
たまつくり‐べ【玉作部/玉造部】
大化前代、玉類の製造に従事して朝廷に仕えた部民(べみん)。
たまつ‐しま【玉津島】
和歌山市和歌浦の地名。かつては島。玉津島神社がある。[歌枕]「—見れども飽かずいかにして包み持ち行かむ見ぬ人のため...
たまつしま‐じんじゃ【玉津島神社】
和歌浦にある神社。祭神は稚日女命(わかひめのみこと)・神功皇后・衣通姫命(そとおりひめのみこと)。古来、和歌三神の...
たま‐つばき【玉椿】
1 ツバキの美称。《季 春》 2 ネズミモチの別名。
たま‐てばこ【玉手箱】
1 美しい手箱。特に、浦島太郎が、竜宮の乙姫(おとひめ)からもらって帰ったという箱。 2 秘密にして、容易には人に...
たま‐で【玉手】
玉のように美しい手。また、手の美称。「—さし交(か)へあまた夜も寝(い)ねてしかも」〈万・一五二〇〉
玉(たま)となって砕(くだ)くとも瓦(かわら)となって全(まった)からじ
《「北斉書」元景安伝から》男子たる者は、名誉のために死ぬことはあっても、いたずらに生きながらえるだけのつまらない生...
たま‐とり【玉取り】
数個の玉を手で交互に投げ上げては受けとめる曲芸。品玉(しなだま)。弄丸(ろうがん)。
たまとり‐まつり【玉取祭】
福岡市箱崎町の筥崎(はこざき)宮の正月3日の祭り。木製の玉を裸になった大勢の若者が奪い合って豊年を占う行事。同様の...
たま‐どうぶつこうえん【多摩動物公園】
東京都日野市にある都営の自然動物公園。昭和33年(1958)開園。丘陵の自然を生かした放し飼い方式や、大規模な昆虫...
たま‐どこ【玉床】
ふしどの美称。「明日よりは我が—を打ち払ひ君と寝(い)ねずてひとりかもねむ」〈万・二〇五〇〉
たま‐どの【玉殿】
1 りっぱな御殿。 2 《稲荷神社の狐の像が宝の玉を持っているところから》狐のこと。「稲荷前をぶら付いて、かの—に...
たま‐どの【霊殿/魂殿】
1 死者の霊を祭った所。たまや。 2 葬送の前にしばらく遺体を納めておく殿舎。たまや。「昔物語に、—に置きたりけむ...
たま‐どめ【玉止め/玉留め】
裁縫で、縫い終わりの糸の端を布にとめるための結び方。→玉結び2