ななつめん【七つ面】
歌舞伎十八番の一。時代物。一幕。津打治兵衛・藤本斗文作。元文5年(1740)江戸市村座で「姿観隅田川(すがたみすみ...
ななつ‐もん【七つ紋】
紋所が羽織や着物の背に一つ、両袖の前後に一つずつ、胸の前の両側に一つずつ、あわせて七つついていること。また、その衣服。
ななつ‐や【七つ屋】
《「七(しち)」が「質(しち)」と同音であるところから》質屋のこと。「年の暮れに—の蔵へ行くことなどを」〈藤村・家〉
ななてんいちチャンネル‐サラウンド【7.1チャンネルサラウンド】
《7.1channel surround》映画館などで臨場感や立体感のある音響効果を再現するために開発されたサラウ...
ななとこ‐いわい【七所祝(い)】
南九州などで、7歳の子が正月7日に7軒の家から雑炊(ぞうすい)をもらい集めて食べ、福を得ようとする風習。七所雑炊。
ななとこ‐がり【七所借り】
「ななところがり」に同じ。
なな‐ところ【七所】
1 七つの場所。7か所。 2 「七所拵(ごしら)え」の略。「—の大脇指」〈浮・一代男・七〉
ななところ‐がり【七所借り】
あちこちから金品を借り集めること。ななとこがり。
ななところ‐ごしらえ【七所拵え】
脇差(わきざし)の縁・頭(かしら)・目貫(めぬき)・折金・栗形・裏瓦(うらがわら)・笄(こうがい)の七つを同じ地金...
なな‐なぬか【七七日】
人の死後49日目。四十九日(しじゅうくにち)。七巡(ななめぐ)り。しちしちにち。なななのか。「—の法要」
なな‐なのか【七七日】
「なななぬか」に同じ。
ななナンバー‐しゃ【七ナンバー車】
ナンバープレートの分類番号が7で始まる車。 [補説]1桁の分類番号が使用されていた当時、7は小型三輪乗用車に適用さ...
ナナヌイラ‐とう【ナナヌイラ島】
《Nanaui-i-ra》フィジー諸島、ビチレブ島北岸にある島。ラキラキ地区の沖合約5キロメートルに位置する。観光...
なな‐の‐さかしきひと【七の賢しき人】
《「七賢人」を訓読した語》竹林の七賢のこと。「いにしへの—たちも欲りせしものは酒にしあるらし」〈万・三四〇〉
なな‐の‐やしろ【七の社】
「山王七社(さんのうしちしゃ)」に同じ。「わが頼む—のゆふだすきかけても六の道にかへすな」〈新古今・神祇〉
ななはか‐まいり【七墓参り】
昔、大阪で、陰暦7月16日の宵から翌日の夜明けにかけて、鉦(かね)・太鼓をたたきながら市内の7か所の墓地を巡って参...
なな‐はん【七半】
排気量750ccエンジンのオートバイの俗称。
なな‐ばけ【七化け】
⇒七変化(しちへんげ)1
なな‐ばしょ【七場所】
江戸深川の花街を形成した七つの地区。仲町・新地(大・小)・石場(古・新)・櫓下(表・裏)・裾継・土橋・佃をいう。
ななばん‐ウッド【七番ウッド】
ゴルフのウッドクラブで、ヘブンのこと。7W。
なな‐ひかり【七光】
親や仕えている主人などのおかげで、いろいろな形の利益を受けること。「親の—」
ななひこ‐の‐かゆ【七彦の粥】
産後お七夜の産養(うぶやしな)いの祝いにつくる粥。ながひこのかゆ。
なな‐ふし【七節/竹節虫】
1 ナナフシ目ナナフシ科の昆虫。体長7〜10センチ。体や脚は細長く、竹の枝に似て、緑色または褐色。翅(はね)はない...
なな‐ふしぎ【七不思議】
ある地域で不思議な現象としている七つの事柄。自然現象に関するものが多い。「麻布の—」
なな‐へんげ【七変化】
⇒しちへんげ(七変化)
ななほし‐クドア【七星クドア】
⇒クドア
ななほし‐てんとう【七星瓢虫】
テントウムシ科の昆虫。体長8ミリくらいの半球形で脚は短い。上翅(うわばね)は橙黄色で7個の黒紋がある。幼虫・成虫と...
なな‐まがり【七曲(が)り】
道路や坂などが幾重にも折れ曲がっていること。また、その所。
ななます‐ほし【七座星】
北斗七星の異称。「わが恋は—に祈りみん」〈夫木・一九〉
な‐なむ
[連語]《完了の助動詞「ぬ」の未然形+終助詞「なむ」》…てしまってほしい。…てしまってくれ。「墨染めのくらまの山に...
ななめ【斜め】
[名・形動]《「なのめ」の音変化》 1 垂直・水平面や正面に対し、方向がずれていること。また、そのさま。はす。はす...
ななめ‐がけ【斜め掛(け)】
一方の肩から他方の腰に斜めに掛けること。たすきがけ。「ショルダーバッグを—にする」
なな‐めぐり【七巡り】
1 七度めぐること。また、何度もめぐること。ななまわり。 2 四十九日(しじゅうくにち)。七七日(なななぬか)。
斜(なな)めならず
「なのめならず」に同じ。「其(その)声—不機嫌なり」〈紅葉・二人女房〉
ななめ‐よみ【斜め読み】
[名](スル)全体の流れをつかむために、細かい部分は所どころ飛ばして早く読むこと。「パソコンを使って新着ニュースを...
ななメートル‐スロー【七メートルスロー】
ハンドボールで、相手チームの悪質な反則により与えられる投球。ゴールから7メートルの地点に立ち、ゴールキーパーと一対...
なな‐よ【七夜】
1 7日間の夜。七晩。また、数多くの夜。「月重ね我が思ふ妹(いも)に逢へる夜は今し—を継ぎこせぬかも」〈万・二〇五...
ななよ‐づき【七夜月】
《「七夕(たなばた)のある月」の意》陰暦7月の異称。
ななよ‐まち【七夜待ち】
神仏に七夜続けて参り祈願すること。「諸神に祈誓の—をけだいなく」〈浮・新可笑記・二〉
な◦なり
[連語]《断定の助動詞「なり」の連体形「なる」に伝聞推定の助動詞「なり」の付いた「なるなり」の音変化「なんなり」の...
なな‐わた【七曲】
「七曲(ななま)がり」に同じ。「—に曲れる玉の緒をぬきて」〈枕・二四四〉
なに【何】
[代]不定称の指示代名詞。はっきりしない事物について問う語。また、事物・人などをぼかしてさす語。「おやつには—をあ...
名(な)に負(お)・う
名に、その実体を伴う。また、その名とともに評判される。「—・う親知らず子知らずの難所」「大伴の氏と—・へる大夫(ま...
なに‐か【何彼】
《代名詞「なに」+代名詞「か」から》種々雑多な事物をまとめていう。あれやこれや。いろいろ。「ただ大方の御しつらひ、...
なに‐か【何か】
[連語] 《代名詞「なに」+助詞「か」》 1 《「か」は副助詞》感覚・願望などの内容がはっきりしない事物をさす。「...
なにか‐しら【何かしら】
[副]《「なにかしらん」の音変化》 1 何かわからないあるものを示す。なにか。「行けば必ず—得るものがある」 2 ...
何(なに)かせ◦む
ある行為をしても結局は何の役にも立たない、という気持ちを表す。何になろうか、何にもなりはしない。「思ふ事ならでは世...
なにか‐と【何彼と】
[副]一つの物事に限定しない気持ちを表す。何やかやと。あれやこれやと。いろいろと。「暮れは—忙しい」
何(なに)かと言(い)うと
「何かと言えば」に同じ。「—昔の手柄話をもち出す」
何(なに)かと言(い)えば
何か事があると必ず同じ言動をするさま。何かと言うと。「—部下をどなりつける」