はて‐し【果てし】
《「し」は強意の副助詞。打ち消しの語を伴って用いる》果て。際限。きり。終わり。「—のない大空」
はてし‐な・い【果てし無い】
[形][文]はてしな・し[ク]限りがない。終わりがない。「—・い論争」「—・く広がる海」
はてしないものがたり【はてしない物語】
《原題、(ドイツ)Die unendliche Geschichte》ドイツの児童文学者、エンデによる長編ファンタ...
はて‐だいこ【果て太鼓】
芝居・相撲などの興行の終わりに打つ太鼓。仕舞い太鼓。打ち出し太鼓。
はて‐な
[感]《感動詞「はて」+間投助詞「な」から》怪しんだり、考え惑ったりするときなどに発する語。「—、これでよかったろうか」
はてな‐マーク
疑問符のこと。
はて‐の‐お【果ての緒】
琴の13弦のうち、いちばん端の最高音の巾(きん)の弦。
はて‐の‐こと【果ての事】
四十九日または一周忌の仏事。果ての業。「今は—すとて」〈かげろふ・上〉
はて‐の‐つき【果ての月】
1 一周忌の供養のある月。「太政大臣の北の方うせ給ひて、御—になりて」〈大和・九七〉 2 12月。極月(ごくげつ)...
はて‐の‐とし【果ての年】
忌みや喪が明けた年。「円融院の御—、みな人御服ぬぎなどして」〈枕・一三八〉
はて‐の‐わざ【果ての業】
「果ての事」に同じ。「皇太后宮うせ給ひて、—にさはることありて参らざりければ」〈後拾遺・哀傷・詞書〉
はて‐は【果ては】
[副]しまいには。ついには。「口論して、—なぐり合いになる」
はて‐はて【果て果て】
果ての果て。最後。とどのつまり。あげくの果て。「あまたさるまじき人の恨みを負ひし—は、かう打ち捨てられて」〈源・桐壺〉
は・てる【果てる】
[動タ下一][文]は・つ[タ下二] 1 続いていた物事が終わりになる。最後の所まで行き着く。終わる。「いつ—・てる...
はてるま‐くうこう【波照間空港】
沖縄県八重山郡竹富町にある空港。地方管理空港の一。昭和51年(1976)開港。波照間島の東端に位置する。
はてるま‐じま【波照間島】
沖縄県、八重山諸島の島。西表島(いりおもてじま)の南に位置し、有人島では日本最南端。竹富町に属する。サトウキビを栽培。
は‐てんこう【破天荒】
[名・形動]前人のなしえなかったことを初めてすること。また、そのさま。前代未聞。未曽有(みぞう)。「—の試み」「—...
は‐で【派手】
[名・形動]《「破手(はで)」から転じた語とも、また、「映(は)え手」の変化した語ともいう》 1 姿・形・色彩など...
は‐で【破手/端手/葉手】
《破格の手(楽曲)の意》三味線組歌で、破手組(はでぐみ)のこと。⇔本手(ほんて)。
ハディム‐ひろば【ハディム広場】
《Place el Hedim》モロッコ北部の都市メクネスの旧市街にある広場。マンスール門の近くに位置する。中央に...
ハディース
イスラム教の預言者ムハンマドの言行(スンナ)を伝える伝承のこと。
はで‐ぐみ【破手組/端手組】
三味線組歌の一種。本手(ほんて)組に対して、新しい曲風で作られた楽曲群。慶安(1648〜1652)のころに柳川検校...
はで‐こん【派手婚】
俗に、結婚式や披露宴に多くの費用をかけること。⇔地味婚。
はで‐ごのみ【派手好み】
[名・形動]「派手好き」に同じ。「—な(の)人」
はで‐しゃ【派手者】
はでな物事を好む人。はで好きな人。はでもの。「金づかいの乱暴な—であったところから」〈長与・竹沢先生と云ふ人〉
ハデス
ギリシャ神話で、冥府の王。クロノスとレアの子。ゼウスの兄。デメテルの娘ペルセフォネをさらって妃とした。ローマ神話の...
はで‐すがた【派手姿】
華やかに装った姿。はでな身なり。
はですがたおんなまいぎぬ【艶容女舞衣】
浄瑠璃。世話物。3巻。竹本三郎兵衛・豊竹応律らの合作。安永元年(1772)大坂豊竹座初演。三勝・半七の情話を描いた...
はで‐ずき【派手好き】
[名・形動]はでな物事を好むこと。また、そのさま。派手好み。「—な性分」
はで‐やか【派手やか】
[形動][文][ナリ]はでな感じがするさま。華やかなさま。「—な装い」 [派生]はでやかさ[名]
はと【鳩/鴿】
ハト目ハト科の鳥の総称。スズメ大から鶏大のものまで大きさはさまざまで、色彩もさまざま。比較的頭が小さく、翼が発達し...
はと【波戸/波止】
陸から海へ細長く突き出して構築した堤。波よけや、船舶の積み荷の上げ下ろしなどに用いる。
は‐とう【波頭】
1 なみがしら。「白い—」 2 波の上。海上。
は‐とう【波濤】
大きな波。大波。「万里の—を越えて行く」
は‐とうがらし【葉唐辛子】
トウガラシの葉。佃煮(つくだに)などにして食する。
はと‐お【鳩尾】
⇒きゅうび(鳩尾)
鳩(はと)が豆鉄砲(まめでっぽう)を食(く)ったよう
突然の事にびっくりして、きょとんとしているさま。鳩に豆鉄砲。鳩豆。
はとがや【鳩ヶ谷】
埼玉県南東部の旧市名。植木・苗木を産する。住宅地・工業地化が進む。平成23年(2011)川口市に合併。→川口
はとがや‐し【鳩ヶ谷市】
⇒鳩ヶ谷
ハトガル
モンゴル北部、フブスグル県の村。フブスグル湖南岸に位置し、小さな港がある。毎年2月の旧正月に、完全に凍結した湖の上...
はと‐ぐるま【鳩車】
郷土玩具の一。粘土・木・蔓(つる)などで鳩の形を作り、車をつけてひもで引くようにしたもの。
はとこ【再従兄弟/再従姉妹】
「またいとこ」に同じ。
はと‐ざ【鳩座】
南天の小星座。大犬座の南西にあり、2月上旬の午後8時ごろ南中し、南天に低く見える。明るい星はない。学名 (ラテン)...
はと‐ざけ【鳩酒】
鳩の肉・骨をたたき、酒に入れて煮たもの。腰痛や下冷えに効能があるという。
ハトシェプストじょおう‐そうさいでん【ハトシェプスト女王葬祭殿】
《Mortuary Temple of Hatshepsut》エジプト南東部の古代都市テーベ(現ルクソール)のナイ...
はと‐ぞめ【鳩染(め)】
山鳩色に染めること。また、その染め色。麹塵(きくじん)。
はと‐づえ【鳩杖】
「鳩(はと)の杖(つえ)」に同じ。
はと‐どけい【鳩時計】
おもりを動力とした掛け時計の一。時刻がくると、鳩の模型が時計の箱の小窓から現れて時の数だけ鳴く仕掛けのもの。
鳩(はと)に三枝(さんし)の礼(れい)有(あ)り
《「学友抄」から》子鳩は育ててくれた親鳩に敬意を表して、親鳥より3本下の枝に留まる。礼儀を重んずるべきであるという...
鳩(はと)に豆鉄砲(まめでっぽう)
「鳩が豆鉄砲を食ったよう」に同じ。