煩悩(ぼんのう)の犬(いぬ)は追(お)えども去(さ)らず
煩悩は人につきまとって、飼い犬がまといつくように離れない。
ぼんのう‐ま【煩悩魔】
仏語。四魔の一。煩悩は心身を惑わし悟りの妨げとなるので、魔にたとえていう。
ぼん‐の‐くぼ【盆の窪】
1 首の後ろの中央のくぼんだところ。 2 江戸時代、小児の頭髪を首の後ろだけ少し残してそった髪形。
ぼん‐はじめ【盆初め】
「七日盆(なぬかぼん)」に同じ。
ぼん‐ばい【盆梅】
盆栽に仕立てた梅。鉢植えの梅。《季 春》
ぼん‐ばい【梵唄】
1 インドの詠法による歌唱。声明(しょうみょう)。 2 四箇(しか)の法要の始まりに、仏徳をたたえる特定の偈頌(げ...
ボンバックス
パンヤの別名。
ぼん‐ばな【盆花】
盂蘭盆(うらぼん)に山野から取ってきて盆棚に飾る花。キキョウ・オミナエシなど地方によって違いがある。《季 秋》
ボンバー
爆撃機。爆撃手。 [補説]英語の発音では、ボマまたはバマ。
ボンバー‐ジャケット
《bomberは、爆撃機の意》米軍の航空機の乗務員に支給された皮革製の上着。また、それをまねたデザインのもの。丈夫...
ぼん‐ぴゃく【凡百】
《「ぼんびゃく」「ぼんひゃく」とも》いろいろのもの。かずかず。もろもろ。「—の職人をしのぐ腕前」「—の貨物を製出し...
ぼん‐び【盆火】
盂蘭盆(うらぼん)に、門前・辻・墓などでたく火。→門火1
ボンフィン
ミサンガの一種で、リボンのお守り。また、それに似せたアクセサリーなど。ボンフィンリボン。 [補説]ブラジルにあるボ...
ボンフィン‐きょうかい【ボンフィン教会】
《Igreja de Nosso Senhor do Bonfim》ブラジル東部、バイーア州の都市サルバドールにあ...
ぼん‐ぷ【凡夫】
《「ぼんぶ」とも》 1 《(梵)pṛthag-janaの訳》仏語。愚かな人。仏教の教えを理解していない人。異生(い...
ボンブ‐ケーキ
中にクリームやムースなどを詰めた半球形のケーキ。
ぼん‐ぶね【盆舟】
「精霊舟(しょうりょうぶね)」に同じ。
ぼん‐ぶん【梵文】
1 梵語で書かれた文章。 2 梵字の経文。
ボンヘッファー
[1906〜1945]ドイツのプロテスタント神学者・牧師。反ナチの闘争・抵抗運動を続けて逮捕され、終戦直前に処刑さ...
ボンベ
高圧の気体や液体を貯蔵・運搬するための耐圧容器。「酸素—」「ガス—」
ボンベイ
ムンバイの旧称。 [補説]「孟買」とも書く。
ボンボ
ブラジルのアンデス地方の筒形の大太鼓。木の胴に革を張り、革ひもで締めて、2本の桴(ばち)で奏する。
ボンボニエール
ボンボン入れ。砂糖菓子を入れる小箱。
ボン‐ボヤージュ
[感]《(フランス)Bon voyageから》「ボンボワイヤージュ」に同じ。ボンボヤージ。
ぼんぼり【雪洞】
1 灯をともす部分の周囲に紙または絹張りのおおいをつけた手燭(てしょく)・燭台。また、柄と台座をつけた小さい行灯(...
ぼんぼり‐わた【ぼんぼり綿】
薄く透けて見える綿帽子。「浴衣を仮の旅出立ち、—もひねくろしく」〈浄・女腹切〉
ボン‐ボワイヤージュ
[感]よい御旅行を。旅立つ人へのあいさつにいう語。ボンボヤージュ。ボンボヤージ。
ぼん‐ぼん
(関西地方で)良家の若い息子。若旦那。ぼんち。「—育ち」 [補説]書名別項。→ぼんぼん
ぼんぼん
今江祥智の長編小説。昭和48年(1973)刊行。昭和49年(1974)、第14回日本児童文学者協会賞受賞。自身の体...
ボンボン
ブランデー・ウイスキー入りシロップなどをチョコレートなどで包み込んだ菓子。
ぼん‐ぼん
[副] 1 鐘などが続けざまに鳴る音を表す語。「柱時計が—(と)時を打つ」 2 勢いよく次々と物事が行われるさま。...
ボンボン‐とう【ボンボン島】
《Ilhéu Bombom》アフリカ西岸、ギニア湾東部のサントメプリンシペ領の無人島。プリンシペ島の北に位置し、カ...
ぼんぼん‐どけい【ぼんぼん時計】
ぼんぼんと鳴って時刻を知らせる、大型の振り子時計。
ぼん‐まつり【盆祭(り)】
「盂蘭盆(うらぼん)」に同じ。
ボン‐みさき【ボン岬】
《Cap Bon》チュニジア北東端、ボン岬半島の先端に位置する岬。古代ローマ帝国の重要な穀倉地帯であり、世界遺産(...
ぼん‐ミス【凡ミス】
不注意による失敗。軽率でつまらないミス。「相手の—で勝ちを拾う」
ぼん‐みち【盆路】
盂蘭盆(うらぼん)の精霊(しょうりょう)迎えのために、墓から家までの草を刈り、道を整えること。また、その道。東日本...
ぼんもう【梵網】
「梵網経」の略。
ぼんもう‐え【梵網会】
梵網経を講読して冥福(めいふく)を祈る法会。日本では聖武天皇の生母追善のために行われたのが最初。
ぼんもう‐きょう【梵網経】
2巻。鳩摩羅什(くまらじゅう)訳と伝えられたが、5世紀ごろ中国での成立とみられる。下巻は十重禁戒・四十八軽戒(きょ...
ぼんもう‐ぼさつかい【梵網菩薩戒】
仏語。梵網経下巻に説かれる菩薩戒。十重禁戒・四十八軽戒(きょうかい)のこと。
ぼんやり
[名]気持ちが集中せず間が抜けていること。また、その人。 [副](スル) 1 物の形や色などがはっきりせず、ぼやけ...
ぼん‐よう【凡庸】
[名・形動]平凡でとりえのないこと。また、その人や、そのさま。「—な(の)人物」 [派生]ぼんようさ[名]
ぼんような‐あく【凡庸な悪】
第二次大戦中に起きたナチスによるユダヤ人迫害のような悪は、根源的・悪魔的なものではなく、思考や判断を停止し外的規範...
ボンラッティ
⇒バンラティ
ボンラッティ‐じょう【ボンラッティ城】
《Bunratty Castle》⇒バンラティ城
ぼん‐りゅう【凡流】
1 月並みの流儀。 2 平凡な門流。平凡な家柄。「鄙夫(ひふ)—の身なりし原質を」〈中村訳・西国立志編〉
ぼん‐りょ【凡慮】
平凡な考え。また、凡人の考えること。「—の及ばないところ」
ぼん‐れい【盆礼】
盆前に日ごろ世話になっている家に見舞いの品を贈ること。また、その贈り物。盆見舞い。《季 秋》
ボンレス‐ハム
豚のもも肉から骨を取り去って作ったハム。