む‐けい【無形】
[名・形動]形として現れないこと。また、そのものや、そのさま。「有形—」⇔有形。「—なる情緒をしもいとつまびらかに...
む‐けい【無稽】
[名・形動]根拠がないこと。でたらめであること。また、そのさま。「それほど—な(の)議論でもあるまい」「荒唐—」
む‐けいかい【無警戒】
警戒をしないこと。また、そのさま。
む‐けいかく【無計画】
[名・形動]はっきりした見通しも立てずに、事を行うこと。また、そのさま。「—な開発」
むけい‐こていしさん【無形固定資産】
固定資産のうち、物的な存在形態をもたない資産。特許権・借地権・商標権・実用新案権・意匠権・鉱業権などの法的権利と、...
むけい‐ざいさん【無形財産】
物的な形を備えていない財産。著作権・特許権など。⇔有形財産。
むけい‐しほん【無形資本】
特殊な技能や専売権・著作権などのように無形財産からなる資本。⇔有形資本。
むけい‐の‐わいろ【無形の賄賂】
金銭や物品など有形物の授受を介することなく行われる賄賂。担保の提供、債務の弁済、地位の供与など。 [補説]平成18...
むけい‐ぶんかいさん【無形文化遺産】
無形文化遺産保護条約に基づいて登録された、世界各地の芸能、口承文学、社会的な習慣や儀式・祭事、自然に関する知識や慣...
むけいぶんかいさんほご‐じょうやく【無形文化遺産保護条約】
《「無形文化遺産の保護に関する条約」の略称》世界各地の無形の伝統文化遺産を保護し、受け継ぐための条約。2003年ユ...
むけい‐ぶんかざい【無形文化財】
演劇・音楽・工芸技術その他の日本の無形の文化的所産で、歴史上または芸術上価値の高いもの。そのうち特に重要なものを文...
むけ‐か・える【向け変える】
[動ア下一][文]むけか・ふ[ハ下二]それまでと異なる方向に向ける。「—・えたばかりの眼を又余所に移した」〈漱石・明暗〉
むけ‐ぜっく【剝け節供】
東日本で、6月1日のこと。歯固めの餅(もち)を食べ、歯や身体を強くする日とされる。この日にクワの木の下で蛇が皮を脱...
む‐けっきん【無欠勤】
ある一定の期間、欠勤をしないこと。「無遅刻—」
む‐けっせき【無欠席】
欠席したことがないこと。皆勤。また、欠席者が一人もいないこと。
む‐けつ【無欠】
[名・形動]足りないところがないこと。欠点がないこと。「—な(の)人間」「完全—」
む‐けつ【無血】
血を流さないこと。また、戦争などの手段によらないこと。
むけつ‐かいじょう【無血開城】
[名](スル)戦闘を行わず、守り手が攻め手に城を明け渡すこと。
むけつ‐かくめい【無血革命】
平和的手段で達成される革命。また、企業などの組織で、元は対立していた者どうしの間で抗争を伴わずに権力が委譲されるこ...
むけつ‐ちゅう【無血虫】
血のない虫の意で、むごい人をののしっていう語。「貴様如き—が」〈紅葉・金色夜叉〉
むけ‐なお・す【向け直す】
[動サ五(四)]向きを変える。「テレビを正面に—・す」
む・ける【向ける】
[動カ下一][文]む・く[カ下二] 1 その方向に正面が位置するようにする。ある方向を向かせる。「視線を—・ける」...
む・ける【剝ける】
[動カ下一][文]む・く[カ下二]表面・外側をおおっている物が取れたりはがれたりして中身が出る。「手の皮が—・ける」
む‐けん【無間】
《「むげん」とも》 1 「無間地獄」の略。 2 絶え間のないこと。
むけん‐じごく【無間地獄】
「阿鼻(あび)地獄」に同じ。
むけん‐だいり【無権代理】
代理権を持たない者が代理人と称して法律行為をすること。
むけんちょう‐そう【無見頂相】
仏語。仏の三十二相の一。仏の頭頂部にある肉髻(にくけい)。だれも見ることのできないところからいう。無見頂。
むけん‐ならく【無間奈落】
「無間地獄」に同じ。
むけん‐の‐かね【無間の鐘】
1 静岡県、佐夜の中山にあった曹洞宗の観音寺の鐘。この鐘をつくと現世では金持ちになるが、来世で無間地獄に落ちるとい...
むけん‐の‐そこ【無間の底】
無間地獄の底。
む‐げ【無下】
[名・形動ナリ] 1 まちがいなくそれであること。また、そのさま。「今は—の親ざまにもてなして扱ひ聞こえ給ふ」〈源...
む‐げ【無価】
仏語。値のつけられないほどの高い価値があること。貴重なこと。
む‐げ【無碍/無礙】
[名・形動]妨げのないこと。何ものにもとらわれないこと。また、そのさま。「融通—」「—な、それ故、ひとしお魂にしみ...
む‐げい【無芸】
[名・形動]身についた芸が何もないこと。また、そのさま。「いたって—な人」
むげい‐たいしょく【無芸大食】
特にすぐれた才芸もなく、ただ大食いすること。また、そういう人をあざけっていう語。
むげ‐こう【無碍光】
阿弥陀仏の発する十二光の一。何ものにも妨げられない救いの光明。
むげち‐な・い
[形][文]むげちな・し[ク]《近世の東国方言か》むごい。不人情である。むげつけない。「—・く追(ぼ)い出しました...
む‐げっけい【無月経】
性成熟期の女性で月経がない状態。18歳をすぎても初潮がない原発性無月経と、定期的にあった月経が3か月以上ない続発性...
む‐げつ【無月】
曇ったり降ったりして、月が見えないこと。特に中秋の名月についていう。《季 秋》「滑川(なめりかは)海よりつづく—か...
むげつけ‐な・い
[形][文]むげつけな・し[ク]《中世・近世語》「むげちない」に同じ。「どこの国にか—・い、帷子(かたびら)一つで...
むげ‐な・い
[形][文]むげな・し[ク]《中世・近世語》薄情である。冷酷である。すげない。「—・い言分(いひぶん)して下んす」...
むげ‐に【無下に】
[副] 1 冷淡なさま。すげなく。そっけなく。「相手の懇願を—拒む」 2 度外れなさま。むやみに。やたらに。「たれ...
無下(むげ)に◦する
捨てて顧みないでいる。すげなくする。だいなしにする。むだにする。「せっかくの好意を—◦するのは心苦しい」
む‐げん【無限】
[名・形動]《infinity》数量や程度に限度がないこと。また、そのさま。インフィニティー。「—な(の)空間」「...
む‐げん【夢幻】
ゆめとまぼろし。また、はかないことのたとえ。「—のこの世」
むげん‐えん【無限遠】
《infinity》写真撮影において、被写体の距離が非常に遠方にあること。ピントを合わせるには、レンズの距離目盛を...
むげん‐かじょ【無限花序】
花序の二大別の一。花が花軸の下部から上方へ順次咲いていくもの。穂状花序・総状花序・散形花序・頭状花序・散房花序・円...
むげん‐きどう【無限軌道】
⇒キャタピラー
むげんきゅう【無弦弓】
河井酔茗の第一詩集。明治34年(1901)刊。
むげん‐きゅうすう【無限級数】
項の数が無限にある級数。