もち‐きり【持(ち)切り】
あるあいだ中、同じ話題が続くこと。「事件のうわさで—だ」
もち‐き・る【持(ち)切る】
[動ラ五(四)] 1 ㋐最後まで持ちつづける。終わりまでその状態を続ける。「巧みな話術で座を—・る」 ㋑そのすべて...
もち‐ぐさ【餅草】
《「もちくさ」とも》ヨモギの別名。草餅を作るのでいう。《季 春》
もち‐くず・す【持(ち)崩す】
[動サ五(四)]身持ちを悪くする。品行を乱す。また、財産を使い果たす。「酒で身を—・す」「身代を—・す」
もち‐くた・つ【望降つ】
[動タ四]十五夜が更ける。一説に、十五夜が過ぎる。「—・ち清き月夜(つくよ)に我妹子(わぎもこ)に見せむと思ひしや...
もち‐ぐされ【持(ち)腐れ】
所有していながら、少しも役立てないでおいてあること。「宝の—」
もち‐げい【持(ち)芸】
その人が自分のものとして演じることのできる芸。得意の芸。
もち‐こし【持(ち)越し】
1 残して次へ送ること。「結論は—となった」 2 消化されずに胃の中に残っているもの。また、二日酔い。「さんざ朝寝...
もち‐こ・す【持(ち)越す】
[動サ五(四)] 1 決着・処理のつかない状態で次の時期・段階へ送る。「勝負を明日に—・す」 2 持って移す。持っ...
もち‐こた・える【持ち堪える】
[動ア下一][文]もちこた・ふ[ハ下二]ある状態をどうにか保つ。支えてふみこたえる。「援軍到着まで—・える」
もち‐こみ【持(ち)込み】
持ち込むこと。また、そのもの。「酒の—を禁止する」
もち‐こ・む【持(ち)込む】
[動マ五(四)] 1 物を持って中にはいる。「車内に危険物を—・まないこと」 2 相談や用件などをもってくる。また...
もち‐ごま【持(ち)駒】
1 将棋で、相手からとって自分の手もとに持ち、いつでも使用できる駒。手駒。 2 いつでも必要なときに使えるように用...
もち‐ごめ【糯米/餅米】
粘りけが多く、餅(もち)や赤飯にする米。
もち‐さ・る【持(ち)去る】
[動ラ五(四)]物を持って他の所へ行ってしまう。「金目の物を—・る」
もち‐ざお【黐竿】
小鳥や昆虫を捕らえるために、先端にとりもちをつけた竹竿。
もち‐しお【望潮】
満月のときの満ち潮。「汲めば月をも、袖に—の、汀(みぎは)に帰る波の夜の」〈謡・融〉
もち‐しろ【持(ち)代】
箸の、指ではさんで持つところよりも元の部分。手で持つ部分。→使い代
もち‐じかん【持(ち)時間】
1 碁・将棋などの対局で、打つ手を考えるために与えられる一定の時間。棋戦の種類により異なる。 2 その人に割り当て...
もち‐じゃく【持(ち)尺】
布地などを手に持って、物差しで測ること。⇔置き尺。
もち‐せい【糯性】
イネ科植物の種子に含まれるでんぷんの性質。その組成としてアミロースを全くあるいはほとんど含まず、炊いたときに強く粘...
もち‐だい【餅代】
1 餅の代金。 2 年末の臨時収入。年末一時金。ボーナス。また、正月用の餅を買うわずかな金銭。「これでは—にもなら...
もち‐だし【持(ち)出し】
1 持って外へ出ること。「非常—」「資料の—を禁ずる」 2 予定より多くかかった分の費用を自分で負担すること。「出...
もち‐だ・す【持(ち)出す】
[動サ五(四)] 1 持って外へ出す。中にある物を外へ出す。「ベランダにいすを—・す」「家の金を—・す」 2 ある...
もち‐だて【持ち楯】
手に持って使う楯。手楯(てだて)。「—をつき寄せつき寄せ」〈太平記・三〉
もちっ‐と
[副](スル)⇒もっちり
もち‐つき【餅搗き】
餅をつくこと。また、その人。《季 冬》「—が隣へ来たといふ子かな/一茶」
もちつけ◦ない【持(ち)付けない】
[連語]《動詞「もちつける」の未然形+打消しの助動詞「ない」》ふだんは持たないものを持って、慣れない感じがする。持...
もち‐つ・ける【持(ち)付ける】
[動カ下一][文]もちつ・く[カ下二]ふだん持っていて慣れている。持ち慣れる。「—・けない大金」
もち‐つつじ【黐躑躅】
1 ツツジ科の常緑低木。低山地に自生。葉は楕円形で質が薄い。春、紅紫色の漏斗状の花を開き、花びら上面に濃紅色の斑点...
持(も)ちつ持(も)たれつ
互いに助け合うさま。相互に助けたり助けられたりするさま。「—の関係だ」
もち‐づき【望月】
陰暦十五夜の月。特に、陰暦8月の十五夜の月。満月。もちのつき。《季 秋》
もちづき【望月】
姓氏の一。 [補説]「望月」姓の人物望月玉蟾(もちづきぎょくせん)望月三英(もちづきさんえい)望月信亨(もちづきし...
もちづき【望月】
謡曲。四番目物。主君安田友治の敵の望月秋長を討とうとした小沢刑部友房が、安田の妻子に芸をさせ、みずからも獅子を舞い...
もちづき‐ぎょくせん【望月玉蟾】
[1693〜1755]江戸中期の画家。京都の人。名は重盛。通称、藤兵衛。望月派の祖。土佐光成・山口雪渓に師事。のち...
もちづき‐さんえい【望月三英】
[1697〜1769]江戸中期の漢方医。讃岐(さぬき)の人。名は乗。号、鹿門。幕府の奥医師となり、諸医書の説を研究...
もちづき‐しんこう【望月信亨】
[1869〜1948]仏教学者。福井の生まれ。加納法宣につき得度、浄土宗を学んだ。「仏教大辞典」を完成。
もちづき‐の【望月の】
[枕]満月の欠けたところのない意から、「湛(たたは)し」「たれる」「めずらし」にかかる。「—足(た)れる面わに花の...
もちづき‐の‐こま【望月の駒】
平安時代以降、毎年陰暦8月の望月のころ、諸国から献上した馬。「あふさかの関の清水に影見えて今やひくらむ—」〈拾遺・秋〉
もちづき‐の‐まき【望月の牧】
平安時代以降、信濃の望月に設けられた官牧。
もち‐て【持(ち)手】
1 器具を持つためについている把手(とって)。 2 持つ人。持つ役。持ち方。
もち‐て【以て】
[連語]《動詞「も(持)つ」の連用形+接続助詞「て」。「をもちて」の形でも用いられる》道具・方法・材料などを表す。...
もち‐てん【持(ち)点】
競技やゲームで、始める前に参加者一人一人が割り当てられて持っている点数。
もち‐どり【黐鳥】
《「もちとり」とも》とりもちにかかった鳥。〈和英語林集成〉
もち‐とりこ【餅取(り)粉】
⇒取り粉
もちどり‐の【黐鳥の】
[枕]とりもちにかかった鳥が飛び立てないところから離れにくい意の「かからはし」にかかる。「—かからはしもよ行くへ知...
もち‐なお・す【持(ち)直す】
[動サ五(四)] 1 物の持ち方や持つ手をかえて、あらためて持つ。「荷物を—・す」 2 悪くなった状態が再びよい方...
もち‐なわ【黐縄】
鳥などを捕らえるために、もちを塗った縄。
もち‐にげ【持(ち)逃げ】
[名](スル)他人の金品を持って逃げること。「店の金を—する」
もち‐ぬし【持(ち)主】
所有する人。所有者。