余喘(よぜん)を保(たも)・つ
やっと生き長らえている。また、滅びそうなものがかろうじて続いている。「岸本わずかに—・ち、菅また悄然(しょうぜん)...
よ‐そ【四十】
しじゅう。「—路(じ)」「十(とを)、二十(はた)、三十(みそ)、—など数ふるさま」〈源・空蝉〉
よそ【余所/他所/外】
1 ほかの所。別の場所。また、関係のない離れた所。他所(たしょ)。「—から来た人」「—を向く」「どこか—の店にいこ...
よ‐そ【予措】
果実を輸送・貯蔵する前に、果皮の呼吸を抑えるため、あらかじめ果皮を少し乾燥させる措置をすること。
よそい【装い/粧い】
[名](スル) 1 身なりを整えたり、身を飾ったりすること。また、その装束や装飾。「農家の婦人の—したる媼ありて」...
よそ‐いき【余所行き】
⇒よそゆき
よそい‐の‐かた【装図】
江戸後期の文法図表。富士谷成章(ふじたになりあきら)著の文法書「脚結抄(あゆいしょう)」の中にある装(よそい)に関...
よ‐そう【予想】
[名](スル)物事の成り行きや結果について前もって見当をつけること。また、その内容。「—が当たる」「混雑が—される...
よそ・う【装う/粧う】
[動ワ五(ハ四)] 1 飲食物を器に盛る。よそる。「味噌汁を—・う」 2 「よそおう2」に同じ。「強いて嬉しげを—...
よそ・う【寄ふ/比ふ】
[動ハ下二]「よそえる」の文語形。
よそう‐がい【予想外】
[名・形動]予想と違った成り行きとなること。また、そのさま。思いのほか。意外。「—な(の)出費」「結果は—だった」
よそえ【寄へ/比へ】
なぞらえること。たとえること。比較。「折りに合はぬ—どもなれど」〈源・野分〉
よそえ‐もの【寄へ物】
なぞらえるもの。たとえるもの。「『これもよい—がござる』『何によそゆるぞ』」〈虎寛狂・萩大名〉
よそ・える【寄える/比える】
[動ア下一][文]よそ・ふ[ハ下二] 1 他の物事にたとえる。なぞらえる。「人の一生を旅に—・える」 2 ことよせ...
よそおい【装い/粧い】
1 身なりや外観を整えること。美しく飾ること。また、その姿。よそい。「華やかな—の女性」「春らしい—で出掛ける」「...
装(よそお)いを凝(こ)ら・す
一生懸命になって飾り整える。「思い思いに—・して集まる」
よそお・う【装う/粧う】
[動ワ五(ハ四)]《動詞「よそ(装)う」の未然形に接尾語「ふ」の付いた「よそはふ」の音変化》 1 身なりや外観を整...
よそお・し【装し】
[形シク]美しくてりっぱである。荘厳である。「いと—・しくさし歩み給ふほど」〈源・松風〉
よそ‐か【四十日】
しじゅうにち。「ひく船のつなでの長き春の日を—五十日(いか)まで我は経にけり」〈土佐〉
よそ‐がま・し【余所がまし】
[形シク]よそよそしい。他人行儀である。「いやとよ、そなた—・しや」〈仮・竹斎・下〉
よそ‐ぎ【余所着】
外出の衣服。余所行(よそゆ)き。「何処かへ外出するらしい—をして出かかるのと」〈犀星・性に眼覚める頃〉
よそ‐ぎき【余所聞き】
よそごととして聞くこと。また、人の聞こえ。世間の評判。「—に年し経ぬれば疎からず心慣れても頼まるるかな」〈輔親集〉
よ‐そく【予測】
[名](スル)事の成り行きや結果を前もっておしはかること。また、その内容。「10年後の人口を—する」
よそく‐にゅうりょく【予測入力】
⇒予測変換
よそくひょうじ‐きのう【予測表示機能】
⇒サジェスト機能
よそく‐へんかん【予測変換】
パソコンやスマートホンなどの日本語入力システムで、使用者が入力するであろう単語を予測して表示する機能。入力履歴から...
よそく‐へんすう【予測変数】
⇒説明変数
よそ‐げ【余所げ】
[形動ナリ]よそよそしいさま。知らん顔でいるさま。「もみぢ葉はおのが染めたる色ぞかし—における今朝の霜かな」〈新古...
よそ‐ごころ【余所心】
よそよそしい心。冷淡な心。「夕顔の花噛(か)む猫や—」〈蕪村句集〉
よそ‐ごと【余所事】
自分とは関係のないこと。他人ごと。「—とは思えない話」
よそ‐さま【余所様】
自分以外の人や家庭、集団などを敬っていう語。「—の事情を詮索しない」
よそ‐じ【四十/四十路】
1 40歳。しじゅう。→十路 2 40。しじゅう。よそ。「仮名の—余り七文字の内を出でずして」〈千載・序〉
よそ‐ながら【余所乍ら】
[副]遠く離れていながら。直接に関係はしないで。また、かげながら。それとなく。「—成長を見守る」「—忠告する」
余所(よそ)に◦する
おろそかにする。また、無視する。「親の心配を—◦して遊び歩く」
余所(よそ)に◦見(み)る
自分とは関係のないものとして、放っておく。「試験に関係のない事なら、どうなとなれと—◦見て」〈二葉亭・平凡〉
余所(よそ)の見(み)る目(め)
関係のない第三者が見ること。はため。「—も哀れなり」〈浄・矢口渡〉
よそ‐びと【余所人】
関係のない人。他人。「この中納言を—に譲らむが口惜しきに」〈源・早蕨〉
よそ‐ほか【余所外】
《同じ意味の「よそ」と「ほか」を重ねて強めた語》全く関係のない所。また、全く関係のないこと。「迚(とて)も—の小供...
よそ‐み【余所見】
[名](スル) 1 よそを見ること。わきみ。よそめ。「—してはいけません」 2 見て見ないふりをすること。「汝が禍...
よそ‐みみ【余所耳】
よそながら聞くこと。それとなく聞くこと。「夫婦仲のよいのは…よそ目—にもわるくないもの」〈蘆花・思出の記〉
よそ‐め【余所目】
1 よそから見たところ。はたの見る目。よそみ。「—をはばかる」「—には楽に見える仕事」 2 よそのことのように見る...
よそ‐もの【余所者/他所者】
他の土地から移って来た人。また、仲間でない人。「—扱いをする」
よそもの‐どころ【装物所】
《「よそいものどころ」の音変化か》節会(せちえ)などのとき、紫宸殿(ししんでん)の中に屏風(びょうぶ)で囲い、倚子...
よそ‐ゆき【余所行き】
1 よそへ行くこと。外出すること。よそいき。「—の支度をする」 2 外出するときの衣服や持ち物。よそいき。「—に着...
よそ‐よそ【余所余所】
[名・形動ナリ] 1 互いに離れていること。また、そのさま。別れ別れ。ほかほか。「頼もしき筋ながらも、—にならひ給...
よそ‐よそ
[形動ナリ] 1 堂々として威厳のあるさま。「行者の知恵のけしき—にして」〈栄花・玉の台〉 2 山が高く大きいさま...
よそよそ‐し・い【余所余所しい】
[形][文]よそよそ・し[シク] 1 隔てがましく冷淡である。親しみがない。他人行儀である。「—・い態度をとる」「...
よそ・る【装る】
[動ラ五(四)]《「装う」と「盛る」とが混交してできた語》飲食物を器に盛る。よそう。「おつゆを—・る」
よそ・る【寄る】
[動ラ四] 1 自然に引き寄せられる。「荒山も人し寄すれば—・るとぞいふ」〈万・三三〇五〉 2 波が打ち寄せられる...
よ‐ぞく【余賊】
討ちもらされた賊。残りの賊。