よつめ‐がき【四つ目垣】
竹垣の一。丸太を立て、その間に竹を縦横に渡し、すきまを方形としたもの。
よつめ‐ぎり【四つ目錐】
刃の側面に四つの角(かど)があり、先のとがっている錐。
よつめ‐くらげ【四つ目水母】
ミズクラゲの別名。
よつめ‐ごうし【四つ目格子】
方形の目のある格子。また、それをかたどった文様。
よつめ‐ごろし【四つ目殺し】
囲碁で、1個の石の縦横左右に相手方の石が置かれ、その石が盤上から取り除かれること。囲碁の基本的なきまり。
よつめ‐じか【四つ目鹿】
キョンの別名。
よつめ‐どおり【四ツ目通り】
東京都墨田区業平から江東区東陽までの道路の呼び名。浅草通りと永代通りの間を南北に走る。
よつめ‐とじ【四つ目綴じ】
⇒明朝綴(みんちょうと)じ
よつめ‐むすび【四つ目結び】
ひもの結び方で、四つの輪が十字形になるように結ぶこと。また、その結んだもの。
よつめ‐や【四つ目屋】
江戸両国にあった薬屋。四つ目結(ゆい)を紋所とし、淫薬・淫具を専門に扱った。薬では長命丸が有名。
よつ‐めゆい【四つ目結】
文様・紋所の名。目結(めゆい)を4個組み合わせて、図案化したもの。
よつ‐もの【四つ物】
1 四つでひとそろいとなるもの。 2 4種類の武具。武士の七つ道具の中の四つをいう。「三つ物—取りつけて」〈太平記...
よつ‐もん【四つ門】
江戸時代、遊郭で夜の四つ時(今の午後10時ころ)に太鼓を打ち回って、それを合図に大門(おおもん)を閉じたこと。
よつや【四谷】
東京都新宿区東部の地名。甲州街道に沿う。江戸城の四谷見付や四谷大木戸(おおきど)があった。また、東にあるJR線四ツ...
よつやかいだん【四谷怪談】
歌舞伎狂言「東海道四谷怪談」の通称。
よ‐つゆ【夜露】
夜の間におりる露。「—にぬれる」「—にあたる」《季 秋》
よつ‐わり【四つ割(り)】
四等分にすること。また、そのもの。四半分。「リンゴを—にする」
よつ‐わん【四つ椀】
懐石用の飯椀・汁椀・煮物椀・小吸物椀、または飯椀・汁椀の身とふたの総称。
よつん‐ばい【四つん這い】
「よつばい」の音変化。「倒れて—になる」
よ‐づかわ・し【世付かはし】
[形シク]《動詞「よづ(世付)く」の形容詞化》男女の情に通じているようである。「—・しう軽々しき名の立ち給ふべきを...
よ‐づ・く【世付く】
[動カ四] 1 世情に通じる。世慣れる。「かく—・きて物し給ふなる、よろこび申さむ」〈宇津保・国譲中〉 2 男女間...
よ‐づま【夜妻】
夜だけ忍び会う女。隠し女。「たれか—と明かしけむ」〈かげろふ・上〉
よ‐づめ【夜爪】
夜に爪を切ること。親の死に目に会えないとして忌む俗信がある。
よ‐づめ【夜詰め】
1 夜、勤務の場所などに詰めていること。また、夜遅くまで働くこと。 2 夜、攻めること。夜攻め。〈運歩色葉〉
よ‐づり【夜釣(り)】
夜間にする魚つり。《季 夏》「帽白く—とみえてさつさつと/汀女」
よ‐て【預手】
「預金小切手」の略。
よ‐てい【予定】
[名](スル)行事や行動を前もって定めること。また、そのことがら。「会議の—を入れる」「旅行は来月に—している」
よ‐てい【輿丁】
輿(こし)を担ぐ者。こしかき。
よてい‐かかく【予定価格】
1 商品を売り出す前にあらかじめきめておく価格。予価。 2 国や地方公共団体が競争入札や随意契約によって民間企業や...
よてい‐こう【予定稿】
新聞や雑誌などで、事前に生じることが予測できる重要な出来事について、即応できるように準備しておく原稿。
よてい‐せつ【予定説】
キリスト教教理の一。人が救われるのは、人間の意志や能力によるのではなく、全く神の自由な恩恵に基づくという聖書の教理...
よてい‐ちょうわ【予定調和】
1 ライプニッツの哲学で、宇宙は互いに独立したモナドからなり、宇宙が統一的な秩序状態にあるのは、神によってモナド間...
よてい‐のうぜい【予定納税】
その年の所得税額を前年度の納税額をもとに推定し、前もって分割納付する制度。
よてい‐ひょう【予定表】
予定を表にして書きあらわしたもの。
よてい‐び【予定日】
前もって定められた日。また、そのことが起こると予想される日。特に、分娩予定日。
よてい‐りりつ【予定利率】
生命保険会社が契約時に設定する、保険金の運用利回りの率。高いほど保険料が安くなり、低いほど保険料が高くなる。実際の...
よ‐てき【余滴】
1 残りのしずく。筆先に残った墨のしずく、飲み残りの杯のしずく、雨のあとのしたたりなど。残滴。余瀝(よれき)。 2...
よ‐てん【四天】
1 歌舞伎の衣装で、広袖で裾の左右が切れ込んでいる着付け。動きの激しい、武勇を表す役などに用いる。また、それを着て...
よ‐でん【余田】
荘園制で、土地台帳に載せられていない田。一般に地利が低く、地子(じし)は納めるが公事(くじ)は負担しない。
よ‐とう【与党】
1 政党政治において、政権を担当している政党。政権与党。政権党。⇔野党。 2 くみする人々。同調する仲間。「—の一...
よ‐とう【余党】
残りの徒党。残党。「ことごとく—を平らげて帰り給ふ」〈神皇正統記・景行〉
よ‐とう【余桃】
食べ残した桃。
よ‐とう【夜盗】
1 夜間に盗みを働くこと。また、その者。やとう。 2 「夜盗虫(よとうむし)」の略。《季 夏》「戸外に寝る猫をにく...
よとう‐が【夜盗蛾】
ヤガ科のガ。翅(はね)の開張約4.5センチ。全体に暗褐色で、前翅に不規則な斑紋をもつ。夜に活動し灯火に集まる。幼虫...
よとうない‐やとう【与党内野党】
連立与党内で、特定の政策分野について与党第一党と意見が対立し、野党的な立場をとる少数政党のこと。
余桃(よとう)の罪(つみ)
君主の寵愛(ちょうあい)の気まぐれなことのたとえ。衛に弥子瑕(びしか)という少年がいて、主君から非常にかわいがられ...
よとう‐むし【夜盗虫】
ヨトウガの幼虫。体は緑色で葉の裏についているが、大きくなると黒褐色または淡褐色の芋虫となり、昼間は土中や根際に隠れ...
世(よ)と推(お)し移(うつ)る
《「楚辞」漁父から》時勢に逆らわずに進む。物事にこだわらない生き方をいう。
よ‐とぎ【夜伽】
1 主君のため、病人のためなどに、夜寝ないで付き添うこと。また、その人。 2 女が男の意に従って夜の共寝をすること...
よ‐とく【余得】
余分の利得。余禄。「—にあずかる」「給料以外に—がある」