りょう‐うん【凌雲/陵雲】
雲をしのぐほどに高いこと。俗世を超越していることにいう。「飄々(ひょうひょう)たる—の気」
りょううん‐かく【凌雲閣】
東京都台東区浅草公園にあった煉瓦(れんが)造り12階建ての建物。明治23年(1890)建設。東京名所となったが、大...
りょううんしゅう【凌雲集】
平安初期の日本最初の勅撰漢詩集。1巻。嵯峨天皇の命により、小野岑守(おののみねもり)・菅原清公らが撰。弘仁5年(8...
りょううん‐だい【凌雲台】
中国、魏の文帝が洛陽に築かせた楼閣。額に凌雲観と書かせるため書家を楼上に登らせたが、恐怖のため下りてきたときには頭...
凌雲(りょううん)の志(こころざし)
1 《「漢書」揚雄伝から》超然として俗世間の外にあろうとする志。 2 《「後漢書」馮衍伝から》高い地位にのぼろうと...
りょう‐えん【良縁】
1 似合わしい縁組。よい縁談。「—を得て結婚する」 2 極楽往生ができるよい因縁。
りょう‐えん【梁園/梁苑】
中国の梁の孝王の築いた竹園。 1 宮室の庭園。 2 皇室の血統。皇族。→竹の園「仙洞、—を蔑(ないがし)ろにし」...
りょう‐えん【遼遠】
[名・形動]はるかに遠いこと。また、そのさま。「前途—」「震旦身毒より—なる域土を知らざる」〈雪嶺・真善美日本人〉
りょうおう【陵王】
⇒蘭陵王(らんりょうおう)
りょう‐おうて【両王手】
将棋で、二枚の駒で同時にかける王手。
りょうおう‐レンズ【両凹レンズ】
両面とも凹面であるレンズ。
りょう‐おち【両落ち】
預金または貸し出しの利息計算で、預け入れ日・貸し出し日、または払い戻し日・返済日のいずれにも利息をつけないこと。両...
りょう‐おもい【両思い】
《「片思い」からできた語とされる》お互いに思いが通じ合っていること。相思相愛。
りょう‐か【良化】
[名](スル)状態・質などがよくなること。「病状が—する」
りょう‐か【良家】
「りょうけ(良家)」に同じ。「富家—の子弟多し」〈逍遥・当世書生気質〉
りょう‐か【良貨】
品質のよい貨幣。実際価格と法定価格との差が少ない貨幣。「悪貨は—を駆逐する」⇔悪貨。
りょう‐か【菱花】
1 ヒシの花。 2 《裏面に多くヒシの花を鋳るところから》金属製の鏡。菱花鏡。
りょう‐か【寮歌】
寄宿寮で生活する学生・生徒がともに歌うために作られた歌。一高の「嗚呼玉杯(ああぎょくはい)に花うけて」など。
りょう‐か【燎火】
かがり火。庭火。
りょう‐かい【了解/諒解】
[名](スル) 1 物事の内容や事情を理解して承認すること。了承。「—が成り立つ」「来信の内容を—する」 2 《(...
りょう‐かい【両界】
《「りょうがい」とも》密教の、金剛界と胎蔵界。両部。
りょう‐かい【梁楷】
中国、南宋の画家。東平(山東省)の人。号、梁風子。嘉泰年間(1201〜1204)画院の待詔となる。精妙な山水画・道...
りょう‐かい【領会】
[名](スル)「了解1」に同じ。
りょう‐かい【領海】
国家の領域の一部で、海岸に沿って一定の幅をもつ帯状の海域。現在は原則として12海里(約22キロ)とされている。「—...
りょう‐かい【領解】
[名](スル) 1 「了解1」に同じ。「奥さんはよく私のいう意味を—して帰って行った」〈漱石・硝子戸の中〉 2 中...
りょうかい‐おぼえがき【了解覚(え)書(き)】
⇒覚え書き2
りょうかいがいこくせんぱくこうこう‐ほう【領海外国船舶航行法】
⇒外国船舶航行法
りょうかい‐きせん【領海基線】
⇒基線3
りょうかい‐けいび【領海警備】
民間人を装った武装集団や工作船の侵入など、武力攻撃には至らないが国の主権を侵害する行為を阻止・排除すること。 [補...
りょうかい‐しんりがく【了解心理学】
自然科学的心理学に対して、心的行為を精神全体の分節としてとらえようとする心理学。ディルタイやシュプランガーが主唱。
りょうかい‐じょうやく【領海条約】
《「領海及び接続水域に関する条約」の略称》1958年の第1次国連海洋法会議で採択されたジュネーブ海洋法4条約の一つ...
りょうかい‐ど【了解度】
電話などの通信品質を評価する尺度の一。意味のある単語や文章を聞き取り、正確に聞き取れた割合をパーセントで表す。明瞭...
りょうかい‐まんだら【両界曼荼羅】
金剛界曼荼羅と胎蔵界曼荼羅の併称。真言密教における根本理念を表したもので、ともに大日如来を中心に諸尊を配する。両部...
りょう‐かく【稜角】
1 とがったかど。かど。 2 多面体の稜が作る二面角。
りょう‐かく【寥廓】
[形動][文][ナリ]に同じ。「—なる天の下、蕭瑟(しょうしつ)なる林の裏(うち)」〈漱石・幻影の盾〉 [ト・タル...
りょうかひ‐か【両花被花】
萼(がく)と花びらの両方の花被をもつ花。両方の区別ができる異花被花と、できない同花被花がある。両被花。→単花被花
りょうかみ‐さん【両神山】
埼玉県西部、秩父市大滝地区と秩父郡小鹿野(おがの)町の境界にある山。標高1723メートル。秩父古生層のチャートから...
りょう‐がわ【両側】
《「りょうかわ」とも》相対する二つの側。両方の側。特に、川や道などの左右の側。「道路の—」
りょうかん【良寛】
[1758〜1831]江戸後期の曹洞宗の僧・歌人。越後の人。号、大愚。俗名、山本栄蔵。備中(びっちゅう)円通寺の国...
りょうかん【良観】
⇒忍性(にんしょう)
りょう‐かん【涼感】
涼しそうな感じ。「滝の音が—を誘う」
りょう‐かん【猟官】
官職を得ようとして、多くの者が争うこと。「—運動」
りょう‐かん【量感】
分量・重さがある感じ。彫刻・絵画などでは、表現された対象物の実在感・立体感などをいう。ボリューム。「—あふれる作品」
りょう‐かん【僚艦】
同じ任務に就いている、味方の軍艦。同じ艦隊に所属する軍艦。
りょうかん‐うんどう【猟官運動】
官職を得ようとして、力のある人物に働きかけること。「内閣改造を前に—が始まる」
りょうかん‐せい【猟官制】
⇒スポイルズシステム
りょう‐が【凌駕/陵駕】
[名](スル)他をしのいでその上に出ること。「前作を—する売れ行き」
りょう‐が【竜駕】
天子の乗用する車。りゅうが。「翌日—をめぐらして六波羅へなしまゐらせんとしけるを」〈太平記・三〉
りょう‐が【遼河】
中国、遼寧省を流れる川。大興安嶺に源を発するシャルモン川とラオハ川とが合流して西遼河となり、吉林省の丘陵を源とする...
りょう‐がい【領外】
領地・領土の外。⇔領内。