りょうせい‐さんかぶつ【両性酸化物】
塩基に対しては酸性、酸に対しては塩基性を示す酸化物。酸化アルミニウムなど。
りょうせい‐ざっしゅ【両性雑種】
⇒二遺伝子雑種(にいでんしざっしゅ)
りょうせい‐しゅよう【良性腫瘍】
腫瘍のうち、発生した場所でのみ緩慢に増殖し、浸潤・転移・再発しないもの。比較的生命に危険はない。
りょうせい‐すいさんかぶつ【両性水酸化物】
酸に対しては塩基性、塩基に対しては酸性を示す水酸化物。水酸化アルミニウムなど。
りょうせい‐せいしょく【両性生殖】
有性生殖のうち、卵と精子など雌雄の配偶子の受精によって、新固体の発生が始まる生殖様式。
りょうせい‐せん【両性腺】
1個の生殖腺で卵子・精子の両方を作るもの。巻き貝や一部の二枚貝で雌雄同体のものにみられ、精巣として機能したのちに卵...
りょうせい‐でんかいしつ【両性電解質】
酸性溶液中では塩基、塩基性溶液中では酸として作用する電解質。水酸化アルミニウム・水酸化亜鉛やアミノ酸・たんぱく質など。
りょう‐せいばい【両成敗】
事情のいかんを問わず、事を起こした両方を罰すること。「喧嘩(けんか)—」
りょうせいふだん【良政府談】
トマス=モアの「ユートピア」を、明治15年(1882)に井上勤が翻訳した際の題名。
りょうせいほっさせい‐とういめまいしょう【良性発作性頭位目眩症】
頭を動かすと回転性めまいが起こる病気。内耳の前庭にある耳石が遊離して半規管に入り、平衡感覚に障害を起こすと考えられ...
りょうせい‐るい【両生類】
両生綱の脊椎動物の総称。魚類と爬虫(はちゅう)類との間に位置し、幼時は水中でえら呼吸をし、変態後は肺呼吸をする。心...
りょう‐せき【良席】
主にコンサートや演劇などの公演で、鑑賞するのによいといわれる席。一般的には、舞台に近い席や、向かって正面の中央に近...
りょう‐せつ【両説】
二つの説。対立する二つの論説。「新旧—」
りょう‐せん【良賤】
律令制で、良民と賤民。また、身分のよいものといやしいもの。
りょう‐せん【竜潜】
《竜が水中にひそんでいる意から》英雄・賢人が世に出ないで隠れていること。また、天子がいまだ位に就かないでいること。...
りょう‐せん【猟船】
魚をとる船。漁船(ぎょせん)。
りょう‐せん【稜線】
山の峰から峰へ続く線。尾根。
りょう‐せん【僚船】
仲間の船。同時におなじ仕事をしている別の船。
りょうぜい‐ほう【両税法】
中国で、唐代から明代にかけて行われた税法。均田法の崩壊に対し、780年、宰相楊炎の建議により、従来の租庸調に代わる...
りょう‐ぜつ【両舌】
仏語。十悪の一。二枚舌を使うこと。
りょう‐ぜん【令前】
大宝令または飛鳥浄御原令(あすかきよみはらりょう)施行以前の時代。
りょう‐ぜん【両全】
両方とも完全であること。また、二つとも完全にすること。「忠孝—」「一挙—」
りょうぜん【良暹】
平安中期の歌人。比叡山の僧で、祇園(ぎおん)の別当を務めた。その歌は後拾遺集以下の勅撰集に約30首入集。生没年未詳。
りょう‐ぜん【霊山】
福島県北東部、伊達(だて)市と相馬市との境にある山。標高825メートル。奇岩が連なる。慈覚大師建立の霊山寺跡や霊山...
りょう‐ぜん【亮然】
[形動タリ]明らかなさま。はっきりしているさま。「—たる徳沢に浴すと雖ども」〈岡部啓五郎・開化評林〉
りょう‐ぜん【了然】
[ト・タル][文][形動タリ]はっきりとよくわかるさま。判然。「人間日常の情偽をして読者の心胸に—として」〈逍遥・...
りょう‐ぜん【瞭然】
[ト・タル][文][形動タリ]はっきりしていて疑いのないさま。明白であるさま。「—たる事実」「一目—」
りょうぜん‐か【両全花】
「両性花」に同じ。
りょうぜん‐じ【霊山寺】
奈良市にある霊山寺真言宗(単立)の寺。山号は、鼻高山。天平年間(729〜749)聖武天皇の勅願により建立。開山は行...
りょうぜん‐じんじゃ【霊山神社】
福島県伊達市にある神社。祭神は北畠親房・顕家・顕信・守親。明治14年(1881)創建。
りょうぜん‐は【霊山派】
時宗十二派の一。京都の霊山正法寺を本寺とし、国阿を派祖とする。現在は派名を立てない。
りょう‐そう【両総】
上総(かずさ)・下総(しもうさ)2国の併称。
りょうそう‐し【領送使】
古代、流罪人を配所まで護送した役人。衛府の官人、検非違使などが任ぜられた。
りょう‐そうめい【梁漱溟】
[1893〜1988]中国の思想家。広西省の人。「東西文化および哲学」を著し、中国の伝統思想を称揚、次いで、理想的...
りょうそう‐ようすい【両総用水】
千葉県九十九里浜平野南部の灌漑(かんがい)と低湿地の排水のために作られた国営の用水路。延長約80キロ。香取市で利根...
りょう‐そく【両足】
1 両方の足。2本の足。両脚。 2 「両足尊」の略。「紫磨金(しまごん)を瑩(みが)いて—を礼し奉る」〈和漢朗詠・下〉
りょう‐そく【料足】
あることにかかる費用。代価。「供具(きょうぐ)の—一万疋副(そへ)て」〈太平記・三六〉
りょう‐そく【寮則】
寮生活をするときの規則。
りょうそく‐そん【両足尊】
《両足を具えている人間の中で最も尊い者の意。「りょうぞくそん」とも》仏の尊称。
りょう‐そで【両袖】
1 左右両方の袖。 2 建造物・舞台・机などの左右両方のわきの部分。
りょう‐そん【両存】
両方ともに存在すること。また、両方とも存在させておくこと。
りょう‐ぞん【両損】
[名](スル)《「りょうそん」とも》 1 同時に二つの損をすること。⇔両得。 2 両者ともに損をすること。⇔両得。
りょう‐ぞく【良俗】
健全な風俗。よい慣習。「—を乱す」「公序—」
りょうた【蓼太】
⇒大島蓼太(おおしまりょうた)
りょうたいすう‐ほうがんし【両対数方眼紙】
縦・横の両方に常用対数の目盛りをつけた方眼紙。
りょうたくしゅう【蓼太句集】
大島蓼太の句集。3編。明和6年(1769)初編刊行。
りょう‐たつ【了達】
《「りょうだつ」とも》心によく悟ること。「即心是仏のむねを—しぬるがごときは」〈正法眼蔵・弁道話〉
りょう‐たん【両端】
1 両方のはし。りょうはし。「橋の—」 2 物事の始めと終わり。本末。首尾。 3 どっちつかずの態度。ふたごころ。
りょうたん‐ぞろえ【両端揃え】
⇒均等割り付け
両端(りょうたん)を持(じ)・する
《「史記」信陵君伝から》どちらにつくか決めないで、あいまいな態度をとる。「派閥争いの外にいて—・する」