両端(りょうたん)を叩(たた)・く
《「論語」子罕(しかん)から》物事の首尾・両極をきわめつくす。「—・いて黒白の変化を同一物の上に起こす所が人間の融...
りょう‐だく【領諾】
承知して引き受けること。承諾。「一議に及ばず—して」〈読・近世説美少年録・三〉
りょう‐だて【両建(て)】
取引で、同一人が、同一銘柄の売り建てと買い建ての両方をたてておくこと。
りょうだて‐よきん【両建(て)預金】
拘束性預金の一。銀行などの金融機関が貸付の条件として預け入れさせた預金。→歩積(ぶづ)み預金
りょう‐だめ【両為】
両方のためや利益になること。「お前さんも人に憎まれず私の方でも大助かり、ほんに—で御座んす」〈一葉・わかれ道〉
りょう‐だん【両断】
[名](スル)二つにたち切ること。たち切って二つにすること。「一刀—」
りょうだん‐さいはい【両段再拝】
拝礼の一。再拝を二度行う作法。神社・山陵などの拝礼で最もていねいなもの。
りょう‐ち【了知】
[名](スル)はっきりと知ること。よく理解すること。「事の是非を—する」
りょう‐ち【良知】
1 《「孟子」の説から》人が生まれながらにもっている、是非・善悪を誤らない正しい知恵。「—良能」→致良知(ちりょう...
りょう‐ち【料地】
ある目的のために使用する土地。用地。
りょう‐ち【陵遅】
1 丘陵がしだいに低くなること。 2 物事がしだいに衰えること。「仏法—し行くこと眼前に近し」〈正法眼蔵随聞記・四〉
りょう‐ち【量地】
土地を測量すること。
りょう‐ち【領地】
領有している土地。所有し支配する土地。また、国家の主権の及ぶ土地。領土。
りょう‐ち【領知】
[名](スル)土地を領有して支配すること。「二国を—しけり」〈今昔・二・二六〉
りょう‐ち【領置】
[名](スル)刑事訴訟法上、強制方法によらず、被告人・被疑者などが遺留した物または所有者・所持者などが任意に提出し...
りょうち‐しゅぎ【了知主義】
意思表示の効力が発生する時期を、相手方がその内容を了知したときとする主義。例えば、手紙を読みおえたときなど。
りょうちゅう【良忠】
[1199〜1287]鎌倉中期の浄土宗の僧。石見(いわみ)の人。然阿と称す。天台・倶舎(くしゃ)・法相(ほっそう)...
りょう‐ちょう【両朝】
二つの朝廷。また、2代の朝廷。「南北—」
りょう‐ちょう【猟鳥】
法律で、捕獲することが認められている鳥。狩猟鳥。
りょう‐ちょう【寮長】
寮生の取り締まりなどをする寮の責任者、また、代表者。
りょうつ【両津】
新潟県、佐渡島東部にあった市。両津湾に面し、佐渡島の玄関口として発展。平成16年(2004)佐渡郡9町村と合併し、...
りょうつ‐し【両津市】
⇒両津
りょうつ‐じんく【両津甚句】
新潟県の民謡で、佐渡島(さどがしま)の盆踊り歌。
りょう‐て【両手】
1 左右両方の手。もろて。「—利き」 2 《その指の数から》10の数。
りょう‐てい【料亭】
主として日本料理を出す高級な料理屋。
りょう‐てい【竜蹄】
「りゅうてい(竜蹄)」に同じ。「春宮は—にめされ」〈太平記・一七〉
りょう‐てい【涼亭】
涼むために庭などに設けたあずまや。「—ふうに庭にさし出たひろい窓の下で」〈野上・迷路〉
りょう‐てい【量定】
[名](スル)軽重をはかって決定すること。「刑の—」「先密に通知探索して以て是を—す」〈西周訳・万国公法〉
りょう‐てき【量的】
[形動]量に関するさま。また、量の見地から見るさま。「—な比較をする」「—には不足がない」⇔質的。
りょうてき‐かんわ【量的緩和】
中央銀行が、市場に供給する資金量を目標として金融緩和を行うこと。非伝統的金融政策の一つ。中央銀行は通常、短期金利を...
りょうてききんゆうかんわ‐せいさく【量的金融緩和政策】
⇒量的緩和
りょう‐てっこう【菱鉄鉱】
炭酸鉄を主成分とする鉱物。多く菱面体の結晶をなし、三方晶系。淡黄色・褐色などでガラス光沢がある。鉄の原料鉱石。炭酸...
りょうて‐なべ【両手鍋】
両側に取っ手のついた鍋。
両手(りょうて)に花(はな)
二つのよいものを同時に手に入れることのたとえ。また、一人の男性が同時に二人の女性を連れていることのたとえ。
りょう‐てん【両天】
1 晴天と雨天。 2 晴雨兼用の傘。両天傘。 3 「両天秤(りょうてんびん)」の略。 4 かんざしの両端に対(つい...
りょう‐てん【両点】
1 漢文に返り点と送り仮名の両方をつけること。→片点(かたてん) 2 漢文の訓読で、一語を音と訓との両方に読むこと...
りょう‐てんびん【両天秤】
1 「天秤1」に同じ。 2 どちらになっても自分は損のないように、両方に関係をつけておくこと。両天。
両天秤(りょうてんびん)を掛(か)・ける
「天秤(てんびん)に掛ける2」に同じ。
りょう‐でん【良田】
地味の肥えた田地。美田。
りょう‐と【良図】
よいはかりごと。良計。
りょう‐とう【両刀】
刀と脇差(わきざし)。大小。「—を帯びる」
りょう‐とう【両統】
1 二つの血統。 2 二つの皇統。
りょう‐とう【両頭】
1 一つのからだに頭が二つあること。また、その頭。双頭。「—の蛇」 2 二人の頭領・支配者。「—会談」 3 両方。...
りょう‐とう【良刀】
よい刀。鋭利な刀。
りょう‐とう【竜頭】
《「りょうどう」とも》竜のあたま。特に、船首に取りつけた竜のあたまの装飾。また、それを取りつけた船。りゅうとう。
りょう‐とう【裲襠】
⇒打ち掛け2㋐
りょうとう【遼東】
中国、遼寧(りょうねい)省南東部の地域。遼河の東をいう。
りょうとう‐げきしゅ【竜頭鷁首】
船首にそれぞれ竜の頭と鷁の首とを彫刻した二隻一対の船。平安時代、貴族が池や泉水などに浮かべ、管弦の遊びなどをするの...
りょうとう‐げきす【竜頭鷁首】
⇒りょうとうげきしゅ(竜頭鷁首)
りょうとう‐せいじ【両頭政治】
二人の支配者が両立して行う政治。二頭政治。