かみ‐や【紙屋】
1 紙類を売る店。また、その人。 2 紙を作る家。また、その人。 3 「紙屋院」「紙屋紙」の略。
かみや‐いん【紙屋院】
平安時代、京都の紙屋川のほとりにあった、官立の製紙加工所。かんやいん。かんや。かやいん。
かみや‐がみ【紙屋紙】
平安時代、紙屋院で製した上質の紙。のちには、宮中で用いた反故(ほご)紙をすき返して作った。こうやがみ。かんやがみ。...
かみや‐がわ【紙屋川】
京都市西部を流れる川。鷹峰(たかがみね)山中に源を発し、北野天満宮の西を流れたのち、天神川となって桂川に合流する。...
かみやき‐しゃしん【紙焼(き)写真】
フィルムカメラまたはインスタントカメラで撮影し、印画紙に焼き付けた写真。
かみ‐やしき【上屋敷】
江戸時代、上級武士、特に諸国の大名が江戸市中に設けて平常の住まいとした屋敷。→中屋敷 →下(しも)屋敷
かみや‐じへえ【紙屋治兵衛】
浄瑠璃「心中天(てん)の網島」の主人公。大坂天満の紙屋の主人で、遊女小春と恋に落ち、貞節な妻おさんの心尽くしもむな...
かみ‐やすり【紙鑢】
やや厚手の紙や布に、金剛砂やガラス粉を塗りつけたもの。金属の研磨や木工の仕上げなどに使う。研磨紙。サンドペーパー。
かみや‐そうたん【神谷宗湛】
[1553〜1635]安土桃山から江戸初期にかけての豪商。博多の人。豊臣秀吉の保護を受け、中国・朝鮮・南方諸国と交...
かみ‐やつで【紙八手】
ウコギ科の常緑小高木。葉はヤツデに似る。12月ごろ、緑白色の小花を円錐状につけ、黒い実を結ぶ。幹の内部に白い髄があ...
かみ‐やま【神山】
神の鎮座する山。「妻隠(つまごも)る矢野の—露霜に」〈万・二一七八〉
かみやま【神山】
箱根山中央火口丘の一。標高1438メートルで、箱根山の最高峰。 京都市北区、上賀茂神社の北にある山。[歌枕]「—の...
かみやまだ‐おんせん【上山田温泉】
長野県千曲(ちくま)市南部の温泉。戸倉(とぐら)温泉に隣接し、あわせて戸倉上山田温泉とよばれる。泉質は単純温泉・硫黄泉。
カミュ
[1913〜1960]フランスの小説家・劇作家・評論家。アルジェリア生まれ。第二次大戦中、対独抵抗運動に参加。不条...
かみ‐ゆい【髪結い】
髪を結うこと。また、それを職業とする人。
髪結(かみゆ)い髪(かみ)結(ゆ)わず
髪結いは人の髪を結ってばかりいて、自身の髪はそのままである。他人のために技術を使うばかりで、自分に手が回らないこと...
かみゆい‐しんざ【髪結新三】
歌舞伎狂言「梅雨小袖昔八丈(つゆこそでむかしはちじょう)」の通称。また、その登場人物。
かみゆい‐どこ【髪結い床】
江戸時代、男の髪を結ったり、ひげやさかやきをそったりするのを職業とした店。髪床。
髪結(かみゆ)いの亭主(ていしゅ)
妻の働きで養われている夫。
髪結(かみゆ)いの乱(みだ)れ髪(がみ)
⇒髪結い髪結わず
か‐みょう【家名】
⇒かめい(家名)1
かみ‐よ【神代/神世】
神が治めていたという時代。日本神話では、神武天皇の前までの時代。神話時代。じんだい。「—の昔から」
かみ‐よし【神吉】
《「神吉日(かみよしび)」の略》暦注の一。神社にもうでたり、神事を行ったりするのに吉とされる日。かみよしび。
かみ‐よせ【神寄せ】
神を招き寄せてお告げを聞くこと。
かみよ‐ななよ【神代七代】
⇒天神七代(てんじんしちだい)
かみ‐より【紙縒り】
「こより」に同じ。
かみより‐いた【神依り板/神憑り板/神寄り板】
上代、神霊を天から招き寄せるためにたたいた杉板。「神南備(かむなび)の—にする杉の」〈万・一七七三〉
か‐みら【韮】
《「か」は香、「みら」は「にら」の古名》ニラの古名。「粟生(あはふ)には—一本(ひともと)」〈記・中・歌謡〉
かみ‐りゅう【上流】
茶道の流派で、京都の上京(かみぎょう)に住した千家流のこと。→下流(しもりゅう)
カミルレ
キク科の一年草または二年草。高さ30〜60センチ。全体に香りがあり、葉は羽状に細かく裂けている。夏、周辺が白色で中...
かみ‐ろ‐き【神漏岐】
「かむろき」に同じ。
カミロス
⇒カメイロス
かみ‐ろ‐み【神漏美】
「かむろみ」に同じ。
かみ‐わ・ける【噛み分ける】
[動カ下一][文]かみわ・く[カ下二] 1 食物をよくかんで味の違いを区別する。 2 物事の細かな違いを分別して考...
かみ‐わざ【神業/神事】
1 神のしわざ。また、そのような超人間的な技術や行為。神技(しんぎ)。「あの料理人の包丁さばきはまさに—だ」 2 ...
かみ‐わたし【神渡し】
《出雲大社へ渡る神々を送る風の意から》陰暦10月に吹く西風。《季 冬》
髪(かみ)を下(お)ろ・す
頭髪をそって僧または尼になる。剃髪(ていはつ)する。「—・して仏門に入る」
髪(かみ)を生(は)や・す
《「はやす」は「切る」を忌んでいう語》童子の垂れ髪を切りそろえて元服する。「—・して祝言(しうげん)の、言の葉添ふ...
上(かみ)を学(まな)ぶ下(しも)
《「礼記」緇衣から》下の者はとかく上に立つ人のまねをするということ。
か‐みん【下民】
《下界の民の意から》人民。げみん。
か‐みん【仮眠】
[名](スル)一時的に短時間眠ること。仮寝(かりね)。仮睡。「—をとる」「仕事の合間に—する」
か‐みん【夏眠】
[名](スル)熱帯地方などで、乾季に、乾燥に耐えられない生物が休眠状態で過ごすこと。肺魚・カタツムリなどにみられる。
か‐みん【過眠】
1 寝過ごすこと。 2 十分な睡眠をとっているのに、起きていなければならない時間に強い眠気を感じ、眠り込んでしまう...
カミングアウト
[名](スル)《「カムアウト」とも》公表すること。特に、性自認や性的指向、出自など、人に知られたくないと考えていた...
カミング‐スーン
近日公開。近日発売。
カミングズ
[1894〜1962]米国の詩人。小文字のみの使用、句読点の省略、語の唐突な並置など、実験的な作風で知られる。詩集...
かみん‐しょう【過眠症】
睡眠障害の一。夜、十分寝ているはずなのに昼間どうしようもなく眠くなる症状。ナルコレプシー・特発性過眠症・睡眠時無呼...
かみん‐しょうがい【過眠障害】
⇒過眠症
かみん‐ちゅ【神人】
沖縄地方で、神をまつる巫女(みこ)の総称。正式の資格をもつ巫女のほかに、村祭りのときだけ資格を与えられる巫女をもい...
かみんちゅ【神女】
森礼子の長編小説。沖縄に暮らす女性の姿を描く。平成元年(1989)刊行。