かせん‐そう【歌仙草】
キク科の多年草。日当たりのよい湿地に生える。高さ40〜70センチ。葉は先のとがった長楕円形で、縁に細かいぎざぎざが...
かせん‐でんりゅうけい【架線電流計】
電流計の一種。電流による磁界を測ることで間接的に電流を計測する。電気回路に直接触れる必要がないため、大電流の測定を...
かせんねん【迦旃延】
《(梵)Kātyāyanaの音写》釈迦十大弟子の一人。西インドの婆羅門(バラモン)の出身。論議第一といわれた。
かせん‐ほう【河川法】
洪水・高潮などの災害の発生を防止し、河川の適正な利用、流水の正常な機能を維持するため、河川の管理・工事・使用制限・...
かせん‐もうもくしょう【河川盲目症】
⇒オンコセルカ症
かせんろく【河羨録】
江戸中期の釣りの解説書。3巻。津軽采女正(つがるうねめのしょう)著。享保8年(1723)成立。江戸前の釣りについて...
かぜ【風】
[名] 1 空気のほぼ水平方向の運動。風向と風速で動きを表す。山谷風・海陸風のような小規模のものから、中規模の季節...
かぜ【風】
俳句雑誌。沢木欣一が昭和21年(1946)に創刊。平成13年(2001)終刊。同人に細見綾子・金子兜太・飴山実らが...
かぜ‐あたり【風当(た)り】
1 風が吹きつけること。また、その度合い。かざあたり。 2 世間から受ける批判。かざあたり。「周囲の—が強い」
か‐ぜい【苛税】
重すぎる税金。酷税。
か‐ぜい【過税】
中国、五代十国のころから課せられるようになった商品の通過税。宋・明代には広く普及した。
か‐ぜい【寡勢】
少ない軍勢。わずかな人数。無勢(ぶぜい)。「漢の—を滅しえぬ」〈中島敦・李陵〉
か‐ぜい【課税】
[名](スル)租税を義務者に割り当てること。また、義務者に割り当てられる租税・税金。「輸入品に—する」
かぜい‐かかく【課税価格】
課税する物件の価格。相続税における相続財産の価格、固定資産税における固定資産の価格など。
かぜい‐きゃくたい【課税客体】
⇒課税物件
かぜい‐さいていげん【課税最低限】
所得税や住民税の納税義務が生じる所得額の下限。所得がこれを下回る者は、これらの税を納めない。
かぜい‐しょとく【課税所得】
所得税の課税の対象となる個人所得。所得税法に規定される非課税所得(障害者の年金・法定扶助料など)と免税所得以外のす...
かぜい‐じしゅけん【課税自主権】
地方団体が自主的に地方税の税目や税率を定めて課税できる権利。
かぜい‐ちょう【課税庁】
ある税金につて、徴税の実務を行う役所。所得税・法人税・相続税などについては国税庁が、自動車税などについては都道府県...
かぜい‐のがれ【課税逃れ】
⇒税逃れ
かぜい‐ひょうじゅん【課税標準】
課税物件を金額または数量で表したもので、税額決定の基準となる数値。納税義務者の申告、または税務行政庁の賦課決定によ...
かぜい‐ぶっけん【課税物件】
課税の対象とされる物や行為、または事実。所得税における個人の所得、酒税法における酒類、消費税における資産の譲渡等(...
かぜい‐ほりゅう【課税保留】
納税義務者の特定が困難な場合に、地方公共団体が課税を一時的に保留すること。土地・家屋の所有者が死亡し、相続人が不明...
かぜい‐りつ【課税率】
⇒税率
かぜ‐いれ【風入れ】
「かざいれ」に同じ。
カゼイン
アミノ酸のほかに燐酸(りんさん)を含む複合たんぱく質の一種。牛乳たんぱく質の約80パーセント、人乳たんぱく質の約5...
風(かぜ)枝(えだ)を鳴(な)らさず
《「論衡」是応から》世の中が静かに治まっていて、太平なさま。
かぜ‐おと【風音】
風の音。かざおと。
風(かぜ)薫(かお)・る
初夏、風が若葉の上を渡ってさわやかに吹く。「—・る五月」《季 夏》「—・る羽織は襟(えり)もつくろはず/芭蕉」
風(かぜ)が吹(ふ)けば桶屋(おけや)が儲(もう)かる
意外なところに影響が出ること、また、あてにならない期待をすることのたとえ。風が吹くと土ぼこりがたって目に入り盲人が...
かぜ‐ぎみ【風邪気味/風気味】
風邪をひいたようすであること。かぜけ。かざけ。
かぜ‐くさ【風草】
イネ科の多年草。野原・路傍に群生し、高さ40〜50センチ。葉は細長く、8〜10月、まばらな穂を円錐状につける。うら...
かぜ‐くも【風雲】
1 風と雲。風や雲。 2 《風に吹かれて流れる雲を見立てて》使いの者。「あしひきの山河隔(へな)り—に言(こと)は...
かぜ‐ぐすり【風邪薬/風薬】
1 風邪を治すために用いる薬。かざぐすり。《季 冬》 2 《熱くして飲むと風邪に効くとされるところから》酒のこと。...
かぜ‐け【風邪気/風気】
1 風邪をひいた感じ。風邪をひいているようす。かぜぎみ。「—が抜けない」《季 冬》 2 (風気)風が吹きだす気配。...
かぜ‐ごこち【風邪心地/風心地】
「風邪気(かぜけ)1」に同じ。《季 冬》「しつっこい—でつまっていた鼻が」〈康成・雪国〉
かぜ‐さだめ【風定め】
漁師などが、きまった日の風向きによって、その年の天候を占うこと。陰暦6月20日、10月10日または20日など。
風(かぜ)冴(さ)・ゆ
風が、冷たく身に染み通るように吹く。《季 冬》「さざ浪や志賀の唐崎—・えて比良(ひら)の高嶺にあられ降るなり」〈新...
かぜ‐しょうこうぐん【風邪症候群/風症候群】
⇒かぜ(風)4
かぜしり‐ぐさ【風知り草】
カゼクサの別名。
かぜ‐たいふう【風台風】
雨量が少なく、強風による影響のほうが大きい台風。→雨台風
かぜたちぬ【風立ちぬ】
堀辰雄(ほりたつお)の小説。昭和11〜13年(1936〜1938)発表。死の近づいている婚約者との生活を通して、主...
かぜ‐だ・つ【風立つ】
[動タ五(四)]風が吹く。「或る—・った寒い晩に」〈里見弴・多情仏心〉
かぜ‐だのみ【風頼み】
選挙において、積極的な活動を行わず、その時の風潮によって動く浮動票をあてにすること。「—の政党」
か‐ぜつ【佳絶】
[名・形動]この上なくよいこと。すばらしいこと。また、そのさま。絶佳。「風光—」
かぜ‐つなみ【風津波】
⇒高潮(たかしお)
かぜ‐とおし【風通し】
1 風が吹き抜けること。また、そのぐあい。かざとおし。「—のいい部屋」《季 夏》 2 組織内部での意思や情報の通じ...
かぜとともにさりぬ【風と共に去りぬ】
《原題Gone with the Wind》米国の女流小説家ミッチェルの長編小説。1936年刊。南北戦争前後の変動...
風(かぜ)に櫛(くしけず)り雨(あめ)に沐(かみあら)う
《「魏志」鮑勛伝から》「櫛風沐雨(しっぷうもくう)」に同じ。
風(かぜ)に順(したが)いて呼(よ)ぶ
《「荀子」勧学から》風上から風下に向かって呼べば声がよく届くように、勢いに乗じて事を行えば成功しやすいというたとえ。