かんざん‐えげん【関山慧玄】
[1277〜1361]南北朝時代の臨済宗の僧。信濃の人。俗姓、高梨氏。鎌倉の建長寺に入り、のち、京都大徳寺の宗峰妙...
かんざん‐じ【寒山寺】
中国江蘇省蘇州市の郊外にある寺。寒山が草庵を結んだのが起源と伝えられる。盛唐の詩人、張継の詩「楓橋夜泊」によって有...
かんざん‐じっとく【寒山拾得】
寒山と拾得の二人の僧。寒山が経巻を開き、拾得がほうきを持つ図は、禅画の画題。 舞踊劇。長唄。坪内逍遥(つぼうちしょ...
かんざん‐ちく【寒山竹】
イネ科の植物。高さ約3メートル。枝も葉も上向きにつき、葉は細長く、先がとがる。「寒山拾得」の絵のほうきに似るのでこ...
かんざんらくぼく【寒山落木】
正岡子規の句集。5巻。子規の死後、大正13〜15年(1924〜26)刊。明治18〜29年(1885〜96)の作品1...
かん‐し【干支】
十干(じっかん)と十二支。えと。→干支(えと)1
かん‐し【官仕】
官吏になること。仕官。
かん‐し【官司】
1 役人。官吏。 2 役所。
かん‐し【官私】
公事と私事。政府と民間。官立と私立。
かん‐し【冠詞】
英語・ドイツ語・フランス語・イタリア語・スペイン語のようなゲルマン語派・ロマンス諸語などで、名詞につけて、これにあ...
かん‐し【看視】
[名](スル)気をつけて見ること。「葉子は自分の眼で二人を—して」〈有島・或る女〉
かん‐し【換歯】
脊椎動物において歯が生え換わる現象。多くの哺乳類では一度だけ乳歯から永久歯に抜け換わるが、ネズミ類では歯が一生涯伸...
かん‐し【敢死】
死を覚悟すること。決死。「我輩—これに従い君側の奸を除き」〈染崎延房・近世紀聞〉
かん‐し【款識】
《「款」は陰刻の銘、「識」は陽刻の銘》 1 鐘や鼎(かなえ)などに刻した文字。銘。銘文。 2 書画に筆者が署名、捺...
かん‐し【寒士】
貧しい人。「宵越の銭はつかわぬという風(ふう)なれば、われ等が如(ごと)き—の家には向くべくもあらず」〈荷風・かた...
かん‐し【幹枝】
1 木の幹(みき)と枝。 2 「干支(かんし)」に同じ。
かん‐し【漢詩】
1 中国の詩。一句が四言・五言、または七言からなるのが普通で、平仄(ひょうそく)・脚韻などの規則がある。古詩・楽府...
かん‐し【鉗子】
はさみに似た形の金属性の医療器具。手術や治療のときに、器官や組織などを挟み、牽引(けんいん)したり圧迫したりするの...
かん‐し【管子】
管仲(かんちゅう)の敬称。 中国古代の政治論集。管仲の著とされるが、成立は戦国時代。法家・道家・儒家思想をまじえた...
かん‐し【監使】
1 鎮守府将軍の唐名。 2 監視する者。「緑衣の—宮門を守(まぼ)る」〈平家・灌頂〉
かん‐し【監視】
[名](スル) 1 警戒して見張ること。また、その人。「—の目が光る」「火山活動を—する」 2 旧刑法で、出獄者の...
かん‐し【諫止】
[名](スル)いさめて思いとどまらせること。「暴挙を—する」
かん‐し【諫死】
[名](スル)死んでいさめること。また、死を覚悟していさめること。
かん‐し【環視】
[名](スル)大勢が周りを取り囲んで見ること。「衆人—の中」「家内じゅうのものが寄り集まってこの大きな奇蹟を—した...
かん‐し【瞰視】
[名](スル)見下ろすこと。俯瞰(ふかん)。「四方の群山を脚下に—す」〈独歩・欺かざるの記〉
かんし‐い【監視委】
「内閣保全監視委員会」の略称。
かんし‐カメラ【監視カメラ】
防犯や防災などに用いられる監視用のカメラ。
かんしがいでん【韓詩外伝】
中国の古代説話集。10巻。前漢の韓嬰(かんえい)著。古い故事・逸話を、「詩経」の詩句と関連づけて解説したもの。「韓...
かん‐しき【巻式】
連歌・俳諧で、一巻に収める句数によって定められた形式。歌仙・百韻・千句など。
かん‐しき【乾式】
液体を用いない方式。また、液体を蒸発させる方式。「—分析法」→湿式
かん‐しき【款識】
⇒かんし(款識)2
かん‐しき【鑑識】
[名](スル) 1 物の真偽・価値などを見分けること。また、その能力。「—眼」 2 犯罪捜査で、筆跡・指紋・血痕(...
かんしき‐エッチング【乾式エッチング】
⇒ドライエッチング
かんしき‐かいか【乾式灰化】
試料を空気中で加熱燃焼して有機物を取り除き、灰化すること。乾式分解法。
かんしき‐かごうぶつ【環式化合物】
原子が環状に結合した構造を分子内にもつ化合物。環が炭素原子からなる炭素環式化合物と、環に炭素以外の原子が加わる複素...
かんしき‐キャスク【乾式キャスク】
使用済み核燃料を中間貯蔵するために使用される金属製あるいは強化コンクリート製の容器。ドライキャスク。
かんしきキャスク‐ちょぞう【乾式キャスク貯蔵】
原子力発電所から出る使用済み核燃料を貯蔵する方法の一つ。使用済み燃料をヘリウムガスとともに金属製の円筒容器(キャス...
かんしき‐きょう【漢式鏡】
日本の古墳から出土する鏡のうち、中国の漢から六朝(りくちょう)時代にかけて製造された銅鏡、および、日本でそれを模倣...
かんしき‐こうぞう【乾式構造】
建築で、成型した板や柱などを現場で組み立てるだけで、コンクリート工事・左官工事などの水を用いる工程を全く含まない方...
かんしき‐たい【環式体】
⇒環式化合物
かんしき‐ちょぞう【乾式貯蔵】
原子力発電所から出る使用済み核燃料の貯蔵法の一つ。水中で貯蔵する湿式貯蔵に対して、不活性ガス中で貯蔵する方式をいう...
かんしき‐ぶんかいほう【乾式分解法】
⇒乾式灰化
かん‐しけつ【乾屎橛】
禅宗で、乾いた棒状の糞(くそ)。仏とは何かという問いに対する答え。一説に、くそかきべらで、不浄なもののたとえ。
かんし‐しゃかい【監視社会】
一定の権力を持つ個人や組織によって個人の行動が常に監視されている社会。カメラなどによる直接的な監視のほか、住民記録...
かんし‐しょう【監視哨】
敵の動静を見張る場所。また、見張りをする兵。
かん‐しじみ【寒蜆】
寒中にとれるシジミ。《季 冬》
かんし‐じゅつ【幹枝術】
生年月日の干支(えと)によってその人の運命を占う術。
かんしっかん‐しゅうちゅうちりょうしつ【冠疾患集中治療室】
⇒シー‐シー‐ユー(CCU)
かん‐しつ【乾湿】
空気などの、かわきと湿り気。乾燥と湿気。
かん‐しつ【乾漆】
1 漆(うるし)の液が、長期間の保存で乾燥し固まったもの。 2 奈良時代に盛行した漆工芸の技法。中国の夾紵(きょう...