しも【下】
1 ひと続きのものの末。また、いくつかに区別したものの終わりの部分。 ㋐川の下流。また、その流域。川下。「—へ漕ぎ...
しも【霜】
1 氷点下に冷却した地面や地上の物体に、空気中の水蒸気が触れて昇華してできる氷の結晶。風の弱い、晴れた夜にできやす...
しも
[助動][しも(しま)|しも(しむ)|しも(しむ)|しも(しむ)|○|しめ]《尊敬の助動詞「しもう」の音変化》四段...
し‐も
[連語]《副助詞「し」+係助詞「も」》名詞、副詞、活用語の連用形および連体形、助詞などに付く。 1 上の語を特に取...
しも‐あな【霜穴】
くぼ地など、寒冷な空気が周囲から流れ込んでたまりやすく、霜のおりやすい所。
しもいち【下市】
奈良県中西部、吉野郡の地名。吉野川と支流の秋野川沿いに発達した市場町。吉野川上流の上市(かみいち)に対する名。
しもいちだん‐かつよう【下一段活用】
動詞の活用形式の一。語形が五十音図の「エ」段の音(または、それに「る」「れ」「よ」「ろ」のついた形)だけで語形変化...
しもいち‐ちょう【下市町】
⇒下市
し‐もう【四孟】
四季それぞれのはじめ。孟春・孟夏・孟秋・孟冬をいう。
し‐もう【刺毛】
1 植物の表皮にあるとげ状の毛。イラクサなどにみられる。 2 昆虫の体にある毛状の突起。また、ドクガなどの幼虫のも...
しもう
[助動][しまは|しまひ(しまう)|しまふ|しまふ|しまへ|しまへ]《尊敬の助動詞「す」の連用形「せ」に補助動詞「...
し‐もう・く【為設く】
[動カ下二]用意する。しつらえる。「くだ物食ひ物—・けて」〈宇治拾遺・一〉
しもうさ【下総】
旧国名の一。現在の千葉県北部と茨城県の南部にあたる。かつては葛飾(かつしか)郡全域を含んだが、同郡の太日川(ふとい...
しもうさ‐だいち【下総台地】
千葉県中部から北部にかけて広がる洪積台地。標高約30〜40メートル。利根川をはさんで北側の常陸(ひたち)台地と合わ...
しもうさ‐の‐くに【下総国】
⇒下総
しもう‐た【仕舞うた】
[感](多く関西地方で)物事に失敗したときなどに発する語。しまった。「—、出遅れた」
しもうた‐や【仕舞うた屋】
「仕舞(しも)た屋」に同じ。「家は裕福な—のようで、意気な格子戸の門に」〈秋声・縮図〉
しも‐うど【下人】
⇒しもびと
しも‐おおい【霜覆い】
「霜除(しもよ)け」に同じ。《季 冬》
しもおか‐れんじょう【下岡蓮杖】
[1823〜1914]江戸末期から明治の写真家。伊豆下田の人。上野彦馬と並ぶ日本写真草創期の代表者で、文久2年(1...
しも‐おこし【霜起(こ)し】
田畑を、その年二度目に耕すこと。
しも‐おとこ【下男】
下働きの男。げなん。
しも‐おなご【下女】
「しもおんな1」に同じ。
しも‐おんな【下女】
1 召使いの女。げじょ。しもおなご。 2 身分の低い女官。下﨟(げろう)。「—のきはは、さばかりうらやましきものは...
しも‐かぜ【霜風】
霜の上を渡ってくる冷たい風。霜の降りそうな寒い風。「—が凍りついた、巌(いわ)の角は針のような」〈鏡花・歌行灯〉
しもかまがり‐じま【下蒲刈島】
広島県南部、瀬戸内海の芸予諸島中の島。呉(くれ)市に属する。面積8平方キロメートル。ミカンの栽培が盛ん。三之瀬地区...
しもかも‐おんせん【下賀茂温泉】
静岡県伊豆半島南部にある温泉。泉質は塩化物泉。熱帯植物園がある。
しも‐がかり【下掛(か)り】
1 話がしもがかっていること。また、その話。 2 能のシテ方五流のうち、金春(こんぱる)・金剛、のちに喜多を加えた...
しもがかり‐ほうしょうりゅう【下掛宝生流】
能のワキ方の流派の一。徳川家光の命で、下掛かりの金春(こんぱる)座付きワキ方春藤流の春藤権七祐玄が、宝生座付きとな...
しも‐がか・る【下掛(か)る】
[動ラ五(四)]下半身にかかわる話になる。下品な方面に及ぶ。「—・った話」
しも‐がこい【霜囲い】
「霜除(しもよ)け」に同じ。《季 冬》「—めをとのごとくそれは牡丹/青邨」
しも‐が‐しも【下が下】
最下級。げのげ。「—と人の思ひ捨てしすまひなれど」〈源・夕顔〉
しも‐がち【下勝ち】
[形動ナリ]下の方ほど長く大きくなっているさま。「なほ—なる面(おも)やうは、大方おどろおどろしう長きなるべし」〈...
しもがも【下鴨】
京都市左京区の地名。賀茂川と高野川にはさまれた地域。
しもがも‐じんじゃ【下鴨神社】
賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)の通称。
しも‐がれ【霜枯れ】
1 しもがれること。また、その枯れた草木。《季 冬》「—の芭蕉を植ゑし発句塚/杉風」 2 商売が暇で景気が悪いこと...
しもがれ‐どき【霜枯れ時】
1 草木が霜に枯れてしまう時期。 2 商売などの景気がよくない時期。
しもがれ‐みつき【霜枯れ三月】
年の暮れの、特に景気の悪い3か月。10月・11月・12月をいう。
しも‐が・れる【霜枯れる】
[動ラ下一][文]しもが・る[ラ下二]草木が霜にあって枯れる。「—・れて荒涼とした野原」
しも‐き【下期】
会計年度などで、1年を2期に分けたときの後半の6か月。下半期。⇔上期(かみき)。
しもきた【下北】
青森県北東部、下北半島北半部の郡。また、その一帯を占める地域名。→上北
しもきた‐きゅうりょう【下北丘陵】
青森県下北半島の東側にある丘陵。金津山(標高520メートル)・吹越烏帽子(ふっこしえぼし)(標高508メートル)な...
しもきた‐はんとう【下北半島】
青森県北東部に斧(おの)状に突出する半島。中央部は恐山(おそれざん)山地で、北端の大間崎は本州最北端。
しもきたはんとう‐こくていこうえん【下北半島国定公園】
青森県の下北半島北西部の山地と断層海岸からなる国定公園。恐山(おそれざん)・仏ヶ浦・大間崎・尻屋崎などがある。
しも‐ぎょう【下京】
京都市の三条通り以南の地。 京都市の区の一。昭和4年(1929)中京区を分区、同30年南区を分区し、現在は四条通り...
しもぎょう‐く【下京区】
⇒下京
し‐もく【四木】
⇒しぼく(四木)
し‐もく【指目】
[名](スル)指さして見ること。注目すること。「重罪を犯せしが如くに、世人これを—し」〈中村訳・自由之理〉
し‐もく【撞木】
「しゅもく」の音変化。「—を取りて振りまはして、打ちもやらで」〈宇治拾遺・一〉
しも‐くずれ【霜崩れ】
霜柱がとけること。《季 冬》