じゅん‐じゅう【順従/遵従】
[名](スル)さからわず、素直に従うこと。従順。「唯甘じて勅命の儘に—するを真誠の臣道なりと説き」〈加藤弘之・国体新論〉
じゅん‐じゅうきょちいき【準住居地域】
都市計画法で定められた用途地域の一。道路沿道の特性に適した業務の利便性を増進しながら、住居の環境を保護するために定...
じゅん‐じゅく【純熟/淳熟】
[名](スル) 1 よくなれること。「気候の変換に—せる家畜」〈雪嶺・真善美日本人〉 2 なれ親しむこと。和やかに...
じゅん‐じゅん【順順】
(多く「に」を伴って副詞的に用いる)順序を追ってすること。順次。「—に仕事をかたづける」
じゅん‐じゅん【恂恂】
[ト・タル][文][形動タリ]まことのあるさま。まじめなさま。「其の家居するや—として儒者の如く」〈露伴・運命〉
じゅん‐じゅん【循循】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 順序に従うさま。秩序のあるさま。 2 ものにとらわれないで物事を行うさま。「唯...
じゅん‐じゅん【諄諄】
[ト・タル][文][形動タリ]よくわかるように繰り返し教えさとすさま。「—と説いて聞かせる」
じゅんじゅん‐けっしょう【準準決勝】
競技で、準決勝に進出する資格を決める試合。
じゅん‐じょ【順序】
1 ある基準に従った並び方。また、その位置。順番。「—が狂う」「—よく並ぶ」 2 物事を行う手順。段取り。「まず上...
じゅん‐じょう【殉情】
感情のおもむくままに自分をゆだねること。「—の人は歌うことにこそ纔(わずか)に慰めはあれ」〈佐藤春夫・殉情詩集〉
じゅん‐じょう【純情】
[名・形動]純真で邪心のない心。また、その心をもっているさま。「—な少年」「—可憐(かれん)」 [派生]じゅんじょ...
じゅん‐じょう【準縄】
《「準」は水盛り、「縄」はすみなわの意》おきて。てほん。規則。「規矩(きく)—」「渠等(かれら)が製作物を規矩する...
じゅんじょう‐かれん【純情可憐】
[名・形動]素直でけがれがなく、いじらしくていとおしく感じられるようす。「—な少女」
じゅんじょうししゅう【殉情詩集】
佐藤春夫の第1詩集。大正10年(1921)刊。五・七、七・五の文語調を用いた叙情詩23編を収録。
じゅんじょうしょうきょくしゅう【純情小曲集】
萩原朔太郎による詩集。大正14年(1925)刊行。北原白秋に捧げられている。少年期の作品集「愛憐詩篇」と、大正10...
じゅんじょ‐すう【順序数】
自然数の機能のうち、物の順序・順番を示すときに使う数。序数。番号数。オーディナル数。→基数
じゅんじょ‐だ・つ【順序立つ】
[動タ五(四)]一定の順序に筋道が立つ。「—・った話をする」
じゅんじょ‐だ・てる【順序立てる】
[動タ下一]一定の順序に筋道を立てる。「—・てて述べる」
じゅんじょ‐ふどう【順序不同】
並べ方に一定の基準がないこと。名前などを書き並べる際の但し書きに用いる語。順不同。
じゅん・じる【殉じる】
[動ザ上一]「じゅん(殉)ずる」(サ変)の上一段化。「職に—・じる」
じゅん・じる【準じる/准じる】
[動ザ上一]「じゅん(準)ずる」(サ変)の上一段化。「先例に—・じる」
じゅん‐すい【純水】
不純物のきわめて少ない水。イオン交換樹脂処理などによって得られる。
じゅん‐すい【純粋】
[名・形動] 1 まじりけのないこと。雑多なものがまじっていないこと。また、そのさま。「—な(の)アルコール」「—...
じゅんすい‐がいねん【純粋概念】
《(ドイツ)reiner Begriff》カント哲学で、経験をまじえないアプリオリな概念。
じゅんすい‐けいけん【純粋経験】
哲学で、反省を含まず、主観・客観が区別される以前の直接に与えられた経験。W=ジェームズ・西田幾多郎らの哲学にみられる。
じゅんすい‐けいざいがく【純粋経済学】
経済的社会制度などは与えられたものとして問わず、純粋に経済現象だけを抽出して研究しようとする近代経済学の一。ワルラ...
じゅんすい‐し【純粋詩】
《(フランス)poésie pure》経験・教訓などのあらゆる散文的要素を排した詩。マラルメ・バレリーらが提唱。
じゅんすい‐すうがく【純粋数学】
抽象的な数学の概念そのものを研究の対象とする数学の分野。代数学・幾何学・解析学など。応用数学と対をなす概念。
じゅんすいそがた‐ねんりょうでんち【純水素型燃料電池】
高純度の水素と空気中の酸素の化学反応で発電する燃料電池。炭化水素系燃料を改質する機器などが不要で小型化が容易。
じゅんすい‐ばいよう【純粋培養】
[名](スル) 1 細菌・カビなどを、他の種類を混在させない状態で、一種類だけ培養すること。 2 子供を社会の悪い...
じゅんすい‐ぶっしつ【純粋物質】
⇒純物質
じゅんすい‐もちかぶがいしゃ【純粋持(ち)株会社】
グループ各社の株式を所有することにより、それらの会社の事業活動を支配することを主事業とする会社。利益は株式の配当に...
じゅんすい‐リスク【純粋リスク】
損害や損失のみをもたらす危険のこと。保険業における火災・地震・気象災害など。静態的リスク。→投機的リスク
じゅんすい‐りせい【純粋理性】
《(ドイツ)reine Vernunft》カント哲学で、最広義には、経験から独立した先天的認識能力および先天的意志...
じゅんすいりせいひはん【純粋理性批判】
《原題、(ドイツ)Kritik der reinen Vernunft》哲学書。カント著。1781年刊。人間の認識...
じゅんすい‐れい【純粋令】
ビールの原料を大麦・ホップ・水・酵母に限定する、ドイツの法律。1516年にバイエルン公ウィルヘルム4世が制定。ビー...
じゅん・ずる【殉ずる】
[動サ変][文]じゅん・ず[サ変] 1 主君などの死を追って死ぬ。殉死する。「亡君に—・ずる」 2 ある人に義理立...
じゅん・ずる【準ずる/准ずる】
[動サ変][文]じゅん・ず[サ変] 1 あるものを基準にしてそれにならう。また、あるものと同様の資格で扱う。「処置...
じゅん‐せい【純正】
[名・形動] 1 純粋で正しいこと。まじりけがなく、本来のものであること。また、そのさま。「—な理想」「—食品」 ...
じゅん‐せい【淳正】
[名・形動]飾りけがなく正しいこと。また、そのさま。「真の開化と申すものは…自ら風俗も—になるもので」〈加藤弘之・...
じゅん‐せい【準正】
嫡出でない子が、その父母の婚姻・認知によって嫡出子の身分を取得すること。
じゅん‐せい【準星】
⇒クエーサー
じゅんせい‐かがく【純正化学】
化学の基礎的研究部門である理論化学・無機化学・有機化学などの総称。応用化学に対していう。
じゅんせいじょうけい‐テスト【準正常系テスト】
コンピューターシステムやソフトウエアの動作検証で、想定される異常が発生した際、仕様通りに動作するかどうかを確認する...
じゅんせいたいけい‐せいさんりょう【純生態系生産量】
⇒生態系純生産量
じゅんせい‐ちょう【純正調】
音階中の各音の音程関係を整数比とし、和音の協和度を高くした音律。純正律。
じゅんせいちょう‐オルガン【純正調オルガン】
純正調による演奏の可能なオルガン。明治22年(1889)田中正平がドイツで発明。
じゅんせい‐は【順世派】
《(梵)Lokāyataの訳》仏教以前から存在した、インドの唯物論の一派。地・水・火・風の四大を認め、精神の存在を...
じゅんせい‐ひん【純正品】
《genuine product》ある製品のメーカーが、自社製品向けに製造・販売している関連製品。製品同士を組み合...
じゅんせい‐りつ【純正律】
⇒純正調