せ‐がい【世外】
俗世間をはなれた所。また、世俗を脱した境遇。「—の功名心の為に、流俗の嗜慾(しよく)を遠ざけている」〈漱石・三四郎〉
せがい‐いん【清和井院】
⇒清和院(せいわいん)
せ‐がえし【背返し】
古い着物を縫いなおすとき、前身頃(みごろ)の縫い込みを背の方へまわすこと。
せ‐がき【施餓鬼】
盂蘭盆(うらぼん)に寺などで、餓鬼道に落ちて飢餓に苦しむ無縁仏や生類(しょうるい)のために催す読経・供養。施餓鬼会...
せがき‐ぶね【施餓鬼船】
水死人を供養する川施餓鬼のときに仕立てる船。《季 秋》
せ‐がしら【瀬頭】
緩やかな流れから、瀬になりかかって波が立ちはじめる所。⇔瀬尻。
せがみ‐た・てる【せがみ立てる】
[動タ下一][文]せがみた・つ[タ下二]しきりに頼み込む。盛んにねだる。「書生さん達は…、早く飯にしろと—・てるに...
せが・む
[動マ五(四)] 1 無理に頼む。しつこくねだる。「母に小遣いを—・む」 2 責めしかる。非難し苦しめる。「今—・...
せがれ【倅/悴】
1 自分の息子をへりくだっていう語。「—をよろしく願います」 2 他人の息子をくだけていう語。また、子供や若輩の者...
せ‐がわ【背革/背皮】
洋とじの書物の背に張るなめし革。また、その革を用いた本。「—綴じ」
せがわ【瀬川】
姓氏の一。 [補説]「瀬川」姓の人物瀬川菊之丞(せがわきくのじょう)瀬川如皐(せがわじょこう)瀬川康男(せがわやすお)
せがわ‐きくのじょう【瀬川菊之丞】
歌舞伎俳優。屋号、浜村屋。俳名、路考。 (初世)[1693〜1749]初め京坂、のち江戸でも活躍した女方の名人。初...
せがわ‐じょこう【瀬川如皐】
[1806〜1881]江戸末期の歌舞伎作者。3世。江戸の人。5世鶴屋南北の門下で、中村座の立作者となった。作「与話...
せがわ‐ぼうし【瀬川帽子】
江戸時代に流行した婦人用の綿帽子の一。享保19年(1734)歌舞伎俳優の初世瀬川菊之丞が、屋敷女中の役でかぶったの...
せがわ‐やすお【瀬川康男】
[1932〜2010]絵本画家・絵本作家・版画家。愛知の生まれ。本姓、鈴木。松谷みよ子が文を書いた「きつねのよめい...
セガンティーニ
[1858〜1899]イタリア生まれの画家。スイスに定住。アルプスを背景に自然と人間との調和を追求、独自の点描法の...
せき【尺】
⇒しゃく
せき【寂】
⇒じゃく
せき【藉】
⇒しゃ
せき【夕】
[音]セキ(漢) [訓]ゆう [学習漢字]1年 〈セキ〉ゆうがた。「夕日・夕陽/今夕・旦夕・朝夕・一朝一夕」 〈ゆ...
せき【斥】
[常用漢字] [音]セキ(漢) [訓]しりぞける 1 しりぞける。「排斥・擯斥(ひんせき)」 2 様子を探る。「斥...
せき【石】
[音]セキ(漢) シャク(慣) コク(慣) [訓]いし いわ [学習漢字]1年 〈セキ〉 1 いし。「石器・石材・...
せき【汐】
[人名用漢字] [音]セキ(漢) [訓]しお うしお 夕方のしお。夕しお。「潮汐」 [名のり]きよ
せき【赤】
[音]セキ(漢) シャク(呉) [訓]あか あかい あからむ あからめる [学習漢字]1年 〈セキ〉 1 あか。あ...
せき【昔】
[音]セキ(漢) シャク(呉) [訓]むかし [学習漢字]3年 〈セキ〉過ぎ去った時。久しい以前。むかし。「昔時・...
せき【析】
[常用漢字] [音]セキ(漢) こまかく分かつ。こみ入ったものを解きほぐす。「析出/解析・透析・分析」
せき【隻】
[常用漢字] [音]セキ(漢) 1 二つあるものの片方。「隻眼・隻手・隻腕」 2 ただ一つ。ほんの少し。「隻語/片...
せき【席】
[音]セキ(漢) [訓]むしろ [学習漢字]4年 1 むしろなどの敷物。「席巻(せっけん)/枕席」 2 すわる場所...
せき【脊】
[常用漢字] [音]セキ(漢) [訓]せ せい せぼね。せ。「脊髄・脊柱・脊椎(せきつい)・脊梁(せきりょう)」
せき【迹】
[音]セキ(漢) シャク(呉) [訓]あと 〈セキ〉足あと。あと。「行迹・事迹」 [補説]「跡」と通用。 〈シャク...
せき【惜】
[常用漢字] [音]セキ(漢) シャク(呉) [訓]おしい おしむ 〈セキ〉思いきれず、心が残る。失いたくないと思...
せき【戚】
[常用漢字] [音]セキ(漢) 1 身内。「姻戚・縁戚・外戚・親戚・内戚」 2 うれえる。悲しむ。「休戚・憂戚」 ...
せき【責】
[音]セキ(慣) シャク(呉) [訓]せめる [学習漢字]5年 〈セキ〉 1 罪や手落ちをとがめる。せめたてる。「...
せき【晰】
[音]セキ(漢) [訓]あきらか はっきりと見分けのつくさま。あきらか。「明晰」 [補説]「晳」は異体字。
せき【跡】
[常用漢字] [音]セキ(漢) シャク(呉) [訓]あと 〈セキ〉 1 足あと。「人跡・足跡・追跡」 2 物事の行...
せき【碩】
[人名用漢字] [音]セキ(漢) 大きくてすぐれている。「碩学・碩儒・碩徳」 [名のり]ひろ・おう・みち・みつる・...
せき【潟】
[音]セキ(漢) [訓]かた [学習漢字]4年 〈セキ〉砂州で遮られてできた海辺の湖。「潟湖」 〈かた(がた)〉「...
せき【積】
[音]セキ(漢) [訓]つむ つもる [学習漢字]4年 1 つみ重ねる。つみ重なる。「積載・積雪・積善・積年・積弊...
せき【績】
[音]セキ(漢) [訓]うむ つむぐ [学習漢字]5年 1 繊維をより合わせて糸をつくる。「紡績」 2 積み重ねた...
せき【蹟】
[人名用漢字] [音]セキ(漢) シャク(呉) [訓]あと 足あと。あと。「遺蹟・事蹟・筆蹟」 [補説]「跡」と通...
せき【籍】
[常用漢字] [音]セキ(漢) ジャク(呉) 1 書物。文書。「漢籍・経籍・史籍・書籍・珍籍・典籍」 2 所属する...
せき【咳】
《「堰」と同語源》のど・気管の粘膜が刺激されたとき、反射的に呼吸を止め、短く強く吐き出す息。また、その音。しわぶき...
せき【堰】
《動詞「塞(せ)く」の連用形から》水を取るため、また、水深・流量の調節のため、川の途中や流出口などに設けて流水をせ...
せき【関】
《「堰」と同語源》 1 「関所」に同じ。「箱根の—」 2 物事をさえぎりとどめるもの。へだて。しきり。「人目の—を...
せき【関】
岐阜県中部の市。鎌倉時代から始まる刀鍛冶(かたなかじ)で知られ、関の孫六などの名匠が出た。刃物や洋食器を生産。平成...
せき【関】
姓氏の一。 [補説]「関」姓の人物関寛斎(せきかんさい)関孝和(せきたかかず)関一(せきはじめ)
せき【勺】
⇒しゃく(勺)
せき【尺】
⇒しゃく(尺)
せき【席】
[名] 1 座る場所。また、きめられた座り場所。「—に着く」「—をきめる」 2 地位。身分。「重役の—をねらう」 ...
せき【責】
当然果たすべきつとめ。責任。せめ。「会長の—を果たす」