なか‐の‐たけ【中ノ岳】
新潟県南東部、越後山脈中の山。標高2085メートル。北の駒ヶ岳、西の八海(はっかい)山とともに越後三山と称され、そ...
なかの‐たけじ【中野武二】
[1884〜1947]野球選手・審判。東京の生まれ。一高主将として活躍したのち、同校のコーチとなる。公正な審判員と...
なか‐の‐ちょう【仲の町/中の町】
吉原遊郭の中央を貫いていた通り。現在の東京都台東区千束4丁目付近。
なか‐の‐つかさ【中務省】
⇒なかつかさしょう
なか‐の‐と【中の戸】
1 部屋と部屋との間にある戸。「大将の君なほしきて、—を押し開けて」〈宇津保・蔵開中〉 2 清涼殿の萩の戸と藤壺の...
なか‐の‐とおか【中の十日】
1 その月の、中旬の10日間。「野の盛りは八月—」〈宇津保・吹上下〉 2 中旬の10日目。20日。「文治三(みつ)...
なかの‐どおり【中野通り】
東京都渋谷区笹塚から新宿区西落合までの道路の呼び名。沿線に新井薬師などがある。
なか‐の‐なつ【仲の夏】
《「仲夏(ちゅうか)」を訓読みにした語》陰暦5月の異称。
なか‐の‐はる【仲の春】
《「仲春(ちゅうしゅん)」を訓読みにした語》陰暦2月の異称。
なか‐の‐ひと【中の人】
1 着包みなどを着てキャラクターを演じている人。また、アニメーションなどで特定のキャラクターを演じている声優など。...
なか‐の‐ふゆ【仲の冬】
《「仲冬(ちゅうとう)」を訓読みにした語》陰暦11月の異称。
なか‐のぼり【中上り/中登り】
1 国司などが任期中に一度上京すること。「かの陸奥の守の—といふことして」〈今昔・二六・一四〉 2 上方から江戸に...
なか‐の‐ま【中の間】
家の中央にある部屋。奥の間と玄関などとの間にある部屋。
なかのまた‐だけ【中ノ俣岳】
黒部五郎岳の、岐阜での呼称。
なかのまつりごと‐の‐つかさ【中務省】
⇒なかつかさしょう
なか‐の‐みかど【中の御門】
待賢門(たいけんもん)の異称。
なかのみや‐の‐つかさ【中宮職】
⇒ちゅうぐうしき(中宮職)
なか‐の‐ものもうすつかさ【中納言】
⇒ちゅうなごん(中納言)
なかの‐よしお【中野好夫】
[1903〜1985]英文学者・評論家。愛媛の生まれ。シェークスピア・スウィフト・モームらの研究で知られ、また、ジ...
なか‐のり【中乗り】
1 乗り物の中央に乗ること。また、中央から乗ること。「—前降りのバス」 2 いかだの中央に乗って操る人。「木曽の—さん」
なかの‐りゅうほ【中野柳圃】
⇒志筑忠雄(しづきただお)
なかはしこうかん【中橋公館】
真船豊の戯曲。昭和21年(1946)、雑誌「人間」に発表。同年、俳優座が初演。
なかはし‐とくごろう【中橋徳五郎】
[1861〜1934]実業家・政治家。石川の生まれ。大阪商船社長を退いて政界に入り、政友会に所属。文相・商工相・内...
なかはま‐まんじろう【中浜万次郎】
[1827〜1898]幕末の幕臣。土佐の漁師の息子。天保12年(1841)出漁中に遭難して米船に救われ、米国で教育...
なかはら【中原】
神奈川県川崎市の区名。中心の小杉は、江戸から平塚市中原に至る中原街道の宿駅として発達。
なかはら【中原】
姓氏の一。 平安時代以来、清原氏とならぶ明経道(みょうぎょうどう)の博士家。南北朝時代から押小路氏を称した。 [補...
なかはら‐かいどう【中原街道】
東京都品川区から神奈川県平塚市へ至る街道。江戸時代は虎の門から中原下宿までの脇街道で、大磯宿で東海道と合流した。現...
なかはら‐く【中原区】
⇒中原
なかはら‐じゅんいち【中原淳一】
[1913〜1983]画家・服飾美術家。香川の生まれ。昭和7年(1932)少女向け雑誌の挿絵画家となり、モダンな雰...
なかはら‐ちかよし【中原親能】
[1143〜1209]鎌倉初期の幕臣。源頼朝に仕え、幕府の創業に参与。政所(まんどころ)公事奉行・京都守護などを歴任。
なかはら‐ちゅうや【中原中也】
[1907〜1937]詩人。山口の生まれ。ランボーやベルレーヌに傾倒し、象徴的手法で生の倦怠(けんたい)と虚無感を...
なかはら‐ていじろう【中原悌二郎】
[1888〜1921]彫刻家。北海道の生まれ。荻原守衛(おぎわらもりえ)に傾倒し、強い影響を受けた。大正期の彫刻界...
なかはら‐まこと【中原誠】
[1947〜 ]将棋棋士。16世名人。宮城の生まれ。昭和47年(1972)大山康晴を破って名人となる。昭和52年(...
なかはら‐ゆうすけ【中原佑介】
[1931〜2011]美術評論家。兵庫の生まれ。本名、江戸頌昌(えどのぶよし)。理論物理学から美術評論に転じ、戦後...
なか‐ば【半ば】
[名] 1 全体を二つに分けた、その一方。半分。「敷地の—を人手に渡す」 2 一定の距離・期間などの中間のあたり。...
なか‐ばしら【中柱】
1 茶室内の炉の隅に立てられる柱。ゆがみばしら。 2 部屋の中央にある柱。「母屋の—にそばめる人」〈源・空蝉〉
なか‐ばたらき【仲働き/中働き】
奥向きと勝手向きの中間の雑用をする女中。奥女中や下女に対していう。
なかば‐の‐つき【半ばの月】
1 半円形の月。半月(はんげつ)。「末の世を照らしてこそは二月(きさらぎ)の—は雲がくれけれ」〈続千載・釈教〉 2...
なかばやし‐ちくとう【中林竹洞】
[1776〜1853]江戸後期の文人画家。尾張の人。名は成昌。字(あざな)は伯明。瀟洒(しょうしゃ)な山水画を得意...
なか‐ばらい【中払ひ】
江戸時代、盆と大晦日(おおみそか)の中間、10月末の支払い。「—の残り十貫五百文、御算用頼みます」〈浄・歌祭文〉
なかひら‐こう【中平康】
[1926〜1978]映画監督。東京の生まれ。石原裕次郎主演「狂った果実」で監督デビュー。青春映画やコメディーなど...
なか‐び【中日】
1 一定期間のまんなかにあたる日。ちゅうにち。「彼岸の—」 2 芝居・寄席・相撲などで、興行期間のまんなかの日。 ...
なか‐びく【中低】
[名・形動] 1 中央部が低くなっていること。また、そのさま。なかくぼ。「—になっている土地」 2 鼻の低いこと。...
なか‐びしゃ【中飛車】
将棋の振り飛車戦法の一つで、飛車を5筋に移して中央突破をねらう指し方。
なかび‐しゅうぎ【中日祝儀】
芝居・寄席などで、中日に出演者から楽屋の者などに出す祝儀。
なか‐びと【仲人/中人】
なかだちとなる人。なこうど。「かの—に謀られて」〈源・東屋〉
なか‐ふで【中筆】
⇒中軸(なかじく)
なか‐ぶた【中蓋】
二重蓋になっている容器の内側の蓋。
なか‐べ【中陪/中倍/中重】
《「なかへ」とも》衣服などの間に重ね入れること。また、そのもの。近世では、小袿(こうちぎ)の袖口・襟・裾などで、表...
なか‐へだて【中隔て】
間にある仕切り。なかじきり。「—の壁に穴をあけて」〈大鏡・師輔〉