やまと‐じだい【大和時代】
日本史の時代区分の一。大和政権が支配していた律令国家成立以前の時代。大和朝。
やまと‐せいけん【大和政権】
大和および河内(かわち)を中心とする諸豪族の連合政権。大王(おおきみ)とよばれる首長を盟主に、畿内地方から4世紀中...
やまと‐ゆきはら【大和雪原】
《「やまとせつげん」とも》白瀬矗(のぶ)率いる南極探検隊(白瀬隊)が、明治45年(1912)に到達・命名した地。南...
やまと‐そう【大和相/倭相】
日本流の観相。「帝(みかど)、かしこき御心に—をおほせて」〈源・桐壺〉
やまとぞっくん【大和俗訓】
江戸中期の教訓書。8巻。貝原益軒著。宝永5年(1708)刊。儒教道徳をもとに、特に婦女子を対象とした実践倫理を説く...
やまと‐たい【大和堆】
日本海の中央部にある海底の高まり。最浅部236メートル。付近の北大和堆とともに大和海嶺をなす。好漁場。名称は、大正...
やまとたかだ【大和高田】
奈良県北西部の市。専立寺(せんりゅうじ)の寺内町として形成され、商業が発達。大和絣(がすり)の産地。近郊農業も盛ん...
やまとたかだ‐し【大和高田市】
⇒大和高田
やまとたける【ヤマトタケル】
スーパー歌舞伎の演目。昭和61年(1986)初演。原作、梅原猛。脚本・演出、3世市川猿之助。神話の英雄、日本武尊(...
やまとたける‐の‐みこと【日本武尊/倭建命】
記紀伝説上の英雄。景行天皇の皇子。気性が激しいため天皇に敬遠され、九州の熊襲(くまそ)、東国の蝦夷(えぞ)の討伐に...
やまと‐だいがく【大和大学】
大阪府吹田市にある私立大学。平成26年(2014)に開学した。
やまと‐だましい【大和魂】
1 日本民族固有の精神。勇敢で、潔いことが特徴とされる。天皇制における国粋主義思想、戦時中の軍国主義思想のもとで喧...
やまと‐ちょうてい【大和朝廷】
⇒大和政権
やまと‐とじ【大和綴じ】
和装本の綴じ方の一。用紙を重ねてこよりなどで中綴じしてから前後に表紙をつけ、上下に穴を一つまたは二つずつあけ、その...
やまと‐な【大和名】
日本風の名称。日本名。和名(わみょう)。→唐名(からな)「—に言ひにくきものをこそ添へては詠(よ)め」〈規子内親王歌合〉
やまと‐なでしこ【大和撫子】
1 ナデシコの別名。 2 日本女性の清楚な美しさをほめていう語。
やまと‐に【大和煮】
牛肉などを、醤油に砂糖・ショウガなどを加えて甘辛く煮たもの。
やまと‐にしき【大和錦/倭錦】
日本で織った錦。日本風の文様のある錦。中国伝来の唐錦(からにしき)に対していう。
やまと‐の‐あやうじ【東漢氏】
古代の渡来系氏族。阿知使主(あちのおみ)の子孫と伝えられ、大和飛鳥地方に住し、文筆・外交・財務をもって大和政権に仕えた。
やまと‐の‐くに【大和国】
⇒大和
やまとひめ‐の‐みこと【倭姫命】
垂仁天皇の皇女。天照大神(あまてらすおおみかみ)の社を、伊勢の五十鈴川(いすずがわ)のほとりに建てたと伝えられる。...
やまとひめのみことせいき【倭姫命世記】
神道五部書の一。1巻。神護景雲2年(768)禰宜(ねぎ)五月麻呂(さつきまろ)の撰と伝えるが、建治・弘安(1275...
やまと‐ひょうぐ【大和表具】
日本で発達した最も一般的な表具の形式。一文字・風帯・中縁(ちゅうべり)・上下から構成され、風帯は一文字と共裂(とも...
やまと‐ひょうそう【大和表装】
⇒大和表具
やまと‐ぶえ【大和笛】
神楽笛(かぐらぶえ)の異称。
やまと‐ぶき【大和葺き】
板葺きの一。板を1枚おきに上下に張り、その端を少し重ねて葺くもの。
やまと‐ぶみ【大和文】
日本語で書かれた文。和文。 「日本書紀」の異称。〈運歩色葉〉
やまと‐ぶろ【大和風炉】
粗末な土製の風炉。一般に鉢形で、火鉢にも用いる。
やまと‐べい【大和塀】
1 杉の皮を縦に張り、竹の押縁(おしぶち)で押さえた塀。数寄屋などの庭に用いる。 2 板を大和打ちにした塀。
やまとほんぞう【大和本草】
江戸中期の本草書。16巻、付録2巻、諸品図3巻。貝原益軒著。宝永5年(1708)成立。「本草綱目」所収のもの772...
やまと‐まい【大和舞/倭舞】
1 日本固有の歌舞の一。大和地方の風俗歌舞で、礼拝を舞踊化したもの。鎮魂祭や大嘗祭(だいじょうさい)などに行われる...
やまと‐まど【大和窓】
突き上げ障子をつけた天窓(てんまど)。
やまと‐まな【大和まな】
アブラナ科の越年草。葉は濃い緑色で切れ込みがあり、やわらかく甘みがある。煮物や漬物にする。奈良県で古くから栽培され...
やまと‐みんぞく【大和民族】
日本人を構成する、主たる民族。
やまと‐むね【大和棟】
奈良県・大阪府河内地方・三重県伊賀地方で行われた民家の一形式。急な勾配の藁葺(わらぶ)き屋根の両妻部分を瓦葺きにし...
やまと‐め【大和目】
薬種に用いた量目。180匁(約675グラム)を1斤とするもの。→唐目(とうめ)
やまと‐もじ【大和文字】
仮名文字。⇔唐文字(からもじ)。
やまと‐もの【大和物】
大和国の刀工が鍛えた刀の総称。特に平安末期以降、多く社寺に専属するかたちで、千手院物・当麻(たいま)物・手掻(てが...
やまとものがたり【大和物語】
平安中期の歌物語。作者未詳。天暦(947〜957)ごろの成立、のち増補されたといわれる。和歌を主とし、恋愛・伝説な...
やまと‐や【大和屋】
歌舞伎俳優坂東三津五郎・岩井半四郎、およびその一門の屋号。
やまと‐やさい【大和野菜】
奈良地方で第二次大戦前から栽培されている特産野菜。大和まな、宇陀金(うだきん)ごぼうなど20品目が認定されている。
やまと‐よみ【大和訓み】
漢字を大和言葉でよむこと。また、そのよみ方。漢字の訓よみ。和訓。
やまとん‐ちゅ
《「やまとんちゅう」とも》沖縄方言で、県外の日本人。また、県内に住む他都府県出身者。「ヤマトンチュ」と書くことが多...