えん‐き【円規】
1 ⇒コンパス1 2 天球儀。 3 まるい形。まるいもの。「(神鏡ハ)—損ずることなくして」〈神皇正統記・村上〉
えん‐き【延期】
[名](スル)期日や期限を延ばすこと。「開催を来月に—する」「公開をさらに一週間—する」
えん‐き【冤鬼】
無実の罪で刑に処せられて死んだ人の、恨みのこもった霊。
えんき【焉耆】
中国の歴史書にみえる西域諸国の一。現在の新疆ウイグル自治区の都市カラシャールにあたる。天山山脈の南側にあってシルク...
えん‐き【遠忌】
「おんき(遠忌)」に同じ。
えん‐き【塩基】
1 水溶液中で水素イオンを受け取り、水酸イオンを生じる物質。酸と反応して塩を生じる。 2 核酸の塩基性成分。DNA...
えん‐き【厭忌】
[名](スル)いやがり嫌うこと。「人生に対する一種の—の情を抱かないではいられない」〈倉田・愛と認識との出発〉
えんき‐こうべん【延期抗弁】
請求を一時的に阻止して延期させる効力をもつ抗弁。→抗弁権
えんき‐せい【塩基性】
塩基としての性質を示すこと。水溶液では水素イオン指数(pH)が7より大きいときをいい、酸を中和し、赤色リトマスを青...
えんきせい‐えん【塩基性塩】
酸と塩基との中和が完全ではなく、塩基性成分が残っている塩。
えんきせい‐がん【塩基性岩】
火成岩のうち、鉄・マグネシウム・カルシウムなどに富み、珪酸(けいさん)の含有量が比較的少なく45〜52パーセントで...
えんきせい‐さんかぶつ【塩基性酸化物】
酸と反応して塩となる酸化物。酸化カルシウムなど、一般に金属の酸化物はこれに属する。
えんきせい‐せいこうほう【塩基性製鋼法】
ドロマイト・マグネシアなどの塩基性の耐火材を用いた製鋼法の総称。
えんきせい‐せんりょう【塩基性染料】
分子中にアミノ基やイミノ基などの塩基をもち、水溶液中で陽イオンとなる染料。絹・毛などの動物性繊維には直接染着し、木...
えんきせい‐たんさんどう【塩基性炭酸銅】
炭酸銅の塩基性塩。銅製品などの表面に生じる緑青(ろくしょう)の主成分。孔雀(くじゃく)石、または藍銅(らんどう)鉱...
えんきせい‐たんさんなまり【塩基性炭酸鉛】
炭酸鉛の塩基性塩。無色の結晶。水には溶けない。水道用鉛管では表面にこの緻密な皮膜が生じ、内部を保護する。鉛白(えん...
えんきせい‐ひりょう【塩基性肥料】
塩基性の反応を示す肥料。炭酸カリ・草木灰(そうもくばい)・石灰窒素・魚肥・下肥(しもごえ)など。
えんき‐つい【塩基対】
核酸の塩基の2個が特異的に対合するもの。水素結合により、アデニンとチミンまたはウラシル、グアニンとシトシンとで形成...
えんき‐てがた【延期手形】
既存の手形の支払いを延期する目的で、満期を変更して振り出される新手形。書換手形。切換手形。
えんき‐ど【塩基度】
酸1分子中に含まれる、電離しうる水素原子の数。酸は塩基度によって一塩基酸、二塩基酸などとよばれる。
えんき‐はいれつ【塩基配列】
核酸の分子内での、4種ある塩基の並ぶ順序。遺伝情報の発現はこれによる。
えんき‐へんしゅう【塩基編集】
ゲノム上で、遺伝情報の最小単位である塩基配列を一つずつ改変する技術。従来のゲノム編集に比べ、一塩基単位の修正を効率...
えんキャリー‐とりひき【円キャリー取引】
機関投資家やヘッジファンドなどが、金利の低い円で投資資金を調達し、円よりも金利の高い通貨に交換して金融商品を購入、...
えん‐きゅう【円丘】
1 頂上がまるくなっていて傾斜の緩やかな丘。 2 昔、天皇が冬至に天を祭るために、郊外に築いた円形の塚。古代中国の...
えん‐きゅう【円球】
まるいたま。
えんきゅう【延久】
平安中期、後三条天皇・白河天皇の時の年号。1069年4月13日〜1074年8月23日。
エンキュー
コンピューターのデータ構造の一種であるキューにデータを格納すること。⇔デキュー。
えん‐きょ【燕居】
《「燕」はやすらう意》仕事をしないで、くつろいで過ごすこと。「地頭の出仕も相やめ、—せる川勝」〈浄・聖徳太子〉
えん‐きょう【円鏡】
1 まるい鏡。 2 まるい月。満月。「—の暈(かさ)今傾く」〈経国集・一三〉 3 丸餅。鏡餅。「元三(ぐわんざん)...
えんきょう【延享】
江戸中期、桜町天皇・桃園天皇の時の年号。1744年2月21日〜1748年7月12日。
えんきょう【延慶】
《「えんぎょう」とも》鎌倉後期、花園天皇の時の年号。1308年10月9日〜1311年4月28日。延享の年号ができて...
えん‐きょう【遠境】
遠く離れた土地、または場所。遠国。遠地。
えん‐きょく【宴曲】
鎌倉中期から室町時代にかけて、貴族・武家・僧侶の間で流行した歌謡の一。院政時代の雑芸(ぞうげい)・今様(いまよう)...
えん‐きょく【婉曲】
[形動][文][ナリ]言いまわしが穏やかでかど立たないさま。露骨でなく、遠まわしに言うさま。「申し出を—に断る」「...
えん‐きょり【遠距離】
距離の遠いこと。長距離。「—通学」⇔近距離。
えんきょり‐かいご【遠距離介護】
遠く離れた地域に住んでいる人が、病人・老人などのもとに通って介護をすること。故郷を離れて就職した子供が、親の介護を...
えんきょり‐けっこん【遠距離結婚】
夫婦が同居せず、遠く離れた地域で別々に暮らすこと。遠距離婚。→通い婚
えんきょり‐こん【遠距離婚】
⇒遠距離結婚
えんきょり‐しんごう【遠距離信号】
船舶の行う万国共通の信号の一。遠距離のときなどに、特定の形で発する信号。
えんきょり‐りょく【遠距離力】
⇒長距離力
えんきょり‐れんあい【遠距離恋愛】
遠く離れた地域に住む人どうしの恋愛。遠恋(えんれん)。
えん‐きり【縁切り】
[名](スル)親子・夫婦・師弟・交友などの関係を絶つこと。絶縁。
えんきり‐でら【縁切り寺】
江戸時代、妻がそこに駆け込み、一時在住すると離婚できた尼寺。中期以降は鎌倉の東慶寺、上州の満徳寺に限られた。駆け込...
えん‐きん【遠近】
遠い所と近い所。遠いことと近いこと。「—を問わず、多くの人々が集まる」
えんきん‐かん【遠近感】
奥行きや遠近の距離の違いが感じられること。「—のある絵」
えんきん‐ほう【遠近法】
絵画で距離感を表現する方法。遠上近下の位置や遠小近大の透視図法、また色調の変化などで表す。パースペクティブ。
えんきん‐ほせい【遠近補正】
⇒パースペクティブ補正
えんきん‐りょうよう【遠近両用】
眼鏡やコンタクトレンズで、遠くも近くも見るために用いること。パソコンのディスプレーなど、少しはなれた中間距離に対応...