かぜ‐の‐いき【風の息】
風が強くなったり弱くなったり、また風の向きが急に変わったりすること。
かぜのうたをきけ【風の歌を聴け】
村上春樹の小説。昭和54年(1979)、第22回群像新人賞を受賞したデビュー作。同年の第81回芥川賞候補作ともなっ...
かぜ‐の‐かみ【風の神】
1 風をつかさどる神。風神(ふうじん)。 2 風邪をはやらせる疫病神。 3 江戸時代、風邪の疫病神を追い払うと称し...
かぜのかみ‐おくり【風の神送り】
江戸時代の風習で、風邪が流行したとき、風邪の疫病神に見立てたわら人形を作り、鉦(かね)や太鼓ではやしたてながら隣の...
かぜのかみ‐まつり【風の神祭】
古くから奈良県の竜田大社で、4月・7月の4日に行われた風鎮(かぜしず)め・豊作祈願の祭り。現在は7月4日までの7日...
かぜ‐の‐きゅうでん【風の宮殿】
⇒ハワーマハル
かぜ‐の‐け【風邪の気/風の気】
「風邪気(かぜけ)1」に同じ。「—が抜けない」
かぜのけいふ【風の系譜】
野口冨士男の長編小説。昭和15年(1940)刊。昭和22年(1947)、大幅に手直しした「決定版風の系譜」を刊行。...
かぜ‐の‐こ【風の子】
《風の寒さなど気にしないで戸外で遊ぶところから》子供のこと。「子供は—」
かぜ‐の‐すがた【風の姿】
1 草や木の葉がそよいでいるようすなどからわかる風の吹き方。「—を草木にも見ん」〈再昌草・二八〉 2 《「風姿(ふ...
かぜ‐の‐たより【風の便り】
1 どこからともなく伝わってくるうわさ。風聞。「—に聞く」 2 吹く風が伝えるもの。風の使い。「花の香を—にたぐへ...
かぜのと‐の【風の音の】
[枕]はるかな風の音の意から、「遠き」にかかる。「—遠き吾妹(わぎも)が着せし衣(きぬ)」〈万・三四五三〉
かぜのなかのうた【風の中の唄】
穂積驚(みはる)の小説。副題「阿波木偶(でく)物語」。昭和53年(1978)刊行。
かぜのなかのこども【風の中の子供】
坪田譲治の小説。昭和11年(1936)発表。「お化けの世界」に続くシリーズのひとつ。
かぜ‐の‐はふり【風の祝】
風を鎮めるために、風の神を祭る行事。また、その行事をつかさどる神職。風の祝子(はふりこ)。「けさみれば木曽路の桜咲...
風(かぜ)の吹(ふ)き回(まわ)し
その時々の模様しだいで一定しないことにいう。その時々の加減。「どういう—か今日はいやに親切だ」
風(かぜ)の吹(ふ)くまま気(き)の向(む)くまま
方針を決めずに、その時の状況や気分しだいで物事を行うようす。
かぜ‐の‐ぼん【風の盆】
⇒おわら風の盆
かぜのぼんこいうた【風の盆恋歌】
高橋治の長編小説。越中おわら風の盆を背景に、20年にわたる男女の不倫の恋愛を描く。昭和60年(1985)刊。
風(かぜ)の前(まえ)の塵(ちり)
物事のはかないこと、または、危険が迫っていることのたとえ。風前の塵。
かぜのまたさぶろう【風の又三郎】
宮沢賢治の童話。昭和9年(1934)刊。山奥の小学校に転校してきた少年を、村の子供たちが風の化身と思い込み、親しみ...
かぜ‐の‐やまい【風の病】
悪い気にあたるとかかるとされた神経系統の病気。頭痛・神経痛などの俗称。また、感冒のこと。