きみ【君/公】
[名] 1 一国の君主。天皇。天子。 2 自分が仕えている人。主君。主人。「わが—」 3 人を敬慕・親愛の情をこめ...
き‐み【黄み】
黄色がかっていること。きいろみ。「—を帯びた緑」
きみ【黍/稷】
「きび(黍)」に同じ。
き‐み【黄身】
鳥の卵の中の、卵白に包まれる球形の黄色い部分。胚(はい)発生の際の栄養となる。卵黄(らんおう)。
き‐み【気味】
1 ある事態や物事から受ける感じ。また、その感じた気持ち。きび。「—が悪い」「総て—のよい、きらびやかな、うつくし...
き‐み【鬼魅】
鬼とばけもの。妖怪変化(ようかいへんげ)。きび。
きみ‐あい【気味合(い)】
[名・形動] 1 気分。趣。また、気分のいいさま。趣のあるさま。「少し手持無沙汰の—で」〈木下尚江・良人の自白〉 ...
きみあい‐の‐おもいいれ【気味合(い)の思い入れ】
歌舞伎の演技の一。相手の心を推量しながら、自分の気持ちをしぐさや表情で表すこと。
き‐みいでら【紀三井寺】
和歌山市紀三井寺にある救世観音宗の寺。正式名称は紀三井山金剛宝寺護国院。宝亀元年(770)、唐僧為光の開創と伝える...
きみかげ‐そう【君影草】
スズランの別名。
気味(きみ)がい・い
好ましく思っていない人が災難にあったり失敗したりして愉快である。いい気味だ。
きみ‐が‐きる【君が着る】
[枕]君のかぶる御笠(みかさ)の意から、「三笠(みかさ)」にかかる。「—三笠の山に居る雲の」〈万・二六七五〉
きみ‐が‐さす【君が差す】
[枕]君の差す御笠(みかさ)の意から、「三笠(みかさ)」にかかる。「—三笠の山のもみぢ葉の」〈古今・雑体〉
きみがじんせいのとき【君が人生の時】
《原題The Time of Your Life》サロイヤンの戯曲。1939年初演。同年、ニューヨーク劇評家サーク...
きみ‐がた【君方】
[代]二人称の人代名詞。「きみ(君)」の複数形。君たち。あなたがた。「—は皆(みんな)能(よ)く物が食べられるな」...
きみ‐が‐よ【君が代】
日本の国歌である歌。「君が代は千代に八千代にさざれ石の巌(いわお)となりて苔のむすまで」の歌詞は和漢朗詠集にあるが...
きみがよ‐の【君が代の】
[枕]君が代の長くあれの意から、「なが」「はるか」にかかる。「—長等(ながら)の山のかひありとのどけき雲のゐる時ぞ...
きみがよ‐らん【君が代蘭】
キジカクシ科の常緑低木。ユッカの一種。葉は堅い革質で剣状をし、長さ約1メートル。夏・秋、約1メートルの花茎を直立し...
気味(きみ)が悪(わる)・い
なんとなく恐ろしい。なんとなく気持ちが悪い。気味悪い。
君(きみ)君(きみ)たらずといえども臣(しん)臣(しん)たらざるべからず
《「古文孝経」序から》主君に徳がなく主君としての道を尽くさなくても、臣下は臣下としての道を守って忠節を尽くさなけれ...
君(きみ)君(きみ)たり臣(しん)臣(しん)たり
《「論語」顔淵から》主君は主君の道を尽くし、臣下は臣下の道を尽くすこと。
きみ‐けいせい【君傾城】
《同義の「君」と「傾城」を重ねた語》遊女。遊君。傾城。「—といふ者は此の類での王様」〈浄・丹波与作〉
きみ‐さま【君様】
1 貴人に対する敬称。あなたさま。「—は当世流行(はや)る藪医師(やぶくすし)」〈仮・竹斎・上〉 2 自分の意中の...
きみさわ‐がた【君沢形/君沢型】
江戸時代末に日本で建造された西洋式の帆船。ロシア使節プチャーチンに雇われてスクーナー型帆船を建造した伊豆国君沢郡戸...
きみ‐しぐれ【黄身時雨】
白あんに卵黄と砂糖を加え、微塵粉(みじんこ)または糝粉(しんこ)をまぜて蒸した生菓子。
きみしにたもうことなかれ【君死にたまふこと勿れ】
与謝野晶子の長詩。明治37年(1904)発表。日露戦争のとき、新妻を残して出征した弟への愛をこめて作った反戦詩。
き‐みじか【気短】
[形動][文][ナリ]落ち着いて待っていられないさま。また、怒りっぽいさま。せっかち。短気。「—ですぐけんかを始め...
きみじま‐いちろう【君島一郎】
[1887〜1975]野球研究家。栃木の生まれ。東京帝国大学(現東京大学)卒業後、日本銀行に入行。昭和15年(19...
き‐みず【生水】
わき出た、天然のままの水。
き‐みず【黄水】
⇒おうすい(黄水)
きみ‐ず【黄身酢】
水ときした葛粉(くずこ)にだし汁を加え、卵黄を混ぜて湯煎(ゆせん)し、裏ごしして適量の酢を加えたもの。魚介や野菜の...
きみ‐ずし【黄身鮨】
卵黄に甘酢を加え、湯煎(ゆせん)してねり上げたり炒(い)りつけたりしたものを、飯の代わりに小さく握って白身魚などを...
きみ‐たち【君達】
[代]二人称の人代名詞。「きみ(君)」の複数形。主として男性が、同輩または目下に対して用いる。あなたたち。きみら。...
き‐みつ【生蜜】
まだ精製していない蜂蜜。
きみつ【君津】
千葉県南西部の市。東京湾沿岸部は京葉工業地帯の一部。人口8.9万(2010)。
き‐みつ【気密】
密閉して気体の流通を妨げ、気圧の変化の影響を受けないようにすること。「—構造」「—性が高い」
き‐みつ【機密】
《枢機に関する秘密の意》政治・軍事上、きわめて重要な事柄についての秘密。「—の漏洩(ろうえい)を防ぐ」「—文書」
きみつ‐アイピールーターネットワーク【機密IPルーターネットワーク】
⇒シパーネット(SIPRNet)
きみつ‐し【君津市】
⇒君津
きみつ‐しつ【気密室】
外気との連絡を遮断して密閉した室。
きみつ‐せい【機密性】
正当な権限をもつ限られた者のみが、情報や資産を見たり触れたりできるように保護・管理されていること。「—が高い」
きみつ‐ひ【機密費】
1 支出の内容を明らかにしないで、機密の用途に充てる費用。 2 特に、「官房機密費(→内閣官房報償費)」「外交機密...
きみ‐どうふ【黄身豆腐】
卵にだし汁・塩・みりんを加えて蒸したもの。形状や感触が豆腐に似る。
きみとねやろか【君と寝やろか】
江戸時代のはやり唄。文人の中島棕隠(なかじまそういん)の作といわれ、「君と寝やろか、五千石とろか、何の五千石、君と...
き‐みどり【黄緑】
黄みを帯びた緑色。
きみ‐な【公名/君名/卿名】
天台宗などで、新しく僧となる前の貴族の子息を、父親の官職名などにより、大蔵卿(おおくらきょう)・治部(じぶ)卿・大...
きみにささぐ【君に捧ぐ】
《原題、(ドイツ)Widmung》⇒献呈
きみのためにできること
村山由佳の小説。音声技師の青年の恋愛模様を描く。平成8年(1996)刊行。
きみのなは【君の名は】
菊田一夫作の放送劇。後宮春樹(あとみやはるき)と氏家真知子(うじいえまちこ)の悲恋メロドラマ。昭和27年(1952...
きみはえいえんにそいつらよりわかい【君は永遠にそいつらより若い】
津村記久子の小説。平成17年(2005)、津村記久生(きくお)の筆名で応募し、第21回太宰治賞を受賞した作品「マン...