きれ【切れ】
[名] 1 ㋐物の切れ端。「板の—」「布—」 ㋑(「布」「裂」とも書く)織物を切ったもの。また、織物。布(ぬの)。...
きれ‐あが・る【切れ上がる】
[動ラ五(四)]上の方まで切れる。また、目尻や額の生え際などが上の方へ上がっている。「—・った目元」
きれ‐あじ【切れ味】
1 刃物の切れぐあい。「—のいいナイフ」 2 才能・技などの鋭さ。「鋭い—の批評」「—のいいショット」
き‐れい【綺麗/奇麗】
[形動][文][ナリ] 1 色・形などが華やかな美しさをもっているさま。「—な花」「—に着飾る」 2 姿・顔かたち...
きれい‐くび【綺麗首】
美しい容貌(ようぼう)。また、美人。「—をそろえる」
きれい‐ごと【綺麗事】
1 実情にそぐわない、体裁ばかりを整えた事柄。「もはや—では済まされない」「—を並べる」 2 手際よく美しく仕上げ...
きれい‐さっぱり【綺麗さっぱり】
[形動][文][ナリ]非常にすっきりとしたさま。「相談ずくで—に別れたにしたところで」〈虚子・杏の落ちる音〉 [副...
きれい‐ずき【綺麗好き】
[名・形動]清潔であるのを好む性質。また、そういう人やさま。「—な人」
きれい‐どころ【綺麗所】
花柳界の芸者をさす語。また、着飾った美しい女性。きれいどこ。「—を並べる」
きれいなひと【きれいな人】
高橋たか子の長編小説。平成15年(2003)刊。第45回毎日芸術賞受賞。
きれ‐カジ
《きれいな+casualから》きれいなふだん着。また、ふだん着を着ながらセンスが良く、目立つ人。
き‐れき【棋歴】
囲碁や将棋についての経験や経歴。
きれ‐きれ【切れ切れ】
[形動]俗に、切れのいいさま。頭脳の働きや体の動きなどがすばやいさま。「—なドリブルを披露する」
きれぎれ
町田康の短編小説。平成12年(2000)発表。同年、第123回芥川賞受賞。
きれ‐ぎれ【切れ切れ】
[名・形動] 1 細かくいくつにも切れていること。また、そのさま。「—な(の)雲」「—な(の)記憶」 2 切れそう...
きれ‐くち【切れ口】
1 物の切れた部分。切断面。「材木の—」「堤の—」 2 たんかを切ること。威勢のよい放言。「そのやうな—をきくが」...
きれ‐こ【切(れ)子】
たらこや明太子(めんたいこ)で、形がくずれたり皮が破れたりした状態のもの。
きれ‐こみ【切れ込み】
1 切れ込むこと。また、切れ込んだところ。「—のある襟(えり)」 2 葉・花びらなどの縁の刻み。欠刻。 3 収支決...
きれ‐こ・む【切れ込む】
[動マ五(四)] 1 切れ目が物の中に深く入り込む。「海岸線が深く—・んでいる」 2 その方向へ入り込んでいく。「...
きれ‐じ【切れ地/布地/裂地】
1 織物。反物。また、その地質。「厚い—」 2 織物の切れ端。 3 袋物や鼻緒などにする特別の紋織物。
きれ‐じ【切れ字】
連歌・俳諧の発句で、句中または句末に用いて、句に曲折をもたせたり、特別に言い切る働きをしたりする語。終助詞や用言の...
きれ‐じ【切れ痔/裂れ痔】
肛門(こうもん)の粘膜が、硬い便の排出時などに切れる病気。排便時に激痛があり、ただれ・出血などもみられる。肛門裂創...
きれじ‐じゅうはちじ【切れ字十八字】
連歌・俳諧で秘伝とされた18の切れ字。かな・もがな・し・じ・や・らん・か・けり・よ・ぞ・つ・せ・ず・れ・ぬ・へ・け...
きれっ‐と【切れっ処/切れっ戸】
登山で、山稜が深く切れこんで低くなっているところ。きりと。きれと。ギャップ。
きれっ‐ぱし【切れっ端】
「切れ端」に同じ。
き‐れつ【奇列】
奇数番目にあたる列。⇔偶列。
き‐れつ【亀裂】
亀の甲の模様のように、ひびが入ること。また、その割れ目。ひび割れ。「日照りで—を生じた水田」「親子の関係に—が入る」
き‐れつ【皸裂】
あかぎれ。亀裂。
きれ‐て【切れ手】
1 金ばなれのいい人。気前のいい人。「全体おまはんは粋(すい)の—ぢゃによって」〈洒・北川蜆殻〉 2 切れ者。敏腕...
キレナイカ
アフリカ北部、リビアの東半部を占める地方。中心都市ベンガジ。サヌーシー教団の本拠地。名称は古代ギリシャの植民都市キ...
きれ‐なが【切れ長】
[名・形動]目尻が細長く切れ込んでいること。また、そのさま。「—な(の)目」
キレニア
キプロス北部、地中海に面する港町。トルコ語名ギルネ、ギリシャ語名ケリニア。フェニキア時代より商港があり、古代ローマ...
キレニア‐じょう【キレニア城】
《Kyrenia Castle》キプロス北部の港町キレニアにある城。東ローマ帝国時代の7世紀に建造。16世紀にベネ...
キレネ
⇒キュレネ
きれ‐はし【切れ端】
必要な部分を切り取った残りの小部分。きれっぱし。「材木の—」
きれ‐はな・る【切れ離る】
[動ラ下二] 1 切れて別々になる。「理不尽者が切った時、—・れぬ用心ぢゃ」〈咄・鹿の子餅〉 2 思い切る。「—・...
きれ‐はなれ【切れ離れ】
1 思い切ること。あきらめ。きりはなれ。「—よく向を変えて右の坂をすたすたと上りはじめた」〈鏡花・高野聖〉 2 気...
きれ‐ま【切れ間】
物が切れてできた間。また、物事のとだえた合間。絶え間。「雲の—」「雨の—」
きれ‐め【切れ目】
1 切れてできたあと。「包丁で—を入れる」 2 続いて並んでいるものの、とぎれたところ。「行列の—」 3 継続して...
きれ‐もの【切れ物】
1 物を切る道具。刃物。 2 よく切れる刀剣。「みづからの刀の—なる由をいひしを聞きて」〈折たく柴の記・上〉 3 ...
きれ‐もの【切れ者】
1 頭の回転が速く、物事をてきぱきと処理する才能のある人。敏腕家。やり手。「社内きっての—」 2 「切り人(びと)...
き・れる【切れる】
[動ラ下一][文]き・る[ラ下二] 1 力が加わって、ひと続きのもの、つながっているものなどが分かれる。「ひもが—...
き・れる【着れる】
[動ラ下一]着ることができる。上一段活用の「き(着)る」を可能動詞化したもの。「きられる」(「きる」の未然形+可能...
き‐れん【起聯】
律詩の第1・第2の2句。首聯。→律詩
きれん‐ざん【祁連山】
中国の青海省と甘粛省との境界にある山。祁連山脈の主峰で、酒泉の南方に位置し、標高5547メートル。漢・魏時代に漢を...
き‐れんじゃく【黄連雀】
レンジャク科の鳥。全長約20センチ。全身ぶどう色で、尾端と翼の先が黄色。冠羽がある。北半球の北部で繁殖し冬は南部へ...
キレート
《カニのはさみの意》「キレート化合物」の略。
キレート‐かごうぶつ【キレート化合物】
中心の金属イオンを挟むような形で、イオンや分子が配位結合している化合物。このときのキレート配位子をキレート剤といい...
キレート‐かん【キレート環】
⇒キレート化合物
キレート‐さくたい【キレート錯体】
⇒キレート化合物