ま‐さつ【摩擦】
[名](スル) 1 物と物とがすれ合うこと。また、こすり合わせること。「肌を—して暖をとる」「乾布—」 2 人間の...
まさつ‐おん【摩擦音】
肺から口腔を通って出る呼気が、声門・咽頭・口腔内の調音器官のどこかで狭められて生じる音。[s][ʃ][z][ʒ]な...
まさつ‐かく【摩擦角】
物体が面の上に接触し、面から摩擦力と垂直抗力が及ぼされているとき、摩擦力と垂直抗力の合力と、垂直抗力のなす角。摩擦...
まさつかくはん‐せつごう【摩擦攪拌接合】
金属接合技術の一。金属の接合部に高速回転軸を挿入して摩擦熱を生じさせ、熱により軟化した部分を攪拌し、金属を塑性流動...
まさつ‐がく【摩擦学】
⇒トライボロジー
まさつ‐クラッチ【摩擦クラッチ】
主軸と従動軸との接触面の摩擦を利用して、動力の断続を伝達する軸継ぎ手。円板クラッチなど。
まさつ‐ぐるま【摩擦車】
主車輪と従車輪との接触面の摩擦によって、動力を伝達する装置。円筒摩擦車など。
まさつ‐けいすう【摩擦係数】
二つの物体の接触面に働く摩擦力と、接触面に垂直に作用する圧力(垂直抗力)との比。同じ組み合わせの物体では一般に、静...
まさつ‐しんど【摩擦深度】
⇒エクマン深度
まさつ‐そんしつ【摩擦損失】
運動する物体の摩擦によって、運動エネルギーの一部が熱となって失われること。
まさ‐つち【真砂土】
花崗岩が風化してできた砂。粒子の大きさはさまざま。庭土、園芸用のほか、粘土分の多いものは床の間の化粧壁に使う。まさ...
まさつ‐つぎて【摩擦継(ぎ)手】
主軸と従動軸との接触面の摩擦によって動力を伝達する継ぎ手。
まさつ‐ていこう【摩擦抵抗】
粘性をもつ流体内を動く物体に働く抵抗のうち、物体の表面に沿って動く流体によって受ける摩擦力の流れの方向への成分の総...
まさつてき‐しつぎょう【摩擦的失業】
企業が求めるスキル、求職者が希望する労働条件など、企業と求職者の双方が、相手側の求める条件を正確に把握していないこ...
まさつ‐でんき【摩擦電気】
異なる二つの物質を摩擦すると生じる正・負の電気。エボナイトと毛皮とを摩擦したときに、エボナイトには負の、毛皮には正...
まさつね【正恒】
平安中期の刀工。備前の人。古備前を代表する名工で、佐々木高綱が宇治川の合戦で使った名刀「縄切正恒」の作者。生没年未詳。
まさつね【政常】
[1536〜1619]安土桃山・江戸初期の刀工。美濃の人。初名、兼常。相模守を受領し、政常と改名。尾州徳川家の家臣...
まさつ‐ねつ【摩擦熱】
摩擦によって発生する熱。正確には相対的に運動している物質間にはたらく動摩擦により、運動エネルギーの一部が失われ、熱...
まさつ‐の‐ほうそく【摩擦の法則】
二つの物体の接触面の方向にはたらく摩擦力に関する経験法則。1699年頃、イタリアのG=アモントンが発見、1781年...
まさつ‐はっこう【摩擦発光】
⇒摩擦ルミネセンス
まさつ‐ブレーキ【摩擦ブレーキ】
摩擦を利用して運動エネルギーを熱に変えて失わせ、制動する装置。回転体にブレーキシューを押しつけ、摩擦で減速・停止させる。
まさつ‐りょく【摩擦力】
ある物体が他の物体と接触しながら運動するとき、その接触面に生じる運動を妨げようとする力。
まさつ‐ルミネセンス【摩擦ルミネセンス】
ルミネセンスの一種。物体を摩擦したり、砕いたり、歪(ゆが)ませたりするなど、物理的な力を加えたときに光を放出する現...