[名]
  1. 《古くは「ざい」とも》

    1. ㋐生まれつきもっている知能の働き。才能才知才気。「—におぼれる」「—に走る」

    2. 学問。学。才識。ざえ。

  1. 尺貫法容積単位勺 (しゃく) の10分の1。約1.8ミリリットル。

  1. 木材の体積単位。1寸(約3.03センチ)角で、建具・家具用材では長さ6尺(約1.8メートル)、建築用材では長さ12尺(約3.6メートル)の体積を1才とする。

  1. 石材や船の積み荷の体積単位。1才は1立方尺(約0.0278立方メートル)。

  1. じゅうたんなど織物の大きさを表す単位。1才は1平方フイート(約92平方センチ)。

[接尾]助数詞。「歳」に当てて、年齢を数えるのに用いる。「四、五—」

つま。他人に対して自分のつまをいう語。家内。

「今—も憚 (はばか) りへ行きたいと云うものだから」〈芥川将軍

  1. 双六 (すごろく) ・ばくちなどで用いる小さな立方体の道具。六つの面に一から六までの目が記してあり、投げ転がして上面に出た数により勝負を決める。さいころ。一天地六 (いってんちろく) 

  1. 采配」の略。「—を振る」

他のものと異なる点。ものとものの違い。差。「両者の能力になんら—はない」

[名]仏語。
  1. 身心をつつしみ清浄を保つこと。斎戒

  1. 僧が正午にとる食事。とき。斎食

  1. 仏事法要のときの食事。とき。

[接尾]居室の名や文人などの雅号に付けて用いる。「自然—(=宗祇 (そうぎ) )」「臨江—(=里村紹巴 (じょうは) )」

こまかいこと。詳しいこと。「微にいり、—をうがった解説

酒や飯に添えて食べるもの。おかず。副食物。「一汁一—」

奇蹄 (きてい) 目サイ科の哺乳類の総称陸上では象に次ぐ巨獣で、皮膚は厚く、毛はほとんどない。鼻先にある1本または2本の角は皮膚が角質化したもので、漢方では珍重される。南アジア・東南アジア・アフリカに5種が分布、いずれも国際保護動物。

[補説]作品別項。→

返さなければならない金品。また、金品を借りた負い目。借金借財。「債を負う」

  1. 刀や小刀。刃物

    1. 太刀ならば呉 (くれ) のま—」〈推古紀・歌謡

  1. 鋤 (すき) 。

    1. 「—を作りて此の岡を祭るに」〈播磨風土記

  1. とき。場合機会。「有事の—」「この—だから言っておこう」

  1. 物と物との接するところ。「天地の—」

    1. 頃 (ころ) 用法

中国春秋時代列国の一。武王が弟の蔡叔度を封じた国。現在の河南省上蔡県の西南。前447年、の恵王に滅ぼされた。

[形動]《「さよう」の音変化》「さよう」のいく分ぞんざいな言い方。「—ざんす」「—です」
[ト・タル][文][形動タリ]程度がもっともはなはだしいさま。第一番であるさま。多く、「最たる」の形で用いる。「成り金趣味の—たるものだ」
[形動][文][ナリ]に同じ。
    1. 「僕の一生に大感化を及ぼした者…駒井先生と兼頭君がその—なる者である」〈蘆花思出の記

[接頭]名詞に付いて、もっとも、この上ない、の意を表す。「業界でも—大手の会社」「—前線」「—先端」「—優秀選手」
[接頭]名詞に付いて、ふたたび、もう一度の意を表す。「—放送」「—スタート」
[接尾]助数詞。年齢・年数を数えるのに用いる。「三—」「満五—」

せつ

〈西〉⇒せい

〈斉〉⇒せい

〈材〉⇒ざい

〈財〉⇒ざい

しゃ

さつ

文芸雑誌。昭和39年(1964)に立原正秋高井有一加賀乙彦らが創刊。後に後藤明生参加昭和42年(1967)終刊
原題(フランス)Rhinocérosイヨネスコ戯曲著者が青年時代にルーマニアで体験したファシズム台頭をモチーフとする不条理演劇。1959年、ドイツにて初演。フランスでは1960年、バロー演出主演上演され評判となった。

出典:青空文庫

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