あら‐がね【粗金/鉱】
《「あらかね」とも》 1 採掘したままで、まだ精錬していない金属。鉱石。 2 鉄の異称。
あら‐かべ【荒壁/粗壁】
つなぎにわらなどを入れた土を塗っただけの壁。仕上げ塗りの下地となる。
アラカベサン‐とう【アラカベサン島】
《Ngerekebesang》パラオ中央部の島。コロール島の西方に位置し、日本統治時代に建造された橋で結ばれる。旧...
ア‐ラ‐カルト
《献立表によって、の意》食堂などで、客が自由に選んで注文できる一品料理。「—メニュー」⇔ターブルドート。
あら‐かわ【荒川】
関東平野を流れる川。秩父(ちちぶ)山地の甲武信(こぶし)岳に源を発し、埼玉県川越市辺りで入間(いるま)川と合流、東...
あら‐かわ【粗皮】
1 樹木や米穀類、竹の子などの表皮。 2 獣類の皮で、まだなめしていないもの。
あらかわ【荒川】
姓氏の一。 [補説]「荒川」姓の人物荒川修作(あらかわしゅうさく)荒川豊蔵(あらかわとよぞう)
あらかわ‐きょう【荒川峡】
新潟県北部、岩船郡関川村にある峡谷。山形県中西部の朝日岳に源を発し、新潟県北部を東西に貫流して日本海に注ぐ荒川の中...
あらかわ‐く【荒川区】
⇒荒川
あらかわ‐しゅうさく【荒川修作】
[1936〜2010]美術家。愛知の生まれ。第二次大戦後の前衛美術を牽引した一人で、図形や記号などを取り入れた絵画...
あらかわ‐せん【荒川線】
東京都荒川区の三ノ輪橋から王子駅前を経て、新宿区の早稲田に至る都電。全長12.2キロ。明治44年(1911)、王子...
あらかわ‐だけ【荒川岳】
長野・静岡の県境にある山。赤石山脈の主峰の一。山頂は、最高峰の東(ひがし)岳(別名悪沢岳、標高3141メートル)・...
あらかわ‐とよぞう【荒川豊蔵】
[1894〜1985]陶芸家。岐阜の生まれ。北大路魯山人に師事。志野焼の窯跡を発見し、古志野・瀬戸黒などの復興に努...
あらかわ‐ほうすいろ【荒川放水路】
荒川を東京都北区岩淵で分流させた水路。下流の水害を防ぐため明治44年(1911)着工、昭和5年(1930)完成。現...
あら‐かん
「嵐寛寿郎」の愛称。
あらかん【阿羅漢】
《(梵)arhatの音写。応供(おうぐ)と訳す。尊敬を受けるに値する人の意》 1 仏のこと。仏の十号の一。 2 小...
アラ‐かん【アラ還】
《「アラウンド還暦」の略》還暦前後の女性。アラサー、アラフォーをもじったもので、平成21年(2009)ごろ、団塊の...
アラカント
スペイン南東部の都市アリカンテのバレンシア語名。
あら‐かんな【荒鉋】
材木を粗削りするためのかんな。→仕上げ鉋
あらがい【争ひ/諍ひ】
言い争うこと。口論すること。「たれがしを御使ひにてめされて候ひしは、よも御—は候はじ」〈著聞集・八〉
争(あらが)い木登(きのぼ)り川渡(かわわた)り
争い、木登り、川で泳ぐことは、危険だから避けよということ。無益な行為を戒めた言葉。
あらが・う【抗う/争う/諍う】
[動ワ五(ハ四)] 1 従わないであらそう。抵抗する。逆らう。「運命に—・う」「権勢に—・う」 2 負けずに言い返...
あらがき‐の【荒垣の】
[枕]垣は内外を隔てるところから、「よそ(外)」にかかる。「里人の言寄せ妻を—よそにや我が見む」〈万・二五六二〉
あらがね‐の【粗金の】
[枕]粗金が土中にあるところから、また一説に、金属を打ちきたえる鎚(つち)の縁で同音の「つち」にかかる。「—土のう...
あら‐がみ【荒神】
霊験のあらたかな神。「かかる尊き—の氏子と生まれし身を持ちて」〈浄・天の網島〉
あらき【荒木】
姓氏の一。 [補説]「荒木」姓の人物荒木寛畝(あらきかんぽ)荒木古童(あらきこどう)荒木貞夫(あらきさだお)荒木十...
あら‐き【荒城/殯】
貴人の死体を、墳墓が完成するまで仮に納めて置いたこと。また、その所。おおあらき。かりもがり。もがり。
あら‐き【荒木/粗木】
山から切り出したままの木。製材していない皮つきのままの木。
あら‐き【新墾】
新しく開墾すること。また、その土地。「湯種蒔(ま)く—の小田を求めむと足結(あゆひ)出で濡れぬこの川の瀬に」〈万・...
アラキ
ナツメヤシの樹液などを発酵・蒸留させてつくった酒。エジプトや東南アジア・インド地方で常用する。日本には江戸時代にオ...
あらき‐えいきち【新木栄吉】
[1891〜1959]実業家。石川の生まれ。昭和20年(1945)日本銀行総裁に就任するが、昭和21年(1946)...
あらき‐かんぽ【荒木寛畝】
[1831〜1915]日本画家。江戸の生まれ。文晁(ぶんちょう)派、のちには洋画を学び、写実的花鳥画を得意とした。
あらき‐こどう【荒木古童】
[1823〜1908]尺八演奏家。2世。近江の生まれ。豊田古童・久松風陽に師事。普化宗廃止後の尺八界の混乱期に活躍...
あらき‐さだお【荒木貞夫】
[1877〜1966]軍人。陸軍大将。東京の生まれ。精神主義的反共論で皇道派の雄となる。二・二六事件に同調し、事件...
あらき‐じっぽ【荒木十畝】
[1872〜1944]日本画家。長崎の生まれ。寛畝(かんぽ)に学び、のち養子となる。文展・帝展で活躍した旧派系の代...
あらき‐そうたろう【荒木宗太郎】
[?〜1636]江戸初期の朱印船貿易商。肥後の人。豊臣秀吉の朱印を受けてシャムなどに渡航。安南王女を妻とした。
あらき‐だ【新墾田】
新しく切り開いて作った田。新小田(あらおだ)。「—の鹿猪田(ししだ)の稲を倉に上げて」〈万・三八四八〉
あらきだ【荒木田】
もと、東京荒川沿いの荒木田原に産した粘着力の強い茶褐色の土。相撲の土俵用。現在では産地に関係なく同種の土をいい、土...
あらきだ【荒木田】
姓氏の一。伊勢神宮の神主一族の名。 [補説]「荒木田」姓の人物荒木田久老(あらきだひさおゆ)荒木田守武(あらきだも...
あらきだ‐ひさおゆ【荒木田久老】
[1747〜1804]江戸後期の国学者・歌人。伊勢内宮の神官。号、五十槻園(いつきぞの)。賀茂真淵(かものまぶち)...
あらきだ‐もりたけ【荒木田守武】
[1473〜1549]室町後期の連歌・俳諧師。伊勢内宮の神官。宗祇(そうぎ)、猪苗代兼載(いなわしろけんさい)に連...
あらきだ‐れいじょ【荒木田麗女】
[1732〜1806]江戸後期の女流文学者。伊勢の人。本名、隆。号は紫山。著に歴史物語「池の藻屑(もくず)」「月の...
アラキドノイルエタノールアミド
⇒アナンダミド
アラキドン‐さん【アラキドン酸】
《arachidonic acid》1分子内に4個の二重結合をもつ不飽和脂肪酸。動物の脂質中に含まれ、プロスタグラ...
あらき‐の‐みや【殯の宮】
「あらき」のための仮の御殿。もがりのみや。
あらき‐またえもん【荒木又右衛門】
[1599〜1637]江戸前期の剣客。伊賀国荒木村の人。寛永11年(1634)伊賀上野で妻の弟源太夫のかたきを討つ...
あらき‐むらしげ【荒木村重】
[?〜1586]安土桃山時代の武将・茶人。摂津の人。織田信長に従ったが、背いて地位を失った。のち、道薫(どうくん)...
あらき‐りゅう【荒木流】
1 馬術の流派の一。室町末期の荒木元清を祖とする。 2 柔術の流派の一。室町末期の荒木無人斎秀縄(ひでつな)を祖と...
あら‐ぎも【荒肝】
荒々しい心。また、きも。きもったま。
荒肝(あらぎも)を抜(ぬ)・く
相手を非常に驚かす。びっくりさせ恐れさせる。度胆(どぎも)を抜く。荒肝を拉(ひし)ぐ。「自分は先ず—・かれてしまっ...