いつ‐くさ【五種】
5種類。
いつくさ‐の‐たなつもの【五種の穀】
「五穀(ごこく)」に同じ。「天の下の公民の作る物は、—を始めて」〈祝詞・竜田風神祭〉
いつく・し【厳し/美し/慈し】
[形シク]《「稜威(いつ)奇(く)し」の意という》 1 神や天皇または貴人の威力が強く激しいさま。いかめしくおごそ...
いつくしま【厳島】
広島県南西部、廿日市(はつかいち)市の島。広島湾にある。日本三景の一。厳島神社がある。伊都岐(いつき)島。宮島。
いつくしま‐えんねん【厳島延年】
厳島神社で、陰暦7月14日の夜に行われた延年舞の神事。現在は廃絶。
いつくしま‐ぎれ【厳島切】
厳島神社所蔵の名物切の一。二重の四角の内に螭竜文(あまりょうもん)を織り出した浅黄の緞子(どんす)。
いつくしま‐じんじゃ【厳島神社】
広島県の厳島にある神社。主な祭神は市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)・田心姫命(たごりひめのみこと)・湍津姫命(...
いつくしま‐の‐たたかい【厳島の戦い】
弘治元年(1555)、毛利元就(もうりもとなり)が、主人の大内義隆を殺害した陶晴賢(すえはるかた)を厳島で討った戦...
いつくしみ【慈しみ】
いつくしむこと。恵み。慈愛。「母の深い—」
いつくし・む【慈しむ/愛しむ】
[動マ五(四)]目下の者や弱い者に愛情を注ぐ。かわいがって大事にする。「わが子を—・む」 [補説]平安時代の「うつ...
いつ‐ぐん【逸群】
才能などが人より目立ってすぐれていること。抜群。「—の才、英覇の器」
い‐つ・ける【射付ける】
[動カ下一][文]いつ・く[カ下二] 1 光などが、物を強く照らす。「華やかな夕日がつっとその白地の浴衣に—・けた...
いつ‐げん【逸言】
言いすごし。過言。失言。
いつ‐ごろ【何時頃】
おおよそ、いつ。いつのころ。「—完成しますか」
いつ‐ざい【逸材】
人並み以上にすぐれた才能。また、その人物。逸才(いっさい)。「門下の—」
いつ‐し‐か【何時しか】
《代名詞「いつ」に、強めの副助詞「し」、疑問の係助詞「か」の付いたものから》 [副] 1 いつのまにか。早くも。「...
いつ‐しば【いつ柴】
勢いよく茂っている小木。「天霧(あまぎ)らし雪も降らぬかいちしろくこの—に降らまくを見む」〈万・一六四三〉
いつ‐しょうぞく【五装束】
5種からなる、ひとそろいの武具。普通には鎧(よろい)・鉢巻き・籠手(こて)・脛楯(はいだて)・臑当(すねあ)てをい...
いつ‐じ【逸事/軼事】
世間に知られていない隠れた事柄。
いつ‐じぶん【何時時分】
いつごろ。いつ。
いつせ‐の‐みこと【五瀬命】
鸕鷀草葺不合尊(うがやふきあえずのみこと)の子。神武天皇の兄。神武天皇とともに九州から東征し、紀伊で没したといわれる。
いつ‐ぞ【何時ぞ】
[副]《「ぞ」は係助詞》 1 過去または未来の、不定の時を表す。 ㋐いつであったか。いつか。「—の年か忘れたが」 ...
いつぞ‐や【何時ぞや】
[副]《「や」は係助詞》過去の不定の時を表す場合の、改まった言い方。いつか。先日。「—は失礼いたしました」
いつぞんそうしょ【佚存叢書】
中国では失われたが、日本にだけ現存していた漢籍の叢書。110巻60冊。林述斎編。寛政11年〜文化7年(1799〜1...
いつ‐だつ【逸脱】
[名](スル)本筋や決められた枠から外れること。「任務を—する行為」
いつ‐つ【五つ】
1 数の名。四つの次、六つの前の自然数。ご。いつ。5個。 2 5歳。 3 昔の時刻の名。今の午前8時および午後8時...
いつつ‐あこめ【五つ衵】
女房・童女などの晴れの装束で、衵を5枚重ねて着ること。
いつつ‐お【五つ緒】
牛車(ぎっしゃ)の簾(すだれ)の一。簾の左右の縁と中央の革緒との間に、革で一条ずつの風帯(ふうたい)を垂れたもの。
いつつお‐の‐くるま【五つ緒の車】
五つ緒の簾(すだれ)を掛けた牛車(ぎっしゃ)。網代車など。
いつつ‐がさね【五つ重ね/五つ襲】
「五つ衣(ぎぬ)」に同じ。
いつつ‐がしら【五つ頭】
歌舞伎下座音楽で、鳴り物の一。荒事の見得に伴って用いる。太鼓・大太鼓・笛の3種と、場合によっては大小の鼓(つづみ)...
いつつ‐ぎぬ【五つ衣】
女房装束で、表衣(うわぎ)と単(ひとえ)との間に5枚の袿(うちき)を重ねて着ること。五つ重ね。
いつつじ‐どおり【五辻通り】
京都市上京区を東西に走る道路の呼び名。今出川通り北側の小路で、東の大宮通りから西の御前通りに至る。全長約1.2キロ...
いつつ‐どうぐ【五つ道具】
江戸時代の大名行列で、槍・打ち物・長柄傘・挟箱(はさみばこ)・袋入れ杖(つえ)の5種。「引き馬に—」〈浄・会稽山〉
いつつ‐の‐おしえ【五つの教え】
《「五教」を訓読みにした語》儒教で、人間として守るべき仁・義・礼・智(ち)・信の五つの徳目。五つの道。五常。
いつつ‐の‐かりもの【五つの借り物】
人間のはかない生命のこと。すべての物は地・水・火・風・空の五つから構成され、人間の肉体も死ねばこの五つに戻るという...
いつつのかんげんがっきょく【五つの管弦楽曲】
《原題、(ドイツ)5 Orchesterstücke》シェーンベルクの管弦楽曲。全5曲。1909年作曲。1922年...
いつつ‐の‐くるま【五つの車】
「五車(ごしゃ)」を訓読みにした語。
いつつ‐の‐さわり【五つの障り】
「五障(ごしょう)」を訓読みにした語。
いつつのだんしょう【五つの断章】
《原題、(ドイツ)5 Sätze》⇒弦楽四重奏のための五つの断章
いつつ‐の‐にごり【五つの濁り】
「五濁(ごじょく)」を訓読みにした語。「—深き世になどて生まれ給ひけむ」〈源・蓬生〉
いつつ‐の‐みち【五つの道】
「五つの教え」に同じ。
いつつ‐ぼし【五つ星】
紋所の名。一つの円の周りに四つの円を並べた図柄。
いつつぼし‐うんどう【五つ星運動】
イタリアの政党。「五つ星」は水・エネルギー・開発・環境・交通の5領域を意味する。コメディアンのベッペ=グリッロらが...
いつつ‐もの【五つ物】
5種の射芸。流鏑馬(やぶさめ)・笠懸(かさがけ)・小笠懸・犬追物(いぬおうもの)・歩射(ぶしゃ)の五つ。
いつつ‐もん【五つ紋】
背に一つ、両袖の後ろと両胸にそれぞれ一つずつ、合計五つの家紋のある着物や羽織。正式礼装用。五所紋(いつところもん)。
い‐つづけ【居続け】
[名](スル) 1 長い間よそに泊まって自宅へ帰らないこと。入りびたり。「時には一週間位—に厄介になる事もあった」...
いつ‐でも【何時でも】
[副]どんな時でも。常に。「—いいから連絡を下さい」「—身につけている」
いつところ‐もん【五所紋】
「五つ紋」に同じ。
何時(いつ)となく
1 いつのまにか。いつとはなく。「—雨風もおさまった」 2 いつという期限もなく。いつまでも。「少輔—臥したりけれ...