色(いろ)も香(か)もあ・る
美しい容色も、ゆかしい情愛もある。名実、または情理を兼ね備えている。花も実もある。「人情判事の—・る裁き」
いろ‐もの【色物】
1 色のついている物。衣服や織物、紙などの、白・黒以外のもの。 2 寄席で、講談・義太夫・落語に対して、彩りとして...
いろもの‐せき【色物席】
色物2もまぜて上演する寄席。色物小屋。
いろもの‐にゅういんりょう【色物乳飲料】
牛乳にコーヒー・ココア・果汁などを加えた、色がついた乳飲料。→白物乳飲料
いろ‐もよう【色模様】
1 彩りの美しい模様。美しい染め模様。 2 歌舞伎などで、恋愛感情を描写する場面。また、その演技。主として淡く単純...
いろ‐やけ【色焼け】
[名](スル)顔やからだが、日に焼けて薄黒くなること。また、衣服などが、日に焼けて変色すること。「—した本の表紙」
いろ‐ゆるし【色許し/色聴し】
禁色(きんじき)を許されること。
いろ‐よ・い【色好い】
[形][文]いろよ・し[ク] 1 こちらの望みにそうようなさま。都合がよい。好ましい。主に連体形が用いられる。「—...
いろ‐り【色利/煎汁】
鰹節(かつおぶし)・するめ・大豆などを煮詰めてとっただし汁。煮物に用いる。
いろり【囲炉裏】
室内の床の一部を四角に切り抜いて火をたくようにした場所。暖房・煮炊きに用いる。炉。《季 冬》「大原女の足投げ出して...
いろ‐りったい【色立体】
色相・明度・彩度の3要素を座標として、さまざまな色を三次元空間の点として配列したもの。
イロリン
ナイジェリア西部の都市。クワラ州の州都。19世紀初めにヨルバ族のオヨ帝国から独立したが、イスラム教徒のソコト帝国に...
いろ‐わけ【色分け】
[名](スル) 1 色を塗り分けて区別をすること。「国ごとに—した地図」 2 人や事物をある基準によって種類分けす...
色(いろ)を失(うしな)・う
心配や恐れなどで顔が真っ青になる。意外な事態に対処しきれないようす。「悲報に接し愕然(がくぜん)として—・う」
色(いろ)を売(う)・る
売春をする。色を鬻(ひさ)ぐ。
色(いろ)を替(か)え品(しな)を替(か)・える
あらゆる手段を用いる。手を替え品を替える。「—・えて説得する」
色(いろ)を損(そん)・ずる
不機嫌な顔色になる。怒る。
色(いろ)を正(ただ)・す
あらたまった顔つきをする。ようすをきちんと正す。「—・して陳謝する」
色(いろ)を作(つく)・る
1 化粧をする。なまめかしく装う。「それぞれに身代ほどの—・りてをかし」〈浮・胸算用・二〉 2 人の気を引くような...
色(いろ)を付(つ)・ける
物事の扱いに情を加える。値引きしたり、割り増ししたりする。「謝礼に—・ける」
色(いろ)を作(な)・す
怒って顔色を変える。「—・して抗議する」
い‐ろん【異論】
他と違った意見や議論。異議。「—を唱える」
いろん‐な【色んな】
[連体]《「いろいろな」の音変化》さまざまの。種々の。「—話をする」
イ‐ロンバルディ
⇒第一回十字軍のロンバルディア人
いわ【岩/巌/磐】
1 地殻を形づくっている堅い物質。 2 石の大きなもの。岩石。いわお。「一念—をも通す」 3 (「錘」「沈子」とも...
い‐わ【違和】
1 からだの調子がくずれること。「腹部に—を覚える」 2 周囲の雰囲気に合わないこと。
いわ‐あな【岩穴】
岩壁にできた洞穴。岩窟(がんくつ)。
いわい【祝(い)/斎】
1 めでたいとして喜ぶこと。祝賀。「米寿の—」 2 祝う気持ちを示す言葉や金品。「お—を述べる」 3 (斎)心身を...
いわ‐い【岩井/石井】
岩の間からわき出る泉を井としたもの。「—汲むあたりの小笹(をざさ)玉こえてかつがつ結ぶ秋の夕露」〈新古今・夏〉
いわい【岩井】
茨城県南西部にあった市。平成17年(2005)に猿島(さしま)町と合併して坂東(ばんどう)市となった。→坂東
いわい【岩井】
姓氏の一。 [補説]「岩井」姓の人物岩井俊二(いわいしゅんじ)岩井半四郎(いわいはんしろう)
いわい‐うた【祝(い)歌/頌】
1 民謡の分類の一。祝いの式や宴席などでうたう歌。祝儀歌。 2 和歌六義(りくぎ)の一。祝いことほぐ歌。頌歌(しょ...
いわい‐おんせん【岩井温泉】
鳥取県岩美郡にある温泉。貞観元年(859)開湯と伝えられ、山陰最古の温泉とされる。湯かむりで知られる。泉質は硫酸塩泉。
いわい‐がわ【磐井川】
岩手県南部を流れる川。栗駒山の北斜面に源を発し、一関市内を流れ北上川に注ぐ。長さ36キロ。上流には厳美渓がある。
いわい‐ぎ【祝(い)木】
「祝い棒」に同じ。
いわい‐ごと【祝(い)言】
幸福を祈願する言葉。また、慶事をことほぐ言葉。
いわい‐ごと【祝(い)事】
めでたいこと。慶事。
祝(いわ)い事(ごと)は延(の)ばせ仏事(ぶつじ)は取(と)り越(こ)せ
祝いの行事は、慎重にして遅れてするくらいがよいが、仏事は、反対に早めに繰り上げて行うほうがよい。
いわい‐ざかな【祝い肴】
祝いの膳に用いる、酒の肴。正月料理の場合には、関東では黒豆・数の子・ごまめ、関西では黒豆またはごまめ・数の子・たた...
いわい‐ざけ【祝(い)酒】
祝い事のときに飲む酒。
いわい‐し【岩井市】
⇒岩井
いわい‐しゅんじ【岩井俊二】
[1963〜 ]映画監督・映像作家。宮城の生まれ。プロモーションビデオの制作、テレビドラマの監督・脚本を経て映画監...
いわい‐だけ【祝茸】
マンネンタケの別名。
いわい‐だいこん【祝(い)大根】
ダイコンの一品種。直径3センチ程で細く小さい。輪切りにして、正月の雑煮に用いる。奈良県を中心に、主に関西で栽培される。
いわい‐だる【祝い樽】
祝儀用の酒樽。角樽(つのだる)・指し樽など。
いわい‐ちゃ【岩井茶】
岩井半四郎が衣装に好んで用いた茶色。灰色がかってくすんだ茶色。
いわ‐いちょう【岩銀杏】
ミツガシワ科の多年草。本州中部以北の高山の湿原に自生。高さ約20センチ。葉の形はイチョウに似て、長い柄があり、根元...
いわい‐づき【祝月/斎月】
《特に斎(い)み慎む月と考えられたところから》1月・5月・9月の称。その月の1日には、身なりを整えて祝ったり、社寺...
いわい‐でん【祝(い)殿】
同族が合同して森などに小祠(しょうし)を建てて祭る神。
いわい‐の‐ぜん【祝(い)の膳】
祝儀のときに出される膳。熨斗(のし)・昆布・勝ち栗(ぐり)をつける習慣がある。