疑(うたが)わしきは被告人(ひこくにん)の利益(りえき)に
「疑わしきは罰せず」に同じ。
うたがわ‐とよくに【歌川豊国】
浮世絵師。 (初世)[1769〜1825]江戸の人。本姓、倉橋。通称、熊吉。号、一陽斎。歌川豊春の門下で、美人画や...
うたがわ‐とよはる【歌川豊春】
[1735〜1814]江戸中期の浮世絵師。歌川派の始祖。通称、但馬屋庄次郎。号、一竜斎など。豊後(ぶんご)の人で、...
うたがわ‐とよひろ【歌川豊広】
[1773〜1830]江戸後期の浮世絵師。江戸の人。通称、岡島藤次郎。号、一柳斎。豊春の弟子。美人画、草双紙の仇討...
うたがわ‐は【歌川派】
江戸後期の浮世絵の一派。浮世絵に洋画の遠近法を取り入れた歌川豊春を祖とし、役者絵の国貞、武者絵の国芳、風景画の広重...
うたがわ‐ひろしげ【歌川広重】
[1797〜1858]江戸後期の浮世絵師。江戸の人。本姓、安藤。歌川豊広に師事。広重の名を与えられ、一遊斎・一幽斎...
うたき【御岳】
沖縄地方で、村の中心となる聖地。老木の生い茂った森に自然石などがあり、祝女(のろ)が神に祈る場所とされている。おた...
うた‐ぎれ【歌切】
和歌の冊子・巻物などにある古人の名筆を、手鑑(てかがみ)にはりつけたり掛け物に仕立てたりするのに適した大きさに切り...
うた・く
[動カ四]ほえる。うなる。「その猪怒りて、—・き寄り来つ」〈記・下〉
うたく‐こつ【烏啄骨】
⇒烏口骨(うこうこつ)
うた‐くず【歌屑】
へたな和歌。「古今集の中の—とかや言ひ伝へたれど」〈徒然・一四〉
うた‐ぐち【歌口】
1 笛・尺八などの管楽器で、口を当てて吹く穴。 2 和歌をじょうずに詠むこと。また、その人。 3 和歌の詠みぶり。...
うた‐ぐさり【歌鎖】
和歌を使った遊戯。文字鎖の一。和歌の末尾の文字、または下の句の最初の文字を、次の人が上の句の頭に置いて詠み続けるもの。
うたぐり‐ぶか・い【疑り深い】
[形]「うたがいぶかい」に同じ。「—・い目で人を見る」
うたぐ・る【疑る】
[動ラ五(四)]怪しいと思う。「うたがう」のやや俗な言い方。「最初から—・ってかかる」 [補説]「うたがう」と「か...
うたげ【宴/讌】
酒宴。宴会。さかもり。「うちあげ(打ち上げ)」の音変化とも、歌酒の意ともいう。
うた‐ことば【歌詞】
日常語・散文には用いられず、主に歌中に使われる言葉。歌語(かご)。
うた‐ごえ【歌声】
歌をうたう声。
うたごえ‐きっさ【歌声喫茶】
昭和30年代に流行した、アコーディオンを伴奏に、客がリクエストした曲を客全員で歌う喫茶店。東京新宿の「灯(ともしび...
うたごかい‐はじめ【歌御会始(め)】
「歌会始め1」に同じ。
うた‐ごころ【歌心】
1 和歌を詠もうとする心持ち。また、和歌についての素養。「多少の—はある」 2 和歌のもつ意味。和歌のモチーフ。歌の心。
うた‐ざいもん【歌祭文】
近世俗曲の一。死刑・情死などの事件やその時々の風俗をつづった文句を、門付け芸人が三味線などの伴奏で歌って歩いた。山...
うたざわ【歌沢/哥沢】
1 うた沢節の家元の家号。 2 「うた沢節」の略。
うたざわ‐しばきん【哥沢芝金】
哥沢芝派の家元名。歌沢節の創始者、歌沢大和大掾(やまとのだいじょう)の死後、2代目歌沢寅右衛門を家元とする歌沢寅派...
うたざわ‐ぶし【歌沢節/哥沢節】
俗曲の一種。端唄(はうた)を主にしたものに他の音曲を加味した曲風で、品格のあるゆったりした歌い方が特徴。寅派(歌沢...
うたざわ‐やまとのだいじょう【歌沢大和大掾】
[1797〜1857]歌沢節の創始者。江戸の人。本名、笹本彦太郎。号、笹丸。安政4年(1857)嵯峨(さが)御所か...
うたしない【歌志内】
北海道中部の市。石狩炭田北部の炭鉱町として発展。市制時の昭和33年(1958)には4.1万人であった人口が相次ぐ炭...
うたしない‐し【歌志内市】
⇒歌志内
うた‐しゃ【唄者】
奄美群島で、島唄の名手のこと。
うた‐じづくし【歌字尽(く)し】
部首の共通した漢字を、覚えやすく歌で示した、江戸時代の書物。内容は、椿(つばき)・榎(えのき)・楸(ひさぎ)・柊(...
うた‐じょうるり【唄浄瑠璃】
1 浄瑠璃の分類の一。語り物である義太夫節に対して、歌い物の要素を加味した浄瑠璃。大薩摩(おおざつま)・一中(いっ...
うた・す【打たす】
[動サ下二]《「す」はもと使役の助動詞。むちで打って馬を走らせる意から》馬に乗って行く。「手勢百騎とも二百騎とも、...
うたせ‐あみ【打た瀬網】
引き網の一。漁船の船首と船尾から出した長い桁(けた)に網の引き綱を結びつけて、風力・潮力・人力を利用して引き回す袋...
うた‐せっきょう【歌説経】
《「うたぜっきょう」とも》江戸時代、説経節の一節を歌謡風に歌ったもの。三味線などを伴奏とした。
うたせ‐ゆ【打たせ湯】
樋(とい)などから落ちる湯を肩や背に当てて、凝りや痛みを柔らげる入浴法。また、そのような仕掛け。
うた‐ぞうし【歌草紙】
和歌を集めた本。また、和歌についての書物。歌書(かしょ)。
うたた【転】
[副] 1 ある状態が、どんどん進行してはなはだしくなるさま。いよいよ。ますます。転じて、そうした状態の変化を前に...
うたた‐ね【転寝】
[名](スル)眠るつもりもないまま、うとうとと眠ること。仮寝。「テレビを見ながら—する」
うた‐だいもく【歌題目】
日蓮宗で、法要・説教のとき、信者たちが太鼓・鉦(かね)・鼓などに合わせ、節をつけて題目や和讃(わさん)を歌うこと。
うた‐だの・し【転楽し】
[形シク]非常に楽しい。いよいよ楽しい。「この御酒(みき)の御酒のあやに—・し」〈記・中・歌謡〉
うた‐つかさ【雅楽寮】
⇒ががくりょう(雅楽寮)
うたづ【宇多津】
香川県中部、綾歌(あやうた)郡の地名。坂出市の西にある港町。瀬戸大橋線開通に伴い、広大な塩田の跡地にJR宇多津駅が...
うたづ‐ちょう【宇多津町】
⇒宇多津
うたて【転】
[副] 1 自分の心情とは関係なく、事態がどんどん進んでいくさま。ますます。「いつはなも恋ひずありとはあらねども—...
転(うたて)あ・り
嘆かわしい。いやで情けない。「—・る主(ぬし)のみもとに仕うまつりて」〈竹取〉
うたて・し
[形ク] 1 嘆かわしい。情けない。「常に思ひ嘆くと聞きはべれば、いと—・くなむ」〈宇津保・蔵開上〉 2 気に入ら...
歌(うた)と読(よ)み
1 カルタに歌ガルタと読みガルタがあるように、物事には表と裏、得と失、よいものと悪いものがあることのたとえ。 2 ...
ウタトラン
グアテマラ中南部の都市サンタクルス‐デル‐キチェの西郊にある遺跡。キチェ語名クマルカフ。マヤ文明後古典期に隆盛した...
うた‐どころ【歌所】
宮中で勅撰集の編集を行った所。江戸時代に「和歌所」のことを誤っていった語。
歌(うた)にばかり歌(うた)・う
いつも口で言っているだけで実行しないこと。「便りもなく、踊りを見にと、—・うて果てぬ」〈浮・諸国ばなし・三〉