かど‐がまえ【門構え】
⇒もんがまえ2
かど‐ぎょう【門経】
1 葬式で、棺を家の外に出すときに、家の前で読む経。 2 家々の門口に立って経を読み、喜捨を請う僧形の者。門経読み。
かど‐ぎれ【角布/角裂】
和装本で、本の中身の背の天と地の角を包む小さな布。補強と装飾を兼ねる。 [補説]洋装本の上製本では花布がこれにあたる。
かどく‐せい【可読性】
文字や文章が読みやすいこと。「—の高い書体」
かど‐ぐち【門口】
1 家や門の出入り口。 2 物事が始まろうとする時。「第二の人生の—に立つ」
かどくら‐みさき【門倉岬】
鹿児島県、種子島最南端にある岬。先端部は高さ30〜40メートルの海食崖(がい)。天文12年(1543)、ポルトガル...
かどけいざいりょくしゅうちゅうはいじょ‐ほう【過度経済力集中排除法】
日本の財閥解体の一環として、大企業の経済力の集中を排除し分散させるために、昭和22年(1947)に制定された法律。...
かど‐さき【門先/門前】
門の前。入り口の前。
かど‐じめん【角地面】
「角地(かどち)」に同じ。
かど‐じょうるり【門浄瑠璃】
人家の門口で、浄瑠璃を語り、金品を請うこと。また、その人。
かど‐すずみ【門涼み】
門口に出て涼むこと。《季 夏》
かど‐ぜっきょう【門説経】
江戸時代、人家の門口や町の路上で編み笠をかぶり、簓(ささら)・三味線・胡弓(こきゅう)などに合わせて説経浄瑠璃を語...
かど‐た【門田】
門の近くにある田。家の前の田。「妹が家の—を見むと打ち出来し情(こころ)もしるく照る月夜かも」〈万・一五九六〉
かど‐たち【門立ち】
1 門口に立つこと。「何とやら心にかかりて、霜夜に—して」〈浮・織留・六〉 2 遊女が門口に立って客を誘うこと。「...
かどた‐ひろみつ【門田博光】
[1948〜2023]プロ野球選手。山口の生まれ。昭和45年(1970)南海(福岡ソフトバンクの前身)に入団。アキ...
かど‐だ・つ【角立つ】
[動タ五(四)] 1 角ばっている。かどばる。「—・っている石」 2 事が円満を欠き、とげとげしいようすになる。か...
かど‐だ・てる【角立てる】
[動タ下一][文]かどだ・つ[タ下二] 1 角をとがらせる。かどばらせる。「目を—・てて話す」 2 人の感情を刺激...
かど‐だんぎ【門談義】
江戸時代、人家の門口で長柄の傘を持ち、法文(ほうもん)を説いて金銭を請うこと。また、その人。
かど‐ち【角地】
二つの道路が交わる角に位置する敷地。角地面(かどじめん)。
かど‐ちがい【門違い】
1 まちがえてほかの家へ行ってしまうこと。かどたがい。かどたがえ。かどちがえ。 2 目ざす方向や目標をまちがえるこ...
かど‐ちゃ【門茶】
陰暦7月初旬から24日まで、寺や個人の家の門前で茶を入れて通行人に施すこと。死者の供養に行うもの。摂待(せったい)...
かど‐づけ【門付(け)】
[名](スル)《「かどつけ」とも》人家の門前に立って音曲を奏するなどの芸をし、金品をもらい受けること。また、その人...
かどづけ‐うた【門付(け)歌】
門付けする者がうたう歌。門説経・歌祭文(うたざいもん)・鉢たたき・万歳(まんざい)など。
かど‐てきおう【過度適応】
生物のある形質が、適応の度を超えて発達すること。マンモスの牙(きば)など。
かど‐で【門出/首途】
[名](スル) 1 旅などのために、自分の家を出発すること。出立(しゅったつ)。「—を見送る」 2 新しい生活を始...
かど‐なみ【門並(み)】
1 家の並び。家続き。家並み。 2 並んでいる家の一軒一軒。軒なみ。副詞的にも用いる。「—同じようなカッフェーばか...
かど‐ならび【門並び】
隣り合わせ。隣近所。かどならべ。「—に家二つを一つにつくり合はせたるが」〈平中・三六〉
カドニカ‐でんち【カドニカ電池】
⇒ニッケルカドミウム電池
かどの‐えいこ【角野栄子】
[1935〜 ]児童文学作家。東京の生まれ。本姓、渡辺。「魔女の宅急便」で野間児童文芸賞などを受賞。同作は宮崎駿監...
かど‐の‐おさ【看督長】
平安時代、検非違使(けびいし)庁の下級職員。牢獄(ろうごく)の看守を本来の職務としたが、のちには罪人追捕(ついぶ)...
かどの‐でら【葛野寺】
広隆寺の異称。
かど‐の‐まつ【門の松】
「門松(かどまつ)」に同じ。
かどの‐りゅう【葛野流】
能の囃子(はやし)の大鼓(おおつづみ)方の流派の一。江戸初期に活躍した葛野九郎兵衛尉定之を祖とする。
かど‐ばしら【門柱】
1 門(もん)の柱。 2 《門口の柱が店の構えを代表する意から》店構え。「五間口七間口の—の主にと念願を立てて」〈...
かど‐ば・る【角張る】
[動ラ五(四)] 1 角が出っ張っていて、ごつごつする。「—・った顔」 2 態度や言葉遣いが窮屈な感じを与える。四...
かど‐ばん【角番】
1 囲碁・将棋で、五番・七番など続けて対局した結果で勝敗を決める場合、この勝負で勝敗が決まるという一番。「—に立つ...
門(かど)広(ひろ)・し
一族が多くなるさま。一族が栄えるさま。「その後なむ—・くもなり侍る」〈竹取〉
かど‐び【門火】
1 盂蘭盆(うらぼん)のとき、死者の霊魂を迎え送りするために門前でたく火。迎え火と送り火。《季 秋》 2 葬式で、...
かど‐びゃくしょう【門百姓】
地主の門わきの長屋などに住み、地主の雑用を務めるかたわら小作をした農民。門屋(かどや)。
かど‐ふだ【門札】
表札。もんさつ。
カドヘリン
動物細胞間の接着に関与する細胞に固定された糖たんぱく質。接着因子の一つで、細胞間の接着部位に分布している。カドヘリ...
かど‐べ【門辺】
門のほとり。門のそば。
かど‐べ【門部】
律令制で、衛門府に属し、宮中諸門の取り締まりに当たった武官。
かどま【門真】
大阪府の市。大阪市の北東に隣接する。電気器具工業が盛ん。人口13.0万(2010)。
かどま‐し【門真市】
⇒門真
かど‐まつ【門松】
正月に家の門口に立てる飾りの松。元来、年神(としがみ)の依(よ)り代(しろ)であったとみられる。中世以降、竹を添え...
門松(かどまつ)は冥土(めいど)の旅(たび)の一里塚(いちりづか)
《一休の狂歌で「めでたくもありめでたくもなし」と続く》めでたい門松も、それを立てるたびに年を重ねるから、次第に死に...
かど‐まる【角丸】
製本のとき、本の小口(こぐち)側の角を丸く切り落とすこと。また、そのもの。
カドマン‐の‐いえ【カドマンの家】
《Cadmans Cottage》オーストラリア、ニューサウスウェールズ州の州都シドニーの臨海地区ロックスにある石...
カドミウム
亜鉛族元素の一。単体は青みを帯びた銀白色の軟らかい金属。亜鉛鉱物中に少量含まれて産出。塩(えん)および蒸気は有毒。...