から‐ねんぶつ【空念仏】
1 信仰心からでなく、口先だけで唱える念仏。 2 実行の伴わない口先だけの主張や宣伝。「彼の約束はいつも—に終わる」
から‐の‐あや【唐の綾】
「唐綾(からあや)」に同じ。「珍しきさまなる—などに」〈源・須磨〉
から‐の‐いぬ【唐の犬】
舶来の犬。また、狛犬(こまいぬ)。「あれほど—に似候ひなん上は」〈徒然・一二五〉
から‐の‐うた【唐の歌】
「唐歌(からうた)」に同じ。「—にもかくぞあるべき」〈古今・仮名序〉
から‐の‐おんぞ【唐の御衣】
「唐衣(からぎぬ)」に同じ。「まだ御裳、—奉りながらおはしますぞいみじき」〈枕・二七八〉
から‐の‐かしら【唐の頭】
兜(かぶと)の上につけるヤクの尾で作った飾り。白いのを白熊(はぐま)、赤く染めたのを赤熊(しゃぐま)、黒いのを黒熊...
から‐の‐かみ【唐の紙】
中国渡来の紙。また、それに模した紙。唐紙(とうし)。「—の赤みたるに」〈枕・二四一〉
から‐の‐き【唐の綺】
薄い唐綾(からあや)。「桜の—の御直衣(なほし)」〈源・花宴〉
からのす‐しょうこうぐん【空の巣症候群】
子供が独立した後の専業主婦を襲う空虚感から生じる、無気力・無関心・自信喪失・寂寥(せきりょう)感などの症状。更年期...
空(から)の樽(たる)ほど音(おと)が大(おお)きい
愚か者ほど大声でよくしゃべるということのたとえ。
から‐は
[連語]《準体助詞「から」+係助詞「は」》名詞、活用語の連体形に付く。…である以上は。…する以上は。「引き受けた—...
から‐はし【唐橋】
唐風につくった欄干のある、弓形の橋。「瀬田の—」
から‐はじかみ【唐薑/呉茱萸】
ゴシュユの古名。〈本草和名〉
から‐はな【唐花】
1 中国から渡来した花文様。4弁のものが多く、5弁・6弁もある。花弁の先に入隅(いりすみ)のあるのが特徴。 2 紋...
からはな‐そう【唐花草】
アサ科の蔓性(つるせい)の多年草。山地に生え、他に巻きついて伸びる。茎や葉柄に小さいとげがあり、葉は三つに裂けてい...
からはな‐ふせんりょう【唐花浮線綾】
文様の名。唐花を正面から見た形を中心に一つ置き、側面から見た形を周囲に五つならべた浮線綾。
から‐はふ【唐破風】
中央部を凸形に、両端部を凹形の曲線状にした破風。玄関や門、神社の向拝(こうはい)などに用いられる。
カラハユット
トルコ南西部にある温泉保養地。世界遺産に登録されたパムッカレの北西約5キロメートルに位置する。鉄分を多く含む赤褐色...
カラハリゲムズボック‐こくりつこうえん【カラハリゲムズボック国立公園】
《Kalahari Gemsbok National Park》⇒カラハリトランスフロンティア公園
カラハリ‐さばく【カラハリ砂漠】
《Kalahari》南アフリカからボツワナ・ナミビアにかけて広がる砂漠。
カラハリトランスフロンティア‐こうえん【カラハリトランスフロンティア公園】
《Kgalagadi Transfrontier Park》アフリカ南部、南アフリカ共和国とボツワナの国境にある自...
カラハン
[1889〜1937]ソ連の外交官。1919年、外務人民委員代理としてカラハン宣言を発表。1924年に中ソ協定、1...
カラハン‐せんげん【カラハン宣言】
1919年、カラハンの名において中国人民および南北両中国政府にあてて出された、満州の占領地放棄など帝政ロシア時代の...
カラハン‐ちょう【カラハン朝】
《Qara Khan》10世紀半ば、中央アジアに興ったトルコ系イスラム王朝。ベラサグンを都とし、同世紀末に最盛期を...
から‐ばこ【空箱】
何も入っていない箱。あきばこ。
カラバッジョ
[1573〜1610]イタリアの画家。徹底した自然主義と劇的な明暗効果を特色とし、バロック絵画全般に大きな影響を与...
カラ‐バリ
「カラーバリエーション」の略。
カラバルソン
フィリピン、ルソン島の首都マニラの東部から南部にかけての地方名。カビテ、ラグナ、バタンガス、リサール、ケソンの5州...
カラバル‐まめ【カラバル豆】
《Calabar》マメ科の蔓性(つるせい)の多年草。葉は3枚の小葉からなる。花は暗赤色。豆はアルカロイドを含み有毒...
カラバー
ナイジェリア南部の港湾都市。クロスリバー州の州都。カラバー川の河口近くに位置する。16世紀頃より奴隷貿易とヤシ油の...
カラパナ
米国ハワイ州、ハワイ島東部の村。1990年のキラウエア噴火で、集落の大部分や古代ハワイの神殿などが破壊された。現在...
カラパルガスン‐いせき【カラパルガスン遺跡】
《Khara Balghasun》⇒ハルバルガス遺跡
カラヒア‐の‐ひつぎ【カラヒアの棺】
《Los Sarcófagos de Karajía》ペルー北部の都市チャチャポヤスの西郊にある、先インカ期の遺跡...
から‐ひつ【屍櫃/辛櫃】
《「からびつ」とも》遺体を入れる棺。かろうと。
から‐びつ【唐櫃】
《「からひつ」とも》脚が4本または6本の、かぶせぶたのついた方形で大形の箱。衣服や、図書・甲冑(かっちゅう)などを...
から‐びと【唐人/韓人】
《古くは「からひと」》中国、または朝鮮の人。「—も筏(いかだ)浮かべて遊ぶといふ今日そ我が背子花かづらせよ」〈万・...
から‐ひわ【唐鶸】
マヒワの別名。
から‐びさし【唐庇】
1 唐破風(からはふ)造りにした家の軒先。また、その下にある部屋。 2 唐破風造りの牛車(ぎっしゃ)の屋根。
からびさし‐の‐くるま【唐庇の車】
「唐車(からぐるま)」に同じ。
からびつ‐ぶぎょう【唐櫃奉行】
⇒御物奉行(おものぶぎょう)
カラビナ
登山用具の一。一部が開閉できる金属製の環で、ハーケンなどとザイルとを連絡するのに用いる。
から・びる【乾びる/涸びる/嗄びる/枯らびる】
[動バ上一][文]から・ぶ[バ上二] 1 (乾びる・涸びる)乾いて水分がなくなる。草木がしおれる。「黄ろく—・びた...
から‐びん【空便】
汽船・航空機などで、乗客や貨物を積まずに運行される便。
カラフェ
《「カラフ」「キャラフェ」とも》水差し。食卓で使う飲料用のびん。
から‐ふう【唐風】
中国のやり方。中国風。唐様。
から‐ふだ【空札】
1 トランプや花札などで、点数にならない札。 2 百人一首などの歌ガルタで、競技開始の合図、または用意をさせるため...
からふと【樺太】
サハリンの日本語名。
からふと‐いぬ【樺太犬】
樺太(サハリン)原産の犬。中形で力が強く、性質は温和で、寒さに強い。日本の南極観測隊にそり引き犬として同行。からふ...
からふと‐ししゃも【樺太柳葉魚】
キュウリウオ科の海水魚。全長約15〜24センチ。シシャモに似るが、うろこが小さい。北極海から北太平洋・北大西洋にか...
からふとじんじゃ‐あと【樺太神社跡】
ロシア連邦、サハリン州(樺太)の州都ユジノサハリンスク(旧豊原)にあった樺太神社の跡地。樺太唯一の官幣大社。旧参道...