きり‐あさ【桐麻】
イチビの別名。
きり‐あな【切(り)穴】
歌舞伎劇場で、舞台の床を切り抜いた方形の穴。幽霊・変化(へんげ)などの出入りや、井戸・池などに飛び込むときに用いる...
きり‐あぶら【桐油】
⇒とうゆ(桐油)1
きり‐あめ【霧雨】
「きりさめ」に同じ。
きり‐いし【切(り)石】
1 用途に応じて種々の形に切った石材。 2 割れて角だった石。 3 敷石。石畳。
きりいし‐づみ【切(り)石積み】
一定の形に切った石材を規則正しく積み重ねた建造物。また、その積み方。
きり‐い・る【切(り)入る/斬(り)入る】
[動ラ五(四)]刀をかざして敵の中に突入する。きりこむ。「唯一人にて敵陣に、—・りしが」〈竜渓・経国美談〉
キリウィナ‐しょとう【キリウィナ諸島】
《Kiriwina Island》パプアニューギニアにあるトロブリアンド諸島の正式名称。
きり‐うじ【切蛆】
キリウジガガンボの幼虫。稲・麦の幼根などを食害する。
きりうじ‐ががんぼ【切蛆大蚊】
ガガンボ科の昆虫。体長1.8センチくらいで、灰褐色。胸部の背面と翅(はね)とに褐色のすじがある。
きり‐うり【切(り)売り】
[名](スル) 1 ひと続き、ひとまとまりになっているものを、少しずつ切って売ること。「土地を—する」 2 知識・...
きり‐え【切(り)絵】
紙を切り抜いて形を作り、台紙に貼ったもの。着色することもある。切り紙絵。
キリエ
《主よ、の意》ミサ典礼の式文(しきぶん)の一。神にあわれみを求める祈り。あわれみの賛歌。→ミサ曲
きり‐えず【切(り)絵図】
1 全図の一部分を示した絵図面。 2 地域別または地目(田畑・山林など)別に区切って作った地図。
きり‐おこ・す【切(り)起(こ)す】
[動サ五(四)] 1 荒れ地を開墾する。「河原を—・して畑にする」 2 切って取り出す。また、切って運び出す。「雪...
きり‐おとし【切(り)落(と)し】
1 切り落とすこと。また、切り落としたもの。 2 肉や魚などを切り分ける際にできる、半端で形のそろわない部分。 3...
きりおとし‐ぐち【切(り)落(と)し口】
荷物の上げ下ろしができるように、倉庫などの2階の床に作った開口部。
きり‐おと・す【切(り)落(と)す】
[動サ五(四)] 1 物の一部を切って本体から離す。「パンの耳を—・す」 2 堤防の一部を壊して、水を流す。「堤防...
きり‐おろ・す【切(り)下ろす/斬(り)下ろす】
[動サ五(四)]上から下へ切る。「ふりかざした刀で、一気に—・す」
きり‐かえ【切(り)替え/切(り)換え】
1 切りかえること。「頭の—が速い」「ギアの—」 2 洋裁で、切り込みを入れて、別布や共布を接(は)ぎ合わせること...
きり‐かえし【切(り)返し】
1 切りかかってきた相手に逆に切りつけること。また、相手の攻撃にすばやく反撃すること。 2 批判に反論したり、自分...
きり‐かえ・す【切(り)返す】
[動サ五(四)] 1 切りかかってきた相手に逆に切りつける。「敵の刀を払ってすばやく—・す」 2 言論による批判や...
きりかえ‐せん【切(り)替え線】
洋裁で、切り替え2でできる縫い目の線。
きりかえ‐ばた【切(り)替え畑】
1 森林・原野を切り開いて畑作をし、地力が衰えると森林や原野に戻すことを繰り返す耕作法。また、その畑。 2 ⇒焼き...
きり‐か・える【切(り)替える/切(り)換える】
[動ア下一][文]きりか・ふ[ハ下二]今までのものをやめて別のものにする。「考え方を—・える」「テレビのチャンネル...
きり‐かか・る【切(り)掛(か)る/斬(り)掛(か)る】
[動ラ五(四)] 1 切ろうとして襲いかかる。「刀をかざして敵に—・る」 2 切り始める。また、切りそうになる。「...
きり‐かき【切(り)欠き】
1 水量測定に用いる堰板(せきいた)の上部から切り取った正方形または三角形の部分。そこからあふれ出る水量から全体の...
きり‐かけ【切(り)掛け/切(り)懸け】
1 途中まで切ること。また、途中まで切ったもの。 2 板を横に張った板塀や羽目板。また、板を横に張った目隠し用のつ...
きり‐か・ける【切(り)掛ける/斬(り)掛ける】
[動カ下一][文]きりか・く[カ下二] 1 切り始める。また、途中まで切る。「枝を—・けてやめる」 2 刃物で相手...
きり‐かね【切(り)金/截り金】
1 仏画や仏像の装飾に使う技法。細長く切った金や銀の箔を用いて、衣などに繊細華麗な文様を描き出す。平安時代から鎌倉...
きり‐かぶ【切(り)株】
木や草を切ったり刈ったりしたあとに残る根もとの部分。
きり‐かむろ【切り禿】
《「きりかぶろ」とも》子供の髪形で、肩のあたりで切りそろえ、結ばないでいるもの。また、その子供。
きり‐かみ【切(り)紙】
《「きりがみ」とも》 1 切った紙。 2 紙を切って、種々の物の形を作りだすこと。 3 奉書紙・鳥の子紙などを折り...
きり‐かみ【切(り)髪】
《「きりがみ」とも》 1 切り取った髪の毛。 2 近世から明治にかけて、多く未亡人が結った髪形。短く切った髪を髷(...
きりかみ‐ざいく【切(り)紙細工】
紙を切り抜いて、種々の形をつくる手芸。切り抜き細工。
きりかみ‐でんじゅ【切紙伝授】
1 古今伝授で、奥義とする秘説を切り紙に記して伝授する形式。東常縁(とうつねより)が宗祇(そうぎ)に行ったものを最...
きり‐かわ・る【切(り)替(わ)る】
[動ラ五(四)]それまでの物事に替わって別のものになる。「新貨幣に—・る」
きり‐がい【錐貝】
シチクガイ科の巻き貝。浅海にすむ。貝殻は細長く、殻高約10センチ。殻表は細かい顆粒(かりゅう)で覆われる。本州中部...
きり‐がくれ【霧隠れ】
霧にかくれること。
きり‐がたり【切(り)語り】
義太夫節一段のうち、最も重要な切りの部分を語る太夫。切り場語り。→口語り
きり‐がね【切(り)金】
江戸時代、債務を分割して弁済する手続き。また、その額。きりきん。
きり‐がみ【桐紙】
桐材を薄く紙のように削ったもの。紙箱の外面などに張る。
きり‐が‐みね【霧ヶ峰】
長野県中部、諏訪(すわ)湖の北東にある高原。車山(くるまやま)の標高1925メートルを最高にゆるやかな起伏の草原が...
きり‐が‐やつ【桐が谷】
桜の一品種。花は淡紅色で、多くは八重咲き。鎌倉の桐ヶ谷から出たといい、最高の品種とされる。きりがや。
きり‐きざ・む【切(り)刻む】
[動マ五(四)]細かく切る。「キャベツを—・む」「身を—・まれる思い」
きり‐ぎし【切(り)岸】
《「きりきし」とも》切り立った険しいがけ。絶壁。断崖(だんがい)。
きり‐きず【切(り)傷/切り疵】
刃物などで切ってできた傷。切創。
きり‐きょうげん【切狂言】
⇒大切(おおぎ)り2㋑
きり‐きり
[副] 1 物が強く擦れ合う音を表す語。「歯を—(と)いわせて悔しがる」 2 きつく巻きつけるさま。「後ろ手に—(...
きりきり‐しゃん
[副]身支度にすきがなく、かいがいしいさま。きりりしゃん。「—(と)台所に立つ」