きく‐ばん【菊判】
1 《初めて輸入されたとき、菊の花の商標がついていたところから》紙の原紙寸法の一。636ミリ×939ミリ。 2 書...
きく‐びしお【菊醤】
黄菊の花びらに熱湯をかけ、塩漬けにしてから麹(こうじ)や唐辛子を入れ、さらに押しを加えて作った食品。
きく‐びな【菊雛】
菊の節句に飾る雛人形。後(のち)の雛。《季 秋》
きく‐びより【菊日和】
秋、菊の花が咲くころの好天気。《季 秋》
きく‐まくら【菊枕】
干した菊の花びらを入れて作った枕。香りがよく、頭痛や目の病いなどに効能があるという。《季 秋》「夜々むすぶ夢の哀艶...
きく‐み【菊見】
菊の花を眺めて楽しむこと。観菊。《季 秋》
聞(き)く耳(みみ)持(も)たぬ
⇒聞く耳を持たない
聞(き)く耳(みみ)を持(も)た◦ない
相手の発言を聞く気がない。
きく‐むし【菊蒸(し)】
菊の葉の上に、味付けをした鯛(たい)などの淡泊な魚をのせて蒸した料理。
きく‐むすび【菊結び】
ひも・水引の装飾用の結び方の一。菊の花の形に結ぶもの。
きくむら‐いたる【菊村到】
[1925〜1999]小説家。神奈川の生まれ。本名、戸川雄次郎。読売新聞記者を経て文筆活動に入る。「硫黄(いおう)...
きくめ‐いし【菊目石】
花虫綱キクメイシ科の腔腸(こうちょう)動物。イシサンゴの一種で、サンゴ礁の重要な構成種。岩石に着生。直径約1センチ...
きくめい‐せき【菊銘石】
キクメイシの別名。
きく‐もん【鞠問/鞫問】
[名](スル)罪を問いただすこと。鞠訊(きくじん)。「楽人陳某は—を受けたが、情を知らざるものとして釈(ゆる)され...
き‐くらげ【木耳】
1 担子菌類キクラゲ科のキノコ。桑やニワトコの枯れ木に群生。形が人の耳に似て、茶色で寒天質。乾燥すると縮み、軟骨質...
キクラデス‐しょとう【キクラデス諸島】
《Kyklades》ギリシャ南部、エーゲ海にある諸島。アンドロス島・ミロス島・ナクソス島など約220の島からなる。...
き‐くん【貴君】
[代]二人称の人代名詞。男性が、手紙などで、対等または目下の男性に対し、軽い敬意を込めて用いる。「—のご活躍を祈ります」
き‐ぐ【木具】
1 檜(ひのき)の白木などで作った、漆を塗らない器物。 2 足付きの折敷(おしき)。木具膳(きぐぜん)。
き‐ぐ【危惧】
[名](スル)あやぶみ、おそれること。危懼(きく)。「—の念を抱く」「前途を—する」
き‐ぐ【器具】
簡単な器機や道具類。「実験—」「電気—」 →道具[用法]
き‐ぐ【機具】
機械と器具の総称。「農—」
き‐ぐう【奇偶】
1 奇数と偶数。 2 博打(ばくち)の、半(はん)と丁(ちょう)。また、博打。
き‐ぐう【奇遇】
思いがけなく出あうこと。意外なめぐりあい。「こんなところで会うなんて—だね」
き‐ぐう【寄寓】
[名](スル)一時的によその家に身をよせて世話になること。また、仮の住まい。寓居。「おじの家に—する」
き‐ぐう【羇寓/羈寓】
旅の宿。旅寓。「再び暇(いとま)を告げて—に帰れり」〈織田訳・花柳春話〉
きぐう‐けんさ【奇偶検査】
《parity check》⇒パリティーチェック
き‐ぐすり【生薬】
「しょうやく(生薬)」に同じ。
きぐすり‐や【生薬屋】
生薬を売る店。転じて、薬屋。
き‐ぐせ【着癖】
その人特有の衣服の着方。
きぐ‐ぜん【木具膳】
「木具(きぐ)2」に同じ。
き‐ぐつ【木沓/木履】
木をくりぬいて作ったくつ。浅沓(あさぐつ)、サボなど。
き‐ぐみ【木組(み)】
木造建築で、材木に切り込みを入れて組み合わせること。
き‐ぐみ【気組(み)】
物事に取り組む心構え。意気込み。気構え。「明日が日無一文になろうとも驚かないだけの—もあったが」〈里見弴・多情仏心〉
きぐ‐や【木具屋】
木具の製造を職業とする人。また、それを売る店。
き‐ぐらい【気位】
自分の品位を誇り、それを保とうとする心の持ち方。「—が高い人」
きちがいピエロ【気狂いピエロ】
《原題、(フランス)Pierrot le fou》フランス・イタリア合作映画。ゴダール監督によるヌーベルバーグの代...
き‐ぐるま【轜車】
⇒じしゃ(轜車)
き‐ぐるみ【着包み】
1 着たままそっくり。着ている物を含めて全部。「命が惜しくば、—脱いで置いて行け」 2 演劇・映画・イベントの時な...
き‐ぐろう【気苦労】
[名・形動]あれこれと気を使って、精神的に疲れること。また、そのさま。「—が絶えない」「大会開催中は—な毎日だ」
き‐けい【奇形/畸形/畸型】
1 珍しい形。奇妙な形。「遂には燕の尾にかたどった—迄出現したが」〈漱石・吾輩は猫である〉 2 生物体で、遺伝また...
き‐けい【奇計】
普通では考えつかないような巧みな計略。奇策。「—を用いて敵の不意をつく」
き‐けい【奇景】
珍しくすぐれた景色。
き‐けい【奇警】
[名・形動]発想・言動などが奇抜で並はずれていること。また、そのさま。「—な批評を浴びせかける」〈藤村・千曲川のス...
き‐けい【帰敬】
⇒ききょう(帰敬)
き‐けい【亀鏡】
手本となるもの。模範。ききょう。「—ニ備ユル」〈日葡〉
き‐けい【詭計】
人をだまし、おとしいれようとする計略。偽計。「—に陥る」「—を弄(ろう)する」
き‐けい【機警】
[名・形動]その場に応じて知恵が働くこと。また、そのさま。「何か—な返答をと思ったが」〈蘆花・思出の記〉
き‐けい【奇経】
東洋医学で、正経とされる十二経の間を縦横に交差して走る八つの経脈。→奇経八脈
き‐けい【貴兄】
[代]二人称の人代名詞。男性が、手紙などで、同輩または先輩に対して、軽い敬意や親しみの気持ちを込めて用いる。「—の...
きけい‐じ【奇形児】
奇形を有する小児。