くず‐ばかま【葛袴】
葛布(くずふ)で作った袴。狩袴をやや裾短に仕立て、括(くく)り緒(お)をつけたもの。
クズバス‐たんでん【クズバス炭田】
ロシア連邦、西シベリア南部にある国内有数の炭田。褐炭から無煙炭まで各種の石炭を産出する。クズネツク炭田。
くず‐ひき【葛引き】
1 葛粉を塗った紙。幅約1.5センチに切って日本髪の飾りなどにする。 2 煮物や焼き物の仕上がりに、つやを出したり...
くず‐ひろい【屑拾い】
紙や金属などのくずを拾って歩くこと。また、それで生活している人。
くず‐ふ【葛布】
縦糸に綿・麻・絹などを用い、横糸に葛の繊維を用いて織った布。丈夫で水に耐えるので、雨具・袴(はかま)に作り、また、...
くず‐まい【屑米】
虫食いの米や、精米するときに砕けた米。
くず‐まき【葛巻(き)】
1 葛のつるの巻きついたようす。また、そのような形。 2 葛練りをかけて巻いた菓子や料理。
くず‐まゆ【屑繭】
絹糸にならない不良の繭。紡績絹糸・真綿などの原料として用いる。《季 夏》
くず‐まんじゅう【葛饅頭】
葛練りであんを包んで蒸したまんじゅう。《季 夏》
くず‐みず【葛水】
葛湯を冷やした飲み物。《季 夏》「—にうつりてうれし老(おい)のかほ/蕪村」
く‐ずもう【句相撲】
二人が一定の題で一定の時間内に俳句を作り、優劣を競うこと。句合わせ。
くず‐もち【葛餅】
1 葛粉を水で練って煮たあと箱に流し込み、冷やして固めたもの。生麩(なまふ)粉・小麦粉を加えて蒸して作るものもある...
くず‐もの【屑物】
1 使い古して、いらなくなったもの。廃物。「—入れ」 2 いいものを選び出したあとに残ったもの。商品価値のないもの。
くず‐や【屑屋】
紙くず・ぼろ・古綿などの廃品を売買する商売。また、その人。
くず‐や【葛屋】
草葺(くさぶ)きの屋根。また、その家。草屋。茅(かや)屋。
くずやのかご【屑屋の籠】
西村天囚による自伝的風刺小説。明治20年(1887)前後編を刊行。
くず‐ゆ【葛湯】
葛粉に砂糖をまぜ、熱湯を注いでかきまぜた食べ物。《季 冬》「うすめても花の匂の—かな/水巴」
くず‐ようかん【葛羊羹】
葛粉にあんなどを加えて練り、蒸した羊羹。正月用の菓子として、切り山椒(ざんしょう)とともに食べた。
くずり【屈狸】
イタチ科の哺乳類。体長87センチくらいになり、イタチ類では大形。ずんぐりした体で全体に黒褐色。一見、小形のクマに似...
くずりゅう‐がわ【九頭竜川】
福井県北部を流れる川。源を岐阜県境の油坂峠付近に発し、坂井市で日本海に注ぐ。長さ116キロ。上流には九頭竜峡などが...
くずりゅう‐きょう【九頭竜峡】
福井県北東部、九頭竜川上流にある峡谷。仏原(ほとけはら)ダム付近をいい、荒島岳の北東麓にV字形の浸食谷を形成する。
クズル
ロシア連邦中部、トゥバ共和国の首都。西サヤン山脈の南麓、トゥバ盆地の東部を流れる大エニセイ川と小エニセイ川の合流点...
くず・る【崩る】
[動ラ下二]「くずれる」の文語形。
クズル‐アウル
トルコ西部の都市ベルガマ(古代都市ペルガモン)にある遺跡。元は紀元2世紀、古代ローマ帝国のハドリアヌスの時代にエジ...
クズル‐クレ
《トルコ語で「赤い塔」の意》トルコ南部の都市アランヤにある要塞跡。高さ35メートル、れんが造りの八角形の塔。13世...
くずれ【崩れ】
1 くずれること。また、くずれたもの。くずれた所。「髪の—を直す」「天候の—が心配だ」「塀の—」 2 会などが終わ...
くずれ‐あし【崩れ足】
1 陣立ての崩れようとするようす。 2 相場が下落する状態に向かったこと。
くずれ‐お・ちる【崩れ落ちる】
[動タ上一][文]くづれお・つ[タ上二]積み上げたものなどの一部分がこわれて落ちたり、全体がばらばらにこわれ落ちた...
くずれ‐かか・る【崩れ掛(か)る】
[動ラ五(四)] 1 崩れはじめる。今にも崩れようとする。「城壁が—・っている」 2 崩れて、他の物の上にのりかか...
くずれ‐ぎわ【崩れ際】
1 崩れる直前。崩れるまぎわ。崩れ口。 2 がけや塀などの崩れた端の部分。
くずれ‐やな【崩れ梁】
漁期が過ぎて不要になり、壊れたまま放置されている下(くだ)り梁。《季 秋》「かはうその月になく音や—/蕪村」
くず・れる【崩れる】
[動ラ下一][文]くづ・る[ラ下二] 1 まとまった形をし、安定していたものが、支える力を失ってこわれる。また、こ...