くつ【屈】
[常用漢字] [音]クツ(漢) [訓]かがむ かがまる かがめる 1 折り曲げる。折り曲がる。「屈曲・屈指・屈伸・...
くつ【掘】
[常用漢字] [音]クツ(漢) [訓]ほる 穴をほる。地中からほり出す。「掘削/採掘・試掘・盗掘・発掘・乱掘」
くつ【窟】
[常用漢字] [音]クツ(慣) [訓]いわや 1 ほらあな。いわや。「岩窟・石窟・仙窟・洞窟」 2 人の集まったす...
くつ【靴/履/沓/鞋/舃】
足を覆うように作った履物の総称。革・人造皮革・ゴム・ビニール・布などを材料とし、用途に応じて種々のものがある。古く...
く・つ【朽つ】
[動タ上二]「くちる」の文語形。
靴(くつ)新(あたら)しと雖(いえど)も首(くび)に加(くわ)えず
《「史記」儒林伝から》上下・貴賤の区別はきちんと守られなければならないというたとえ。
くつ‐あと【靴跡】
地面などに残された靴底のあと。
くつ‐いし【沓石】
礎石の上、柱や縁の束柱(つかばしら)の下に据える石。根石(ねいし)。礎盤(そばん)。
く‐つう【苦痛】
からだや心に感じる苦しみや痛み。「—に顔がゆがむ」「精神的—を与える」
クツェ‐どうぶつほごく【クツェ動物保護区】
《Khutse Game Reserve》ボツワナ中南部にある動物保護区。首都ハボローネの北西約200キロメートル...
くつ‐おと【靴音】
靴で歩く足音。
くつかけ【沓掛】
長野県東部、軽井沢町中軽井沢の旧称。もと中山道の宿駅。
くつかけ‐おんせん【沓掛温泉】
長野県中部、小県(ちいさがた)郡青木村にある温泉。泉質は単純温泉・硫黄泉。
くつかけときじろう【沓掛時次郎】
長谷川伸の戯曲。3幕。昭和3年(1928)、「騒人」誌に発表。同年12月、帝国劇場にて初演。歌舞伎や映画化作品もある。
くつかけときじろうゆうきょういっぴき【沓掛時次郎遊侠一匹】
加藤泰監督による映画の題名。昭和41年(1966)公開。股旅物。出演、中村錦之助、池内淳子ほか。
くつ‐かぶり【沓冠】
1 和歌の折句の一種。意味のある10文字の語句を各句の初めと終わりに1字ずつ詠み込んだもの。栄花物語に、「合(あ)...
くつ‐かむり【沓冠】
⇒くつかぶり(沓冠)
くつ‐がえ・す【覆す】
[動サ五(四)] 1 ひっくり返す。裏返す。「大波が船体を—・す」 2 倒して滅ぼす。転覆させる。「政権を—・す」...
くつ‐がえ・る【覆る】
[動ラ五(四)] 1 ひっくり返る。裏返る。転覆する。「—・った船体」 2 倒れ滅びる。「政権が—・る」 3 それ...
くつ‐がた【沓形/鴟尾】
⇒鴟尾(しび)
くつ‐がた【靴型】
靴の製造の際に用いる木型。
くつき【朽木】
滋賀県高島市西部の地名。安曇川(あどがわ)上流にあり、かつて朽木の杣(そま)とよばれた木材の産地。朽木渓谷がある。
くつき‐ぼん【朽木盆】
滋賀県朽木地方で江戸時代に生産された盆。主に朱漆や黒漆で菊の花などを線書きで表したもの。
くつき‐まさつな【朽木昌綱】
[1750〜1802]江戸中期の大名。丹波福知山藩主。蘭学・茶道を学び、古銭研究家として知られる。著「新撰銭譜」「...
くつ‐きり【沓切り】
「足半(あしなか)」に同じ。「猿の皮の足袋に、—はきなして」〈宇治拾遺・一一〉
くつ‐くつ
[副] 1 おかしくてたまらず、押しころすようにして笑う声を表す語。「—(と)笑う」 2 物の煮えたつ音を表す語。...
くつくつぼうし
ツクツクボウシの古名。その鳴き声による語。〈和名抄〉《季 秋》 [補説]「ほうし」は「法師」とも書く。
くつ‐クリーム【靴クリーム】
靴墨(くつずみ)。
くつ‐げん【屈原】
[前340ころ〜前278ころ]中国、戦国時代の楚(そ)の政治家・詩人。名は平。原は字(あざな)。楚の王族に生まれ、...
くつ‐こ【口籠】
《「くつご」とも》牛馬などの口にはめるかご。かみついたり農作物を食べたりしないようにするもの。鉄や縄で作る。くつのこ。
くつ‐しき【靴敷(き)】
靴の中底に敷くもの。
くつ‐した【靴下】
靴をはくときなどに、足に直接つける衣料。ストッキング・ソックスなど。くつたび。
くつした‐どめ【靴下留(め)】
はいた靴下が落ちないように留めるもの。
くつじつ‐せい【屈日性】
植物の葉や茎が、太陽の光の来る方向に屈曲する性質。向日性。
くつ‐じゅう【屈従】
[名](スル)相手の力を恐れ、仕方なくその言いなりになること。「時運未(いま)だ至らず空(むなし)く斯国に—せり」...
くつ‐じょく【屈辱】
屈服させられて恥ずかしい思いをさせられること。はずかしめられて、面目を失うこと。「—に耐える」「—感」
くつ‐ずみ【靴墨】
靴の革の保護やつや出しのために塗るクリーム。各種の色がある。靴クリーム。
くつ‐ずれ【靴擦れ】
[名](スル)靴が足に合わずに擦れて傷ができること。また、その傷。
くつ‐ぞこ【靴底】
1 靴の底。 2 シタビラメの別名。
くつ‐たび【靴足袋】
1 靴下。「青色の—に扣金附(しめがねつき)の半靴を穿(は)いた老人」〈二葉亭訳・片恋〉 2 くるぶしから下だけの...
くつ‐づけ【沓付け】
雑俳の一種。下の5文字を題として出し、それに上5字・中7字を付けて1句に仕立てるもの。→冠付(かむりづ)け
くつて‐どり【沓手鳥】
ホトトギスの別名。
くつ‐なおし【靴直し】
靴を修繕すること。また、その職人。
くつな‐しょとう【忽那諸島】
瀬戸内海の安芸灘(あきなだ)と伊予灘を分ける位置にある島群。愛媛県松山市に属する。平安〜戦国時代、忽那氏の根拠地。
くつ‐ぬぎ【沓脱ぎ/靴脱ぎ】
1 玄関や縁側の上がり口の、履物を脱ぐ所。 2 「沓脱ぎ石」の略。
くつぬぎ‐いし【沓脱ぎ石/靴脱ぎ石】
縁側や式台などの前に置き、履物を脱いでそこに置いたり、踏み台にしたりする石。くつぬぎ。
くつ‐ぬぐい【靴拭い】
靴底の汚れをぬぐうため、入り口に置くもの。棕櫚(しゅろ)の皮や針金などを編んで作る。
くつのおと【靴の音】
森茉莉による随筆集。昭和33年(1958)刊行。
くつ‐の‐こ【沓の子】
沓の底に打ち並べた釘(くぎ)。
沓(くつ)の子(こ)を打(う)・つ
たくさんの人や物がすきまなく立ち並ぶさまをいう。「我も我もと込み入りける程に、—・ったるが如くにて」〈太平記・二九〉