くるま‐ばった【車蝗虫】
バッタの一種。大形で緑色。草地に多く、トノサマバッタに似るが、後ろ翅(ばね)に黒色の弧状の紋があり、翅を広げて跳ぶ...
くるまば‐つくばねそう【車葉衝羽根草】
シュロソウ科の多年草。深山に生え、高さ約30センチ。葉は幅広い披針(ひしん)形で6〜7枚が輪生する。7、8月ごろに...
くるま‐ばな【車花】
シソ科の多年草。山野に生え、高さ20〜80センチ。茎は四角柱。葉は卵形で対生する。夏、淡紅色の唇形の花が数段に輪生...
くるま‐ひき【車引き】
車に人や荷物をのせて引くこと。また、それを職業とする人。車夫。くるまや。 [補説]曲名別項。→車引(くるまびき)
くるま‐ひきあみ【車引(き)網】
地引き網の一。船の中に設けた車を踏んで、その軸に網の引き綱を巻いて引き上げるもの。
くるまひきさつじんじけん【車引殺人事件】
戸板康二の短編推理小説。昭和33年(1958)、「宝石」誌に掲載された、著者の小説家としてのデビュー作。名探偵、中...
くるま‐び【車火】
点火すると車輪のように回る仕掛けになっている花火。
くるまびき【車引】
浄瑠璃「菅原伝授手習鑑」の三段目の口(くち)の通称。梅王丸・桜丸が時平(しへい)の車をとどめようと松王丸と争う場面。
くるま‐びん【車鬢】
《形が車の輻(や)に似ているところから》歌舞伎の鬘(かつら)の一。鬢の毛をいくつかに分けて束ね、油や漆で固めたもの...
くるま‐ぶ【車麩】
焼き麩の一。棒に巻いて焼いたもので、輪切りにした切り口が渦巻き模様となる。
くるま‐へん【車偏】
漢字の偏の一。「転」「輸」などの「車」の称。
くるま‐まわし【車回し】
門と玄関または車寄せとの間に設けられた円形または長円形の小庭園。車の出入りが容易にできるようにつくられたもの。
くるまもち‐べ【車持部】
古代、天皇の輿(こし)の製作・管理に従事した部。
くるま‐や【車屋】
1 車の製造を家業とすること。また、その人。 2 車引き。特に、人力車を引く人。車夫(しゃふ)。 3 車宿(くるま...
くるまやちょう‐どおり【車屋町通り】
京都市中京区を南北に走る道路の呼び名。北の丸太町通りから南の姉小路(あねやこうじ)通りに至る。全長約800メートル...
くるま‐やど【車宿】
車夫を雇っておき、人力車や荷車で運送することを業とする家。車屋。
くるま‐やどり【車宿り】
1 貴族の邸内や社寺の境内などに設置していた、牛車(ぎっしゃ)を収納する建物。 2 外出のとき、牛車を止めて休息す...
くるま‐ゆり【車百合】
ユリ科の多年草。本州中部以北の深山に自生。高さ30〜60センチ。葉は披針形で輪生する。春、長い花茎をのばし、黄赤色...
くるまゆり【車百合】
日本の俳誌。明治31年(1898)、青木月斗が主宰して創刊。明治35年(1902)廃刊。
くるま‐よい【車酔い】
[名](スル)走行する自動車の揺れのために気分が悪くなり、頭痛・吐き気などがすること。→乗り物酔い
くるま‐よせ【車寄せ】
車を寄せて乗降するために玄関前に設けた屋根付き部分。ポーチ。
くるま・る【包まる】
[動ラ五(四)]すっぽりとつつまれる。「布団に—・って寝る」
車(くるま)を懸(か)・く
《「孝経」の「七十にして車を懸く」から》年老いて官を辞する。
車(くるま)を摧(くだ)・く
《白居易「新楽府・太行路」から》人の心が変わりやすく頼ることができないことを、けわしい路で車が破損することにたとえた語。
車(くるま)を転(ころ)が・す
自動車を運転することをいう俗語。
車(くるま)を捨(す)・てる
車から降りて歩く。 [補説]道路事情の悪かったころ、車が通れない場所にさしかかった際に、車を降りることをいった語。