こう‐ぶ【工部】
1 中国で六部(りくぶ)の一。営繕・土木事業などをつかさどった官庁。隋・唐代に設置され、清末に廃止。 2 宮内省の唐名。
こう‐ぶ【公武】
公家(くげ)と武家。また、朝廷と幕府。
こう‐ぶ【後部】
うしろの部分。また、うしろの方。「—座席」⇔前部。
こうぶ【洪武】
中国、明の太祖(洪武帝)時代の年号。1368年〜1398年。 「洪武銭」の略。
こう‐ぶ【荒蕪】
[名](スル)土地が荒れて、雑草の茂るがままになっていること。「—地」「—せる丘陵の間」〈鴎外訳・即興詩人〉
こう‐ぶ【講武】
武道を習うこと。武芸を鍛えること。
こう‐ぶ【項部】
首の後ろの部分。うなじ。後頸部。
こうぶ‐がったい【公武合体】
江戸末期、朝廷と幕府とが一致して外敵の難を処理し、同時に幕府の体制の立て直しを図ろうとした構想。大老井伊直弼(いい...
こうぶ‐きょう【工部卿】
工部省の長官。
こうぶ‐きょく【工部局】
中国の上海・天津などの租界(外国人居留地)にあった自治行政機関。1854年に成立し、初め土木建設事業に当たったが、...
こう‐ぶくろ【香袋/香嚢】
⇒香嚢(こうのう)
こう‐ぶし【香付子】
ハマスゲの塊根。漢方で、月経不順・神経症などに薬用する。《季 夏》
こうぶ‐しょ【講武所】
安政元年(1854)江戸幕府が旗本や御家人に、剣術・槍術(そうじゅつ)・砲術などを講習させるために設けた武道場。初...
こうぶ‐しょう【工部省】
明治3年(1870)工業・土木・鉱山・造船・鉄道などの殖産興業を推進するために設置された中央官庁。同18年廃止。
こうぶしょうしたい‐はくり【後部硝子体剝離】
眼球の硝子体(しょうしたい)の後部が、その奥にある網膜からはがれた状態。飛蚊症の原因の一つ。加齢に伴って、ゼリー状...
こうぶ‐せん【洪武銭】
中国の洪武年間に作られた銅銭。日本へも室町末期に移入され、永楽銭などとともに広く通貨として使用された。洪武通宝。
こうぶ‐そしき【硬部組織】
⇒硬組織
こうぶ‐だいがっこう【工部大学校】
工部省直轄の工学教育機関。明治4年(1871)に設立された工学寮を、明治10年(1877)改称したもの。明治19年...
こう‐ぶつ【公物】
国・地方公共団体などが直接におおやけの用に供する有体物。道路・公園・河川・港湾のように直接公衆の利用する公共用物と...
こう‐ぶつ【功物】
中世、幕府の家人(けにん)が仕官するとき、官に応じて朝廷に納入した物品。
こう‐ぶつ【好物】
すきな飲食物。また一般に、すきな物や事柄。「酒が大の—だ」
こう‐ぶつ【貢物】
⇒こうもつ(貢物)
こう‐ぶつ【鉱物】
地殻中に存在する無生物で、均質な固体物質。一定の物理的・化学的性質をもち、大部分は結晶質の無機物。
こうぶつ‐がく【鉱物学】
鉱物の性質・形態・内部構造・成因などを研究する学問。
こうぶつ‐けんびきょう【鉱物顕微鏡】
偏光顕微鏡のこと。鉱物の観察に用いられるのでいう。
こうぶつしつ‐ひりょう【鉱物質肥料】
無機物を主成分とする肥料。チリ硝石・過燐酸(かりんさん)石灰など。鉱肥。
こうぶつせい‐しきそ【鉱物性色素】
鉱物を成分とする色素。鉛白・酸化亜鉛・群青(ぐんじょう)・鉛丹など。鉱物性顔料。無機顔料。
こうぶつせい‐ゆ【鉱物性油】
⇒鉱油
こうぶつ‐せんい【鉱物繊維】
天然の資源から得られる鉱物質の繊維。石綿・岩綿・グラスウールなど。
こうぶつ‐せんりょう【鉱物染料】
天然あるいは人工の無機化合物からなる染料。岩緑青(いわろくしょう)・鉛白・クロムイエローなど。
こうぶつ‐ゆ【鉱物油】
⇒鉱油
こうぶ‐てい【洪武帝】
⇒しゅげんしょう(朱元璋)
こうぶ‐てい【光武帝】
⇒りゅうしゅう(劉秀)
こうぶり【冠】
《「かがふり」の音変化》 1 束帯や衣冠の装束のとき、頭にかぶるもの。→冠(かんむり) 2 男子が成年に達して、初...
冠(こうぶり)を掛(か)・く
《「挂冠(けいかん)」を訓読みにした言葉》官職を辞する。「年ふかき身の—・けむ」〈源・若菜下〉
こうぶ・る【被る/蒙る】
[動ラ四]《「かがふる」の音変化》「こうむる」に同じ。
こう‐ぶん【公文】
政府や官庁などが職権として作成・発行する文書。公文書。
こう‐ぶん【行文】
文章のつづりぐあい。文章の書き進め方。「—に気をつかう」「—流麗」
こう‐ぶん【告文】
⇒こうもん(告文)
こう‐ぶん【後聞】
あとで聞くこと。あとで世間の人が聞き知ること。後日のうわさ。「—によれば」
こう‐ぶん【高文】
「高等文官試験」の略。
こう‐ぶん【高聞】
他人を敬って、その人が聞くことをいう語。「—に達する」
こう‐ぶん【構文】
文の構造。文章の組み立て。「複雑な—」
こうぶん‐いん【弘文院】
平安前期の和気(わけ)氏の教育施設。延暦年間(782〜806)に、大学に学ぶ一族の子弟を勉学・寄宿させるために設立。
こうぶん‐エラー【構文エラー】
⇒シンタックスエラー
こう‐ぶんかい【光分解】
光によって起こる分解反応。染料が色あせることや、写真材料の感光作用がその例。ひかりぶんかい。光化学分解。
こうぶんかいせい‐プラスチック【光分解性プラスチック】
紫外線などの光によって分解されるプラスチック。ポリエチレンなどの主鎖にカルボニル基のような特定の官能基を導入すると...
こうぶん‐かいせき【構文解析】
1 文章を単語に分解し、統語論的にその構造と機能を分析すること。 2 プログラムのソースコードの構造を文法にしたが...
こうぶん‐かん【弘文館】
江戸初期の林家の家塾。寛永7年(1630)林羅山が江戸上野忍岡に創立。元禄3年(1690)5代将軍綱吉が湯島に移し...
こう‐ぶんがく【硬文学】
表現・内容などの面で、硬い感じを読者に与える文学。哲学書・漢詩文・法語など。→軟文学