こくう‐かい【虚空界】
仏語。虚空のように、一切を包括し擁する、色もなく形もない本源的な真如の世界。
こくう‐ぞう【虚空蔵】
「虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)」の略。
こくうぞう‐ぼさつ【虚空蔵菩薩】
《(梵)Ākāśa-garbhaの訳》虚空が無限に一切のものを蔵するように、その智慧と功徳(くどく)が広大無辺であ...
こくうれいぼ【虚空鈴慕】
尺八曲の一。普化(ふけ)僧寄竹の作曲と伝える。普化尺八の古伝三曲の一つで、初世黒沢琴古が享保13年(1728)長崎...
虚空(こくう)を掴(つか)・む
何かをつかもうとしても何もなく、手を上にあげて指をかたくにぎりしめる。ひどく苦しみもがくようすをいう。「—・んで倒れる」
こく‐うん【国運】
その国の運命。また、その国の勢い。国歩(こくほ)。「—を賭(と)して戦う」「—の隆盛」
こく‐うん【黒雲】
「くろくも(黒雲)」に同じ。
こく‐え【黒衣】
「こくい(黒衣)」に同じ。
こく‐えい【国営】
国家が事業を経営すること。また、その事業。官営。「—公園」
こく‐えい【黒影】
黒いかげ。また、遠方や暗い中にあって黒く見えるもの。「怪しい人影の行手に当って又他の—が現れた」〈宮本・貧しき人々の群〉
こくえい‐おきなわきねんこうえん【国営沖縄記念公園】
沖縄県の沖縄本島にある国営公園。昭和51年(1976)開園。那覇市にある首里城公園と、国頭(くにがみ)郡本部町にあ...
こくえいきぎょう‐ろうどうかんけいほう【国営企業労働関係法】
国営企業の職員の労働条件に関する苦情または紛争の平和的解決を目ざし、団体交渉の慣行と手続きを確立することで、国営企...
こくえい‐こうえん【国営公園】
都市公園法に基づいて国が設置する、都市計画施設としての公園または緑地。一つの都府県の区域を超えるような広域の見地か...
こくえい‐のうじょう【国営農場】
国が経営する農場。一般には、ソ連時代のソフホーズをさすことが多い。
こくえい‐ほうそう【国営放送】
国家により運営される放送。米国のVOA、中国の中国中央テレビなど。→公共放送 →民間放送
こく‐えき【国益】
国家の利益。「—を守る」
こく‐えき【黒液】
製紙用パルプの製造時に発生する黒色の廃液。木材をアルカリ処理したあとに生じ、セルロースを多く含む。カーボンニュート...
こくえ‐ごめん【黒衣御免】
室町時代、幕府が、出家した武士に墨染めの衣の着用を許可したこと。
こくえ‐の‐さいしょう【黒衣の宰相】
「こくいのさいしょう(黒衣の宰相)」に同じ。
こく‐えん【国遠】
1 故郷を捨てて、遠く他国に逃げ出すこと。出奔(しゅっぽん)。「—して知れぬ人もあり」〈浮・永代蔵・三〉 2 刑罰...
こく‐えん【黒煙/黒烟】
黒い煙。くろけむり。
こく‐えん【黒鉛】
⇒石墨(せきぼく)
こくえんげんそくガスれいきゃく‐ろ【黒鉛減速ガス冷却炉】
減速材に黒鉛、冷却材に気体を使用する原子炉。商用発電炉としては、1950年代に英国で開発され、日本にも導入された黒...
こくえんげんそくたんさんガスれいきゃくがた‐げんしろ【黒鉛減速炭酸ガス冷却型原子炉】
⇒コールダーホール型原子炉
こくえんげんそくふっとうけいすいあつりょくかんがた‐げんしろ【黒鉛減速沸騰軽水圧力管型原子炉】
⇒アール‐ビー‐エム‐ケー(RBMK)
こくえんげんそくヘリウムれいきゃく‐ろ【黒鉛減速ヘリウム冷却炉】
⇒高温ガス炉
こくえん‐げんそくろ【黒鉛減速炉】
⇒黒鉛炉
こくえん‐ろ【黒鉛炉】
減速材に黒鉛を用いる原子炉の総称。プルトニウム生産用として開発され、後に発電用に転換。黒鉛減速炉。→軽水炉 →重水...
こく‐おう【国王】
一国の君主。王と称される、国家の元首。
こくおうかしゅう【国王歌集】
《原題Idylls of the King》テニソンによる長編叙事詩。1859年から1885年にかけて刊行。アーサ...
こく‐おん【国音】
1 その国やその地方における固有の発音。くになまり。 2 漢字の音(おん)に対しての、日本での読み方。和訓。
こく‐おん【国恩】
国から受ける恩。「—を報ずべき時節であると言って」〈藤村・夜明け前〉
こく‐か【穀果】
⇒穎果(えいか)
こく‐かん【国患】
⇒こっかん(国患)
こく‐かん【酷寒】
⇒こっかん(酷寒)
こく‐が【国画】
日本画。
こく‐が【国衙】
1 律令制で、国司が政務を執った役所。国府。 2 「国衙領」の略。
こく‐が【穀蛾】
ヒロズコガ科の昆虫。小形のガで、全体に淡褐色。前翅(ぜんし)には黒褐色の紋が散在する。幼虫は黄褐色で、貯蔵穀物を食...
こく‐がい【国外】
一国の領土の外。「—追放」⇔国内。
こくがいいそうゆうかい‐ざい【国外移送誘拐罪】
⇒所在国外移送目的略取及び誘拐罪
こくがいいそうりゃくしゅ‐ざい【国外移送略取罪】
⇒所在国外移送目的略取及び誘拐罪
こくがい‐うんてんめんきょしょう【国外運転免許証】
⇒国際運転免許証
こくがい‐がいらいしゅ【国外外来種】
⇒国外外来生物
こくがい‐がいらいせいぶつ【国外外来生物】
国外から人為的に持ち込まれた生物。国内外来生物に対していう。国外外来種。
こくがいざいさん‐ちょうしょせいど【国外財産調書制度】
その年の12月31日時点で5000万円を超える国外財産を保有する者に対し、翌年の3月15日までに、保有する国外財産...
こくがい‐たいきょ【国外退去】
国内に在留する外国人を、強制的に出国させること。
こくがいてんしゅつじ‐かぜいせいど【国外転出時課税制度】
国外転出をする者が1億円以上の対象資産を所有している場合や、当該所有者が国外に居住する親族などへ贈与などを行い、対...
こくがい‐とりひき【国外取引】
国内の個人や法人と外国の個人や法人との間で行われる取引。税法上は、国外に所在する資産の譲渡・貸し付けや国外で提供さ...
こくがいはん‐しょばつ【国外犯処罰】
⇒代理処罰
こくが‐かい【国画会】
美術団体。昭和3年(1928)国画創作協会解散に際して、第二部(洋画・工芸・彫刻)の梅原竜三郎・富本憲吉らによって...