しゃかい‐こうぞう【社会構造】
ある社会における人々の相互関係・相互作用の形態・態様・枠組。社会における制度や組織の総称。
しゃかい‐し【社会史】
歴史研究の一分野。従来の歴史学に対して、人間をとりまく生態系や環境を含むすべての日常生活を把握するために、自然科学...
しゃかい‐し【社会死】
医師の診断を仰ぐまでもなく、体の状態からだれが見ても判断できる死。法的な死は医師の死亡宣告によって確定するが、ミイ...
しゃかい‐しほん【社会資本】
道路・港湾・上下水道・公園・公営住宅・病院・学校など、産業や生活の基盤となる公共施設のこと。社会的間接資本。社会共...
しゃかいしほん‐ストック【社会資本ストック】
国・自治体などの公的機関によって整備された道路・港湾・水道・公園などの社会資本の量。→資本ストック
しゃかいしほん‐せいび【社会資本整備】
国や地方公共団体が公共事業によって、道路・港湾・上下水道・公営住宅・病院・学校など産業や生活の基盤となる社会資本を...
しゃかいしほんせいびじぎょう‐とくべつかいけい【社会資本整備事業特別会計】
治水や道路整備などの公共事業を管理するために、平成20年度(2008)から平成25年度(2013)まで設置された特...
しゃかい‐しゅうろうセンター【社会就労センター】
授産施設の新しい名称。平成7年(1995)に全国社会就労センター協議会が採用。略称はSELP(セルプ)(「自助自立...
しゃかい‐しゅぎ【社会主義】
《socialism》 1 生産手段の社会的共有・管理によって平等な社会を実現しようとする思想・運動。空想的社会主...
しゃかいしゅぎ‐インターナショナル【社会主義インターナショナル】
1951年に結成された社会民主主義諸政党の国際組織。第二次大戦時に消滅した第二インターナショナルの流れをくむ。本部...
しゃかいしゅぎ‐かくめい【社会主義革命】
社会主義の樹立を目ざす革命。→プロレタリア革命
しゃかいしゅぎかんけん【社会主義管見】
山路愛山による評論集。明治39年(1906)刊行。国家社会主義について論じる。
しゃかいしゅぎ‐けんきゅうかい【社会主義研究会】
明治31年(1898)安部磯雄・片山潜・幸徳秋水らを中心とし、社会主義理論の研究を目的として結成された団体。同33...
しゃかいしゅぎししゅう【社会主義詩集】
児玉花外の詩集。30編の新体詩を収録。明治36年(1903)に発行を予定していたが、日本の近代詩集として初の発禁処...
しゃかいしゅぎ‐しゃ【社会主義者】
社会主義の立場をとる人。ソーシャリスト。
しゃかいしゅぎしゃちんあつ‐ほう【社会主義者鎮圧法】
1878年、ドイツの宰相ビスマルクが社会主義団体を弾圧する目的で制定した法律。かえって社会主義者たちの団結を強める...
しゃかいしゅぎしんずい【社会主義神髄】
評論。幸徳秋水著。明治36年(1903)刊。科学的社会主義の理論と運動を紹介したもので、明治期社会主義の理論的礎石...
しゃかいしゅぎ‐とういつとう【社会主義統一党】
《(ドイツ)Sozialistische Einheitspartei Deutschlands》旧東ドイツでの支...
しゃかいしゅぎ‐リアリズム【社会主義リアリズム】
現実を革命的発展の観点からとらえ、それを歴史的、具体的に描写しようとするリアリズム。1934年、第1回ソビエト作家...
しゃかい‐しょうせつ【社会小説】
社会的・政治的問題を取り上げ、その矛盾や暗黒面を描いた小説。日本では、明治30年代前半に発表された内田魯庵(うちだ...
しゃかい‐しんか【社会進化】
社会が一定方向に向かって変動・発展していくこと。スペンサーの用語。
しゃかいしんぽう【社会新報】
社会民主党の中央機関紙。昭和30年(1955)日本社会党の機関紙として創刊。
しゃかい‐しんりがく【社会心理学】
人間の社会的意識や行動を、社会的環境や条件との関連で分析し理論化しようとする社会科学の一分野。
しゃかい‐じぎょう【社会事業】
社会からの援助を必要とする人に対し、公私の団体が行う生活改善や保護・教化の組織的な事業。消極的な貧困者救済にとどま...
しゃかい‐じっけん【社会実験】
実社会において新たな施策や技術などを導入する前に、地域や期間を限定して試行し、その効果や問題点を明らかにすること。
しゃかい‐じっそう【社会実装】
研究開発によって得られた知識・技術・製品・サービスを、実社会で活用すること。
しゃかい‐じん【社会人】
1 実社会で働いている人。学生・生徒などに対していう。「—になる」「—一年生」 2 社会の構成員としての個人。 [...
しゃかいじん‐きそりょく【社会人基礎力】
企業や組織の中で、多様な人々とともに仕事を行っていく上で必要となる基礎的な能力。経済産業省が提唱する産学連携による...
しゃかい‐じんるいがく【社会人類学】
人類学の一分野。人類の文化的・社会的起源およびその発展を実証的に研究する学問。しばしば異なる社会との比較研究の形を...
しゃかい‐せい【社会性】
1 集団を作って生活しようとする、人間の根本的性質。 2 他人との関係など、社会生活を重視する性格。また、社会生活...
しゃかい‐せいかつ【社会生活】
社会の一員としての生活。
しゃかいせいかつ‐きほんちょうさ【社会生活基本調査】
社会生活基本統計を作成するために、総務省が5年ごとに行う基幹統計調査。全国から無作為に抽出した10歳以上の約20万...
しゃかいせいかつ‐きほんとうけい【社会生活基本統計】
生活時間の配分や余暇時間の活動状況など、国民の社会生活に関する実態の把握を目的とする、国の基幹統計。総務省が社会生...
しゃかい‐せいぎ【社会正義】
人間が社会生活を営む上で、正しいとされる道理。
しゃかいせい‐こんちゅう【社会性昆虫】
同種の個体が集団をなし、分業や個体間の協力の著しい昆虫。ハチ・アリ・シロアリなど。
しゃかい‐せいさく【社会政策】
資本主義社会における労働問題に対して国家が行う諸政策。労使紛争の調停、社会保険、失業対策など。広くは、社会に発生し...
しゃかい‐せいど【社会制度】
社会組織のうちで、特に法や慣習によって確立したもの。
しゃかい‐せいぶつがく【社会生物学】
動物社会学の新しい流れで、現代的な自然選択理論に基づき、動物の社会的な行動や現象を遺伝的な適応の面から研究する学問...
しゃかい‐そしき【社会組織】
社会において、人々が何らかの目的をもってつくる一定の結びつきやきまり。また、そのように組織化された集団。
しゃかい‐ぞうげん【社会増減】
人口動態に関する統計で、転入・転出による人口の増減。→自然増減
しゃかいたいしゅう‐とう【社会大衆党】
1 昭和7年(1932)安部磯雄を党首に、社会民衆党・全国労農大衆党との合同により成立した政党。反資本・反共・反フ...
しゃかい‐たいせい【社会体制】
ある社会を全体的に表した体制。民主主義体制・ファシズム体制・資本主義体制・社会主義体制・戦時体制など。
しゃかい‐ちつじょ【社会秩序】
社会生活が混乱なく営まれている状態。また、そのために必要な社会の制度や仕組み。
しゃかい‐ちょうさ【社会調査】
国勢調査・世論調査・市場調査など、社会または社会集団の状況を科学的に調べ、収集した資料を分析して社会の問題、動向を...
しゃかいちょうさ‐し【社会調査士】
世論調査などの社会調査に関する知識を有していることを示す資格。一般社団法人社会調査協会が認定する。資格を得るには、...
しゃかい‐つうしんきょういく【社会通信教育】
⇒通信教育
しゃかい‐つうねん【社会通念】
社会一般に通用している常識または見解。法の解釈や裁判調停などにおいて、一つの判断基準として用いられる。
しゃかい‐てき【社会的】
[形動]社会に関係するさま。社会性があるさま。「—な活動」「—責任」
しゃかいてき‐インパクト【社会的インパクト】
⇒ソーシャルインパクト
しゃかいてきインパクト‐とうし【社会的インパクト投資】
⇒インパクト投資