しゅく【夙】
[音]シュク(呉)(漢) [訓]つとに 1 昔から。早い時期から。つとに。「夙志・夙成」 2 朝早く。「夙夜」 [...
しゅく【叔】
[常用漢字] [音]シュク(呉)(漢) 1 父・母の年下のきょうだい。「叔父・叔母」 2 兄弟の序列で三番目。「伯...
しゅく【祝】
[音]シュク(呉)(漢) シュウ(シウ)(漢) [訓]いわう はふり ほぐ [学習漢字]4年 〈シュク〉 1 いわ...
しゅく【宿】
[音]シュク(漢) スク(呉) [訓]やど やどる やどす [学習漢字]3年 〈シュク〉 1 一時的に寝泊まりする...
しゅく【淑】
[常用漢字] [音]シュク(呉)(漢) [訓]しとやか 1 しとやか。よい。「淑女/貞淑」 2 よいと思い、慕う。...
しゅく【粛〔肅〕】
[常用漢字] [音]シュク(呉)(漢) [訓]つつしむ 1 心・規律などを引き締める。つつしむ。「粛啓・粛正・粛清...
しゅく【縮】
[音]シュク(呉)(漢) [訓]ちぢむ ちぢまる ちぢめる ちぢれる ちぢらす [学習漢字]6年 1 ちぢむ。ちぢ...
しゅく【夙】
江戸時代、畿内に多く居住し、賤民視された人々。天皇の御陵番である守戸(しゅこ)のなまりともいうが未詳。夙の者。
しゅく【柷】
中国古代の打楽器。上方が下方より開いた、中空の方形の木箱で、上板の中央部に円孔があり、そこに挿入した木の棒で底や側...
しゅく【祝】
祝うこと。多く、名詞に冠して、その事柄を祝う意を表す。「—開店」「—御入学」
しゅく【宿】
[名] 1 泊まること。また、その場所。やどや。旅館。 2 宿場。宿駅。「間(あい)の—」 3 星座。星宿。 [接...
しゅく【粥】
1 かゆ。 2 禅寺で、朝食のこと。
しゅ‐く【衆苦】
多くの苦しみ。多くの人の苦しみ。しゅうく。「富貴、栄禄は—の本なり」〈今昔・二・三二〉
しゅく【粛】
[ト・タル][文][形動タリ](多く「粛として」の形で用いる) 1 静まり返っているさま。「場内—として声なし」 ...
しゅく‐あ【宿痾】
長い間治らない病気。持病。痼疾(こしつ)。宿疾。宿病。「—に悩む」
しゅく‐あく【宿悪】
1 過去に犯した悪事。また、以前から重ねてきた悪事。旧悪。 2 仏語。前世で犯した悪事。⇔宿善。
しゅく‐い【祝意】
喜び祝う気持ち。祝いの心。賀意。「—を表する」
しゅく‐い【宿衣】
⇒しゅくえ(宿衣)
しゅく‐い【宿意】
1 前々から持ちつづけてきた考え。年来の希望や志。「—がかなう」 2 かねてから抱いている恨み。宿怨(しゅくえん)...
しゅく‐いり【宿入り】
宿所・宿場に入ること。「その時は小室節の最中、—にうたひて」〈浮・一代男・五〉
しゅく‐いん【宿因】
仏語。現世に影響を及ぼす前世の行為。前世の因縁。宿縁。すくいん。
しゅく‐いん【宿院】
寺の宿泊所。僧坊。また、宿坊。すくいん。「住み馴れた—の生活に対する未練と」〈谷崎・二人の稚児〉
しゅく‐いんめい【祝允明】
[1460〜1526]中国、明代の文人・書家。長州(江蘇省)の人。字(あざな)は希哲。号、枝山。詩にすぐれ、また能...
しゅく‐う【宿雨】
1 連日降りつづく雨。ながあめ。霖雨(りんう)。 2 前夜からの雨。
しゅく‐うん【宿運】
前世から定まっている運命。宿命。
しゅく‐え【宿衣】
内裏(だいり)に宿直するときの略服。直衣(のうし)・衣冠・狩衣(かりぎぬ)・水干の類。宿直装束(とのいそうぞく)。...
しゅく‐えい【宿営】
[名](スル) 1 軍隊が営所に宿泊すること。また、その営所。陣営。 2 出動した部隊が兵営外で宿泊すること。
しゅく‐えい【宿衛】
[名](スル)宿直して護衛すること。また、その人。「百日交代にて鎌倉に—するの例も」〈福沢・文明論之概略〉
しゅく‐えき【宿駅】
街道の要所で、旅人の宿泊や、荷物運搬の人馬を中継ぎする設備のあった所。鎌倉時代以降発達した。宿場。しゅく。
しゅく‐えん【祝宴】
祝いの宴会。賀宴。「—を張る」
しゅく‐えん【祝筵】
祝宴の座席。また、祝宴。「—に親戚故旧が寄り集まった」〈鴎外・安井夫人〉
しゅく‐えん【宿怨】
かねてからの恨み。年来の恨み。旧怨。宿恨。宿意。「—を晴らす」
しゅく‐えん【宿縁】
仏語。前世からの因縁。宿世(すくせ)の縁。宿因。すくえん。
しゅく‐おくり【宿送り】
宿駅から宿駅へと順に送ること。宿継(しゅくつ)ぎ。
シュクオル
スイス東部、グラウビュンデン州、ウンターエンガディン地方の村。イン川に沿ったエンガディン谷に位置する。スグラフィッ...
しゅく‐か【祝歌】
祝いの歌。「—を奏する」
しゅく‐かご【宿駕籠】
江戸時代、旅人を乗せて、宿場の間を行き来した粗末な駕籠。雲助(くもすけ)駕籠。
しゅく‐かん【宿官】
⇒しゅっかん(宿官)
しゅく‐が【祝賀】
[名](スル)めでたいこととして喜び祝うこと。「優勝を—する」「—会」
しゅく‐がく【宿学】
多年にわたって業績のある学者。前々から名声が高く、尊敬されている学者。
しゅく‐がく【粛学】
[名](スル)学内の人事や機構を粛正すること。特に、日中戦争下、進歩的な学者などを大学から追放したときに用いられた語。
しゅく‐がん【宿願】
1 前々から抱いていた願い。かねてからの願望。宿望。「—を果たす」 2 仏語。前世に起こした誓願。
しゅく‐き【淑気】
新春のめでたくなごやかな雰囲気。《季 新年》「いんぎんにことづてたのむ—かな/蛇笏」
しゅく‐ぐん【粛軍】
軍の規律を粛正すること。特に二・二六事件後の旧日本陸軍内で、大規模な人事異動により統制派が皇道派を一掃したことをさす。
しゅく‐けい【粛啓】
《つつしんで申し上げる、の意》手紙の書きだしに用いる語。謹啓。粛呈。
しゅく‐げん【縮減】
[名](スル)ちぢめたり、へらしたりすること。特に、計画・予算などの規模を小さくすること。「開発計画を—する」
しゅく‐げんぱつ【縮原発】
⇒減原発
しゅく‐こう【夙興】
⇒しゅっこう(夙興)
しゅく‐こん【宿恨】
⇒しゅっこん(宿恨)
しゅくこん【祝婚】
上田三四二の短編小説。昭和62年(1987)発表。翌年、第15回川端康成文学賞受賞。